スライドショー実行時に[すべてのスライド]ダイアログ ボックスを表示して、目的のスライドへ移動することができます。
[すべてのスライド]ダイアログ ボックスには、スライドのタイトルが表示されます。
アウトライン表示に切り替えてタイトルの確認
PowerPointの表示方法には、[標準]、[アウトライン表示]、[スライド一覧]、[ノート]、[閲覧表示]があります。
[表示]タブに切り替えて、[プレゼンテーションの表示]グループを見ると分かります。
既定は[標準]になっています。
PowerPoint2010までは、起動時の画面に[スライド]と[アウトライン]があったのですが、PowerPoint2013以降は、その表示がなくなりました。
PowerPoint2013以降は、表示を切り替えるためには[表示]タブに切り替える必要があります。
[表示]タブから[アウトライン表示]をクリックして切り替えます。
アウトライン表示
アウトライン表示でスライドを編集して移動ができます。
Wordからアウトライン表示にアウトラインを貼り付けるだけで、プレゼンテーション全体を簡単に作成できます。
表示の切り替えは、ステータスバーから行うこともできます。
-
表示モードの切り替えはステータスバーから
PowerPointのプレゼンテーションの表示は、[標準]、[アウトライン表示]、[スライド一覧]、[ノート]、[閲覧表示]という5個の表示 ...
注意[アウトライン表示]に切り替えて、下のようにタイトルが表示されていれば、スライドショー実行時に[すべてのスライド]ダイアログボックスを表示して、スライドのタイトル一覧を表示させることができます。
が、ここにタイトルがなければ[すべてのスライド]ダイアログボックスを表示してもタイトルは表示されません。
代わりにスライド番号が表示されます。
テキストボックスとプレースホルダーの違い
PowerPointでは、プレースホルダーというのがあります。
この[プレースホルダー]の[タイトルを入力]という箇所にスライドのタイトルを入力している場合はいいのですが、[プレースホルダー]を削除して[テキストボックス]などでタイトルを入力している場合は、アウトラインに表示されません。
[テキストボックス]と[プレースホルダー]の違いは、以下のようなこともあります。
[プレースホルダー]では、[テキストをプレースホルダーに自動的に収める]などの機能(自動調整オプション)がありますが、[テキストボックス]にはありません。
[プレースホルダー]では、入力する文字数が多くなると、自動的にフォントサイズを小さくしてプレースホルダー内に収まるようにしてくれますが、[テキストボックス]では、文字数が多くなってスライドからはみ出してしまう場合は、自分でフォントサイズを調整しなければなりません。
自動調整オプション(PowerPoint2007)の記事でも解説しています。
[プレースホルダー]を使用しないで作成している場合、後の編集が非効率的になったり、また、PowerPointの標準機能を使うことができないこともあります。
[プレースホルダー]と[テキストボックス]の違いはしっかり把握されることをお勧めします。
スライドマスター(箇条書きの設定が一括でできます)
目次スライドの作り方(簡単に作成できます)
-
目次スライド(アジェンダ)はタイトルをコピーして簡単作成
PowerPoint2007から、目次スライドの自動作成機能はなくなってしまいましたが、プレースホルダーでタイトルを入力していると、目次スラ ...
スライドのタイトルをプレースホルダーで作成すると、以下のことができます。
- タイトルの書式などをスライドマスターから一括変更することができる
- アウトライン表示での編集ができる
- タイトルのアニメーションをスライドマスターから一括設定ができる
- スライドショーの実行時に[Ctrl]+[S]で一覧を表示してスライドへ移動することができる
- 目次スライドを簡単に作成できる
[すべてのスライド]ダイアログ ボックスを表示する
プレースホルダーを使ってタイトルを入力したプレゼンテーションであれば、実行は簡単です。
[スライドショー]タブの[スライドショーの開始]グループにあるボタンから実行します。
または、ショートカットキーで実行します。
[F5]キーで最初のスライドから実行です。
[Shift]+[F5]キーで現在のスライドから実行です。
スライドショー実行時に[Ctrl]と[S]を同時に押します。
[すべてのスライド]ダイアログボックスが表示され、すべてのスライドのタイトル一覧が表示されます。
クリックして目的のスライドへ簡単に移動することができます。
Microsoftのページでは、「[すべてのスライド] ダイアログ ボックスを表示する。」のショートカットキーとして紹介されています。
ショートカット キーを使用してプレゼンテーションを行う - PowerPoint
もちろん、スライドへの移動は、キー操作で行うことができます。
上下方向キーで目的のスライドへ移動して、[Enter]キーで実行します。
[すべてのスライド] ダイアログ ボックスの非表示は、[Esc]キーです。
スライドショーの実行時はできるだけ、ショートカットキーでカッコ良くプレゼンしたいですね。
参考下の画像で、[2.スライド2]と表示されているところがありますが、これはプレースホルダーによるタイトルが設定がされていないスライドです。
プレースホルダーでタイトルが設定されていない場合は、スライド番号が表示されてしまいます。