Windows 10 & Office 2016 Windows 10

[Windows + Shift + S]で画面領域切り取り(PrintScreenに割り当ても可)

投稿日:2018年12月13日 更新日:

Windows 10では、Creators Updateで、新しいショートカットキーが追加されました。

Windows 10のバージョン 1703 以降(Creators Update以降)であれば、[Windows]+[Shift]+[S]を押すと、画面を部分的に選択してクリップボットに保存して、貼り付けることができます。

[PrintScreen]キーを使う方法も従来通り使用できますが、[Windows]+[Shift]+[S]を使うと範囲選択ができるのでトリミングせずに、SNS(ツイッターなど)にも[Ctrl]+[V]で、そのまま貼り付けができます。

また、Bingの画像検索に貼り付けると、すぐに検索が開始されます。

画面領域切り取り操作([Windows]+[Shift]+[S])を[PrintScreen]キーに割り当てることもできます。

キーボード[Windows]+[Shift]+[S]

[Windows]+[Shift]+[S]を押す

スクリーンショットしたいもの(写真など)を表示しておきます。

ここでは例として、写真を表示しています。

写真を起動

キーボードから、[Windows]+[Shift]+[S]を押します。

キーボード[Windows]+[Shift]+[S]

画面がもやがかかったようになります。

[Windows]+[Shift]+[S]を押したあと

参考画面上部中央にコントロールバーが表示されます。Windows 10 バージョン1909では、[ウィンドウの領域切り取り]ボタンが追加されています。

  • 四角形の領域切り取り
  • フリーフォーム領域切り取り
  • ウィンドウの領域切り取り
  • 全画面表示の領域切り取り
  • 閉じる

Windowsバージョン1909のコントロールバー

ショートカットキーで3つのキーを押す場合などは、固定キー機能を使用すると便利です。

ショートカットキーを1つずつ押して操作を実行(固定キー機能を使用)

ショートカットキーとは、キーボードから複数のキーを同時に押して操作を実行できる機能のことです。 入力中にマウスに持ち替える必要がなく、効率よ ...

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アクションセンターの[画面領域切り取り]から

タスクバーの右端にある[クイックアクション]ボタンをクリックして、アクションセンターを表示します。

アクションセンターの[画面領域切り取り]をクリックしても、同じです。

以下の画像は、バージョン1909です。

アクションセンターの[画面領域切り取り]

参考アクションセンターに[画面領域切り取り]がない場合があります。アクションセンターに表示する方法は以下の記事で解説しています。

[クイックアクション]のボタンから

[PrintScreen]に割り当て(PrtScnボタンを使用して画面領域切り取りを開く)

画面領域切り取り操作を[PrintScreen]キーに割り当てることもできます。

これについては、以下の記事で解説しています。Windows 11での設定方法も解説しています。

[切り取り&スケッチ]でスクリーンショット(Snipping Tool)が進化

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【Windows 10の場合】設定→[簡単操作]([Windows]+[U])→[キーボード]→[プリントスクリーンのショートカット]にある[PrtScnボタンを使用して画面領域切り取りを開く]をオンにします。

Windows 10[簡単操作]→[キーボード]→[PrtScnボタンを使用して画面領域を開く]

【Windows 11の設定】設定→[アクセシビリティ]([Windows]+[U])→[キーボード]→[プリントスクリーンボタンを使用して画面切取りを開く]をオンにします。

Windows 11の[アクセシビリティ]→[キーボード]→[プリントスクリーンボタンを使用して画面切取りを開く]

マウスでドラッグして貼り付け

キャプチャしたい範囲をマウスでドラッグします。

ドラッグした範囲がクリップボードにコピーされます。

何も変化がないように思われますが、大丈夫です。

マウスでドラッグ

[Ctrl]+[V]で貼り付け

貼り付け機能を持ったアプリケーションであれば、なんでもいいので起動します。

ペイントやWord、Excel、PowerPointなどです。

ここではWordを起動します。

キーボードから[Ctrl]+[V](貼り付けのショートカットキー)を押します。

キーボード[Ctrl]+[V]

または、[ホーム]タブの[貼り付け]をクリックします。

ドラッグで範囲選択した箇所が貼り付けられます。

Wordの[貼り付け]

切り取った画像の保存

[Windows]+[Shift]+[S]で操作した画像を保存するには、[切り取り&スケッチ]アプリを起動して、[Ctrl]+[S]で保存することができます。既定では[.png]で保存されます。

クリップボードに保存された画像は、画面右下の通知ウィンドウに表示されます。その画像をクリックすると、[切り取り&スケッチ]アプリを起動できます。

[切り取り&スケッチ]の主な機能

Windows 11では、[Snipping Tool]が起動します。

画面右下の通知

または、一度、アプリケーションに貼り付けしてから保存します。

ペイントなどに貼り付けて保存してください。

Wordなどに貼り付けた場合は、右クリックしてショートカットメニューから[図として保存]をクリックして保存することができます。

Excelには、ショートカットメニューに[図として保存]はありません。PowerPointにはあります。以下の記事にまとめています。

追記:Microsoft 365のExcelとExcel2021には、右クリックのショートカットメニューに[図として保存」があります。

貼り付けされた画像を保存する方法(Webページ保存・ZIPに変換)

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Word[図として保存]

参考Web上の画像を保存する場合は、画像上で右クリックして、ショートカットメニューの中から[名前を付けて画像を保存]をクリックします。

解除する場合

キーボードから[Windows]+[Shift]+[S]を押して、もやがかかったような状態の時に、解除したい場合は、キーボードから[Esc]キーを押します。

これですぐに解除できます。

キーボード[Esc]キー

画面の上部にコントロールバーの[閉じる]ボタンをクリックしても解除できます。

画面上部のコントロールバー[閉じる]ボタン

[Snipping Tool]と[切り取り&スケッチ]について

[切り取り&スケッチ]の操作は、Windows Vistaから搭載されている[Snipping Tool]によく似ています。

Snipping Toolについては、以下の記事で解説しています。

Snipping Toolで画面をキャプチャ

Windows 10も[Windows アクセサリ]の中にあります。

Windowsアクセサリ

Snipping Toolは、アプリケーションを起動しなくてはいけませんが、ドラッグで切り取った画像をそのまま保存することができます。

ショートカットキー[Windows]+[Shift]+[S]で操作したものを保存するには、一度、アプリケーションに貼り付けしてから保存することになります。

しかし、[Windows]+[Shift]+[S]は、バージョン1809では[切り取り&スケッチ]のショートカットキーとなっています。

追加[切り取り&スケッチ]は、Snipping Toolの後継アプリとなる予定でしたが、一転して存続されました。以下は、Windows 11のスタートメニューです。[切り取り&スケッチ]はなく、[Snipping Tool]があります。

Windows 11では、Windows 10の[切り取り&スケッチ]と従来の[Snipping Tool]が統合されています。

Windows 11のスタートメニュー

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Officeクリップボードには保存されない

ショートカットキー[Windows]+[Shift]+[S]で操作したものは、Officeクリップボードには保存されません。

Snipping Toolで操作したものは、Officeクリップボードにも保存されます。検証環境は、Windows 10 バージョン22H2 Office2019(永続ライセンス)です。Windows 11のSnipping Toolで操作したものは、Officeクリップボードには保存されません。

Officeクリップボードの保存内容を確認には、Officeアプリケーションを起動して表示しておきます。

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[Snipping Tool]がアクセサリの中にないとき

Windows 10でアクセサリの中に[Snipping Tool]が見つからないということがあります。

その場合は、Cortana(検索ボックス)に[SnippingTool]と入力して検索してください。

参考この時、[Snipping Tool]のように半角スペースを空けると、ヒットしないことがありますので気を付けてください。

Cortana(検索ボックス)に[SnippingTool]と入力

Snipping Toolを起動できたら、タスクバーのアイコンで右クリックして、ショートカットメニューから[タスクバーにピン留めする]をクリックしておくといいと思います。

Snipping Toolを閉じても、次回からはタスクバーから起動できるようになります。

タスクバーのアイコンで右クリック

参考Windows 10タスクバーにピン留めしたアプリは、[Windows]キーと[数字]キーで起動することができます。

数字は、左から順に[1、2、3、4、5、6、7、8、9、0]で割り当てられます。

以下は、バージョン1903のタスクバーです。例えば、Edgeは、[Windows]+[1]で起動できます。[Cortana]と[タスクビュー]は除いて、その右隣のアイコンから数えます。

タスクバーにピン留めしたアイコン

キーボード[Windows]キーと[数字]キー

Windows 11でも同じ操作ができますが、Windows 11では[スタート]と[検索]、[タスクビュー]は除いて、その右隣のアイコンから数えます。

Windows11のタスクバーのアイコン

[PrintScreen]キーを使ったキャプチャ方法

[PrintScreen]キーを使っても画面キャプチャができます。その使い方については、以下の記事で解説しています。

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ディスプレイの画面をそのまま画像として貼り付ける方法を解説します。 プリントスクリーンという機能を使って、画面をキャプチャーしたものを貼り付 ...

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[PrintScreen]キーと組み合わせた以下のショートカットキーも便利です。

[Alt]+[PrintScreen]

[Alt]+[PrtScn]でアクティブウィンドウのキャプチャになります。以前からある機能です。

キーボード[Alt]+[PrtScn]

[Windows]+[PrintScreen]

[Windows]+[PrtScn]を押すと、[ピクチャ]フォルダーに[スクリーンショット]フォルダーが自動で作成され、画面キャプチャーが保存されます。拡張子は[.png]です。

貼り付けの操作などは不要です。Windows 8以降の機能です。

キーボード[Windows]+[PrtScn]

[ピクチャ]フォルダー内の[スクリーンショット]フォルダー

参考Office2010以降であれば、[スクリーンショット]というコマンドボタンもあります。

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