PowerPoint2013以降のバージョンには、画面操作を録画する機能があります。
録画した動画はトリミングなどの編集を行うこともできますし、動画のみを保存することもできます。
画面録画の方法
[挿入]タブの右端にある[画面録画]をクリックします。
[画面録画]ボタンのポップヒントには以下のように記されています。
画面録画の挿入
録画をスライドに挿入する前に、コンピューター画面と関連オーディオを録画します。
画面録画の操作バー
画面の上部に下のような操作バーが現れます。
[オーディオ]と[ポインターの録画]は既定で有効になっています。不要であれば、クリックしてオフにします。
各ボタンをポイントするとポップヒントにショートカットキーも表示されます。
- 録画(Windowsロゴキー + Shift + R)
- 停止(Windowsロゴキー + Shift + Q)
- カスタム領域の選択(Windowsロゴキー + Shift + A)
- 通信デバイスの録音(Windowsロゴキー + Shift + U)
- ポインターのキャプチャ(Windowsロゴキー + Shift + O)
ここでは、既定のまま[領域の選択]ボタンをクリックします。
録画したい領域をマウスでドラッグします。
太い赤い点線で囲まれます。
[録画]ボタンをクリックします。
下のようなウィンドウが現れます。
[3.2.1]と表示され、3秒後に録画が開始されます。
録画の中止は、[Windows]+[Shift]+[Q]です。
録画を中止すると、下のようにスライドに録画した動画が埋め込まれます。
マウスポインタも録画されています。
動画の編集
埋め込まれた動画を選択すると、[ビデオツール]タブが表示され[書式]と[再生]タブがあり、このタブを表示して諸々の編集ができるので便利です。
表示画像の挿入
[書式]タブには[表示画像]ボタンをクリックして、表紙となる画像を追加することもできます。
ビデオのトリミング
[再生]タブの[ビデオのトリミング]ボタンをクリックすると、[ビデオのトリミング]ダイアログボックスが表示されますので、動画の不要な部分を切り取ることができます。
また、[フェードイン]、[フェードアウト]の時間の設定や、[停止するまで繰り返す]のチェックボックスをオンにして、繰り返しの再生もできます。
目的にあった編集を行ってくださいね。
メディアの保存
このスライドに埋め込まれた動画は、保存もできます。
動画上で右クリックして、ショートカットメニューの中から[メディアに名前を付けて保存]をクリックします。
拡張子[.mp4]で保存されます。
メディアとして保存しておくと何かと便利です。
また、間違って削除した場合のことも考えて保存されることをお勧めします。
参考MP4ファイルを他のファイル形式に変換したい場合は、以下のCloudConvertが便利です。
PowerPoint2016/2019の[記録]タブ
PowerPoint2016以降には、[記録]タブがあり、画面録画はここからも起動できます。
- 【スライドショーの記録】
現在のスライドから記録
録音の開始位置を選んだり、記録したタイミングやナレーションをクリアしたりするには、ここをクリックします。
[現在のスライドから記録]と[先頭から記録]のコマンドがあります。
ナレーション、インク、レーザーポインターのジェスチャ、スライドとアニメーションの再生タイミングを録画します。 - 【スクリーンショット】
スクリーンショットをとる
デスクトップに開いているウィンドウのスナップショットをドキュメントに追加します。
[記録]タブの[スクリーンショット]は、[挿入]タブにもあります。
-
【スクリーンショット】ボタンでアプリケーションの画面を簡単挿入
[挿入]タブに[スクリーンショット]という機能があります。Office2010からの新機能です。 スクリーンショットのボタンは、WordとE ...
- 【画面録画】
自動再生に設定された画面録画を挿入する
スライドに録画を挿入する前に、画面での操作と関連するオーディオを録画します。スライドショーが表示されると、録画は自動的に再生されます。 - 【ビデオ】
自動再生に設定されたビデオを挿入する
お使いのコンピューターやネットワークからビデオを追加します。スライドショーが表示されると、ビデオは自動的に再生されます。 - 【オーディオ】
自動再生に設定されたオーディオを挿入する
お使いのコンピューターやさまざまなオンラインソースからオーディオを挿入します。マイクでオーディオを録音することもできます。スライドショーが表示されると、オーディオは自動的に再生されます。 - 【ショートとして保存】
ショーとして保存
共有する録画のスライドショーファイル(.ppsx)を作成します。他のユーザーがファイルを開くと、編集モードではなくスライドショーが開始されます。 - 【ビデオにエクスポート】
ビデオにエクスポート
録音した内容のビデオを作成します。ビデオには、クイズ、投票、シミュレーションなどのインタラクティブな要素は含まれません。
[記録]タブの表示/非表示
[記録]タブの表示/非表示は、[PowerPointのオプション]の「リボンのユーザー設定]から行うことができます。
参考Windows 10では、ゲームバーを起動して動画をキャプチャーすることができます。
-
[Windows]+[G]で動画をキャプチャ(ゲームバーは超便利)
Windows10には、標準で動画をキャプチャーできる機能が搭載されています。 [ゲームバー]と呼ばれるものでゲームを録画するための機能のよ ...
マウスポインターを含めて画面をキャプチャーしたい場合は、[拡大鏡]を使用する方法が便利です。拡大鏡で表示されている領域はマウスポインターを含んでキャプチャーされます。
-
マウスポインターを含めてキャプチャーしたい時の3つの方法
Windowsで画面をキャプチャ(スクリーンショット)する場合、キーボードから[PrintScreen]キーを使う方法が一般的だと思いますが ...
MacのQuickTimeにも画面操作を録画する機能があります。
-
QuickTimeで画面操作を録画
QuickTime Playerでは、画面操作を録画できる機能があります。シンプルで使いやすいと思います。 QuickTimeの画面収録の操 ...
また、macOS Mojaveでは、[command]+[shift]+[5]で画面の静止画を取り込んだり、動画で撮影するために必要なスクリーンショット用のコントロールを表示できます。
-
スクリーンショット📷を撮る方法(ショートカットキーとツール)
Macでスクリーンショットを撮る方法を紹介します。 macOS Mojave以降では、スクリーンショットのショートカットキーに加えて、[sh ...