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PowerPointでリーダーを設定したように見せる3つの方法

投稿日:2018年3月15日 更新日:

PowerPointでは、箇条書きにタブの設定はできても、リーダーの設定をすることはできません。

でも、少し工夫するとリーダーのように見せることはできます。

ここでは3つの方法を紹介します。

一番のおすすめは、下線スタイルを使う方法ですが、他の方法も参考にして目的に合った方法で設定してみてください。

下線スタイルでリーダーのように設定した箇条書き

参考PowerPointでのインデントやタブの設定については、以下の記事で解説しています。

PowerPointでのルーラーを使ったインデントの設定

PowerPointでもWordのようにルーラーを表示してインデントの設定を行なうことができます。 インデントの上げ下げは、[ホーム]タブの ...

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タブを使って文字の開始位置や終了位置を揃える

PowerPointでもタブを使って、文字列と文字列の間隔を空けて、複数段落の文字の開始位置や終了位置を揃えることができます。 空白スペース ...

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PowerPointのリーダーがないことについては、以下の記事に記しています。

PowerPointとExcelではリーダーの設定はできない

PowerPointでは、以前のバージョンからリーダーの設定はできませんでした。 PowerPointでリーダーの設定はできない(Power ...

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タブに[下線のスタイル]でリーダーのように見せる

以下のように文字列との間隔をつなぐだけで良ければ、PowerPointの[下線]で代用することもできます。

この下線を少し工夫すると、リーダーのように見せることができます。

スライドにルーラーを表示して、プレースホルダーの段落に左揃えタブを設定しています。

この方法については、以下の記事で解説しています。

タブを使って文字の開始位置や終了位置を揃える

PowerPointでもタブを使って、文字列と文字列の間隔を空けて、複数段落の文字の開始位置や終了位置を揃えることができます。 空白スペース ...

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プレースホルダの段落にタブを設定

そして、文字列と文字列の空白を[Ctrl]キーを使って選択していきます。

タブを設定した空白の箇所をCtrlキーで選択

フォントダイアログボックスで設定

[ホーム]タブにある[フォント]グループの[ダイアログボックス起動ツール]ボタンをクリックします。

[フォント]グループの[ダイアログボックス起動ツール]ボタンをクリック

または、ショートカットキー[Ctrl]+[T]を使用します。

キーボード[Ctrl]+[T]

[フォント]ダイアログボックスが表示されます。

[フォント]タブの[下線のスタイル]の▼ボタンをクリックして、プルダウンメニューから[点線]や[破線]を選択します。

ここでは[破線]を選択します。

[フォント]ダイアログボックスの[下線のスタイル]

そして、[文字飾り]の[上付き]を選択し[相対位置]を[50%]にて[OK]ボタンをクリックします。

[フォント]ダイアログボックスで[上付き]と[相対位置]を設定

選択を解除すると、以下のようになります。

下線スタイルでリーダーのように設定した箇条書き

参考PowerPointの上付き、下付きの相対位置については、以下の記事でも解説しています。

[フォント]ダイアログボックスで[相対位置]の調整ができるのはPowerPointのみです。

スライドのテキストを下付き、上付きにするにはショートカットキーが便利

PowerPointのスライドでテキストを下付き、上付きにする方法です。 PowerPoint2007以降は、[上付き]と[下付き]ボタンを ...

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タブに[取り消し線]を設定してリーダーのように見せる

また、直線で良ければ、[取り消し線]を設定する方法もあります。

プレースホルダーの段落に左揃えタブを設定してあります。

文字列と文字列の空白を[Ctrl]キーを使って選択していきます。

PowerPoint2003には、[取り消し線]のコマンドはありません。

[ホーム]タブの[フォント]グループにある[取り消し線]をクリックします。

取り消し線

選択を解除すると、以下のようになります。

リーダーの代わりに取り消し線で設定

下線]の場合も[取り消し線]の場合も、タブを設定しているので、ルーラーのタブマーカーをドラッグで移動させると、Wordのリーダーのようにタブマーカーに合わせて伸縮します。

参考タブマーカーを移動させるときは、必ず設定する段落を選択してから行ってください。

タブマーカーをドラッグすると、取り消し線も伸縮する

オブジェクトの挿入でWordのリーダーを設定

[オブジェクトの挿入]でスライドにWordを埋め込んでタブとリーダーの設定を行うことで、スライドにもリーダーを表示することができます。

オブジェクトの挿入で設定したタブとリーダー

[挿入]タブの[テキスト]グループにある[オブジェクト]をクリックします。

オブジェクト

埋め込みオブジェクトとは、このドキュメントに挿入したドキュメントやその他のファイルです。

別々にファイルを用意するより、1つのドキュメントにすべてのファイルを埋め込むほうが使いやすくなります。

[挿入]タブの[オブジェクト]ボタン

オブジェクトのコマンドは、ウィンドウが狭い場合は、以下のような形になっています。

ウィンドウが狭いときの[オブジェクト]ボタン

[オブジェクトの挿入]ダイアログボックス

[オブジェクトの挿入]ダイアログボックスが表示されます。

この[オブジェクトの挿入]ダイアログボックスで[新規挿入]を選択して、[Microsoft Word Document]を選択します。

[OK]ボタンクリックします。

[オブジェクトの挿入]ダイアログボックス

Wordで操作

下のような画面になります。

外側のウィンドウはPowerPointですが、中はWordの画面になっています。

リボンもWordですから、Wordでの操作ができます。

Wordの操作に慣れた方なら、こちらのほうが操作しやすいかもしれません。

Wordの画面が表示される

枠線の中にカーソルを置いて、テキストを入力して(文字列をコピーして貼り付けてもいいです)、すべての段落を選択して、ルーラー上でクリックして[左揃え]タブの設定をします。

リーダーの設定もしています。

ここでは、フォントサイズも[16]ポイントに変更しています。

Wordのタブとリーダーの設定については、以下の記事で解説しています。

文字の位置を揃えるには左揃えタブと右揃えタブを設定(リーダー表示も)

Wordではタブを設定すると、文字列の開始位置を変更して間隔を空けることができます。 また、複数段落の文字の先頭位置や後ろを綺麗に揃えること ...

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Wordでタブとリーダーの設定

PowerPointに戻るには

Wordでの編集が終わったら、枠の外でクリックします。

枠の外をクリックして、PowerPointに戻る

以下のようにWordの編集画面は消えて、PowerPointのみの画面になります。

スライドに合うようにサイズ変更ボタンで大きさを調整します。

Wordで設定した箇条書きのサイズを変更

下のようになります。

スライドの箇条書き

再編集したい場合

再度、Wordの画面を表示して編集したい場合は、枠の中でダブルクリックします。

再編集するときは、枠の中でダブルクリック

関連[オブジェクトの挿入]に関する記事です。

オブジェクトとして貼り付け

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