PowerPoint2010では、挿入したビデオに表紙画像を付けることができます。
表紙を付けるには、あらかじめ作成したファイルを表紙にする方法と、動画の再生中に一時停止して、その画像を表示画像に設定する方法があります。
配布資料として配布するときも動画に表紙があったほうがより分かりやすいですね。
また、PowerPoint2010以降は、トリミングやフェードイン、フェードアウトなどの動画の編集機能が非常に充実しています。
ビデオの挿入
ビデオを挿入するには、[挿入]タブの[ビデオ]から挿入する方法と、スライドのコンテンツから挿入する方法があります。
PowerPointでサポートされているビデオファイルの種類については、以下のMicrosoftの記事を参照してください。
PowerPoint でサポートされているオーディオ ファイル形式およびビデオ ファイル形式 - Office サポート(Microsoft)
[挿入]タブの[ビデオ]から
[挿入]タブの[メディア]グループにある[ビデオ]の文字の箇所をクリックします。
メニューが表示されますので、[ファイルからビデオ]をクリックします。
参考PowerPoint2013では、以下のように[オンラインビデオ]と[このコンピューター上のビデオ]になっています。
PowerPoint2016とPowerPoint2019では、[このデバイス]と[オンラインビデオ]です。以下の画像は、PowerPoint2019です。
コンテンツのプレースホルダーから挿入
スライドのレイアウトで、コンテンツありのものを選択すると、コンテンツのプレースホルダーにある[Mediaクリップの挿入]をクリックして挿入することができます。
参考PowerPoint2013以降は、[ビデオの挿入]となっています。
作成したファイルを表紙にする
スライドに挿入したビデオを選択して、[書式]タブの[調整]グループにある[表紙画像]をクリックして、[ファイルから画像を挿入]をクリックします。
保存先から目的の表紙を選択します。
表紙はあらかじめ作成しておいてください。
以下のように表紙を付けることができます。
再生バーに[表紙画像が設定されました]と表示されます。
動画中の画像を表紙にする
また、再生中の動画を一時停止して表紙にすることもできます。
[再生/一時停止]ボタンをクリックして再生します。
[コマ送りボタン]をクリックしてもいいです。コマ送りボタンは、0.25秒ずつ戻ったり進んだりします。
表紙したい画面のところで[再生/一時停止]ボタンをクリックして停止します。
その画像のところで[書式]タブの[調整]グループにある[表紙画像]をクリックして、[現在の画像]をクリックします。
表紙が作成されます。
再生バーに[表紙画像が設定されました]と表示されます。
表紙画像のリセット
作成した表示をリセット(解除)したい場合は、[書式]タブの[調整]グループにある[表紙画像]をクリックして[リセット]をクリックします。
リセットせずに表紙画像の設定をすると、表紙画像は上書きされます。
関連ビデオのトリミングの方法については、以下の記事で解説しています。
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