Office 2019 PowerPoint 2019

スライドショー実行時にペンや蛍光ペンを利用して強調表示する

投稿日:2022年4月19日 更新日:

スライドショー実行中にスライド上の文字列などをペンで囲んだり、蛍光ペンで色を付けて強調表示することができます。

これを[インク注釈]と呼びます。このインク注釈はスライド終了時に破棄するか、保持するかを選択できます。

保持した後、まとめて削除することもできます。

インク注釈

スライドショーの実行

以下のいずれかの操作でスライドショーを実行します。

●キーボードから[F5]キーを押します。先頭のスライドからスライドショーが実行されます。

キーボード[F5]キー

[Shift]+[F5]を使用すると、現在のスライドからの開始になります。

キーボード[Shift]+[F5]

●[スライドショー]タブの[スライドショーの開始]グループにある[最初から]または[現在のスライドから]のボタンをクリックします。

[スライドショー]タブの[最初から]と[現在のスライドから]

●ステータスバーにある[スライドショー]ボタンをクリックします。現在のスライドからスライドショーが開始されます。

ステータスバーの[スライドショー]ボタン

ペン・蛍光ペンの表示

スクリーン上にペン、または蛍光ペンを表示するには、3つの方法があります。

ショートカットメニューから

右クリックして、ショートカットメニューから[ポインターオプション]-[ペン]または[蛍光ペン]をクリックします。

ショートカットメニューの[ポインターオプション]-[ペン]と[蛍光ペン]

既定では、ペンは赤、蛍光ペンは黄色です。

既定の[ペン]と[蛍光ペン]で描画

ショートカットメニューが表示されない場合

ショートカットメニューが表示されない場合は、スライドショーの設定で[自動プレゼンテーション]が選択されていないかを確認してください。

[スライドショー]タブの[設定]グループにある[スライドショーの設定]をクリックします。

[スライドショー]タブの[スライドショーの設定]

[スライドショーの設定]ダイアログボックスの[発表者として使用する(フルスクリーン表示)]を選択します。

[スライドショーの設定]ダイアログボックスの[発表者として使用する(フルスクリーン表示)]

[スライドショーの設定]ダイアログボックスは、ステータスバーの[スライドショー]ボタン、または[閲覧表示]ボタンを[Shift]キーと同時にクリックして表示することもできます。

ステータスバーの[閲覧表示]と[スライドショー]のボタン

表示モードの切り替えはステータスバーから

プレゼンテーションの表示は、[標準]、[アウトライン表示]、[スライド一覧]、[ノート]、[閲覧表示]という5個の表示方法があります。 編集 ...

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[スライドショーの設定]には問題なくショートカットメニューが表示されない場合は、[PowerPointのオプション]の設定を確認してください。

スライドショーのオプション設定とアイコンからすぐに開始する方法

[PowerPointのオプション]ダイアログボックスには、スライドショーに関する設定が4つあります。 チェックボックスをオン/オフにするだ ...

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ショートカットキーでペンを表示

キーボードから[Ctrl]と[P]を押すと、ペンが表示されます。

キーボード[Ctrl]+[P]

ショートカットツールバーから表示

スクリーンの左下にマウスを移動させると、うっすらと[ショートカットツールバー]が現れます。

[ペン]のマークのボタンをクリックすると、以下のメニューが表示されます。

ショートカットツールバーの[ペン]

参考[ショートカットツールバー]が表示されない場合は、オプションの設定を確認してください。

スライドショーのオプション設定とアイコンからすぐに開始する方法

[PowerPointのオプション]ダイアログボックスには、スライドショーに関する設定が4つあります。 チェックボックスをオン/オフにするだ ...

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発表者ツールから表示

発表者ツールを利用している場合は、発表者ツールの[ペン]のボタン([ペンとレーザーポインターツール])から表示できます。

発表者ツール

クリックすると、スクリーンで右クリックしたときの[ポインターオプション]と同じメニューが表示されます。

発表者ツールでは、スクリーン上で右クリックした時のショートカットメニュー、または、ショートカットツールバーで表示されるコマンドを表示できます。

発表者ツールの[ペンとレーザーポインターツール]

[発表者ツール]については、以下の記事で解説しています。

発表者ツール(1台のモニターでもOK)とレーザーポインターの表示

PowePointの[発表者ツール]とは、発表者用のモニターにスライドの内容やノートペイン、タイマー、次のスライド、スライドの切り替えなどを ...

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ペン・蛍光ペンの解除

ペン・蛍光ペンを解除して、マウスポインターの矢印に切り替えるには、キーボードから[Esc]キーを押します。

[Esc]キーを押しても、切り替わらないように見えるかもしれませんが、マウスを少し動かすと切り替わっているのが確認できます。

キーボード[Esc]キー

注意[矢印のオプション]で[表示]または[常に表示しない]の設定にしていても[Esc]キーを押すと、[自動]に変わります。既定は[自動]です。

ショートカットメニューの[ポインターオプション]-[矢印のオプション]

自動 マウスカーソルは非表示になっていますが、マウスを動かすと表示されます。しばらくマウスを動かさないと自動的に非表示になります。
表示 画面上に常にマウスカーソルを表示します。
常に表示しない マウスカーソルを非表示にします。

ペンの色の変更

既定のペンの色は[赤]、蛍光ペンの色は[黄色]になっています。

スライドショーの設定でスライドショーの実行前に変更しておくこともできますし、スライドショー実行中に変更することもできます。

スライドショーの設定から変更

[スライドショー]タブの[設定]グループの[スライドショーの設定]をクリックします。

[スライドショー]タブの[設定]グループの[スライドショーの設定]

[スライドショーの設定]ダイアログボックスの[ペンの色]で選択します。

[スライドショーの設定]ダイアログボックスの[ペンの色]

参考[レーザーポインターの色]も変更できます。

ペンや蛍光ペンはスライドショー実行中でも変更できますが、レーザーポインターの色は、[スライドショーの設定]からしか変更できません。

ポインターオプションの[レーザーポインター]

ショートカットメニューから変更

スクリーン上で右クリックしてショートカットメニューから[ポインターオプション]-[インクの色]を表示して選択します。

[蛍光ペン]を選択している場合は、蛍光ペンの色が変わります。

ショートカットメニューの[ポインターオプション]-[インクの色]

ショートカットツールバーから変更

ショートカットツールバー]ツールバーの[ペン]のマークをクリックしてカラーを選択します。

[蛍光ペン]を選択している場合は、蛍光ペンの色が変わります。

スクリーンの左下にマウスを移動させると、うっすらと[ショートカットツールバー]が現れます。

ショートカットツールバーの[ペン]

インク注釈を非表示にするには

インク注釈は、表示/非表示を切り替えられます。

スクリーンで右クリックして、ショートカットメニューから[スクリーン]-[スクリーンの表示/非表示]をクリックします。

再度、表示するには、同じ操作をします。

非表示にしていても、スライドショーを終了するときには、[インク注釈を保持しますか?]のメッセージウィンドウは表示されます。

また、これは過去にスライドショーで保持したインク注釈も非表示になります。

ショートカットメニューの[スクリーン]-[スクリーンの表示/非表示]

参考ショートカットツールバーからも設定できます。ショートカットツールバーでは、[インクの変更履歴を非表示にする]となっています。非表示にしている場合は、[インクの変更履歴を表示する]になります。

ショートカットツールバーの[インクの変更履歴を非表示にする]

ペンや蛍光ペンで書き込んだ内容を部分的に削除

スライドショー実行中のスライドで削除することもできますし、インク注釈を保持したあとに削除することもできます。

また、インク注釈は、ドキュメント検査でチェックして、一括削除することもできます。

部分的に削除するには、スクリーン上で右クリックして[消しゴム]を表示して消去したい箇所をクリックします。

[消しゴム]を表示するには、ショートカットメニューの[ポインターオプション]から[消しゴム]をクリックします。

[ポインターオプション]の[消しゴム]

以下のような[消しゴム]が現れますので、ペンや蛍光ペンの消去したい箇所をクリックします。

ポインターオプションの消しゴム

スライド上のインクをすべて消去

スライド上のインクをすべて消去することもできます。

キーボードから[E]を押すと、すべて消去できます。

キーボード[E]キー

または、ショートカットメニューの[ポインターオプション]から[スライド上のインクをすべて消去]をクリックします。

[ポインターオプション]の[スライド上のインクをすべて消去]

参考[消しゴム]と[スライド上のインクをすべて消去]コマンドは、[ショートカットツールバー]の[ペン]から選択することもできます。

[ショートカットツールバー]の[消しゴム]と[スライド上のインクをすべて消去]

インク注釈の保持と削除

スライドショー実行時にペンや蛍光ペンで書き込んだ内容は、保持することができます。

保持しても、標準表示モードのスライドで削除することもできます。

スライドショーを終了すると、以下のメッセージウィンドウが表示されます。

インク注釈を保持しますか?

保持するには、[保持]をクリックします。

[インク注釈を保持しますか?]のメッセージウィンドウ

[破棄]をクリックすると、プレゼン中に書き込んだ[インク注釈]はすべて削除されます。

[保持]、または[破棄]をクリックすると、[標準]表示モードに戻ります。

このメッセージウィンドウは設定で非表示にすることができます。

参考スライドショー実行中に[黒スクリーン]や[白スクリーン]にして、ペンや蛍光ペンで書き込みができますが、この場合の書き込みは保持されません。

スクリーン全体を黒くしたり、白くする方法については、以下の記事内で解説しています。

スライドショー実行中に[すべてのスライドを表示]して切り替え

PowerPoint2013から、発表者ツールという機能が追加されたせいか、スライドショー実行時のショートカットメニューもPowerPoin ...

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[標準]表示モードで[インク注釈]を削除

インク注釈を保持すると、[標準]表示モードでも確認できます。

インク注釈を削除するには、選択して[Delete]キーを押します。

選択すると分かるのですが、[図形の書式]タブが現れ、図形になっています。

標準表示でインク注釈を選択

参考PowerPoint2019、Microsoft 365のPowerPointでは、[ホーム]タブの[蛍光ペン]が使用できるようになっていますが、選択して図形になっているのが[インク注釈]です。見ただけでは、区別がつかない場合もありますので注意してください。

[ホーム]タブの[蛍光ペン]

蛍光ペンについては、以下の記事で解説しています。

蛍光ペンでテキストに色を付けて強調表示

PowerPoint2019では、[蛍光ペン]が使用できるようになりました。スライド内のテキストを蛍光ペンで強調表示することができます。 W ...

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また、[描画]タブのペンでマーキングすることもできます。

以下の画像の黄色のマーキングは、上から順に、[インク注釈]、[蛍光ペン]、[ペン]([描画]タブ)です。

[描画]タブのペンでマーキング

[描画]タブのペンについては、以下の記事で解説しています。

インクで手書きした三角形、四角形、円を自動的に図形に変換する

Office2019のWord、Excel、PowerPointでは、インクで手書きした形を図形に変換できる[インクを図形に変換]という機能 ...

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Microsoft365のPowerPoint(バージョン 2203 ビルド 15028.20204)では、スライドショーで書き込んだインク注釈を選択すると、図形やテキストに変換されます。

右上に表示される[インクを変換する]をクリックすると、

Microsoft365のPowerPointでインク注釈を選択

図形に変換され、[…]をクリックすると、以下のように変換候補が表示されます。

図形に変換する候補一覧

ドキュメント検査で一括削除

[標準]表示モードでスライドごとに、インク注釈を削除するのが面倒な場合は、ドキュメント検査で一括削除することができます。

Backstageビューの[情報]から[問題のチェック]-[ドキュメント検査]をクリックします。

Backstageビューの[情報]から[問題のチェック]-[ドキュメント検査]

ファイルを保存していなければ、以下のメッセージウィンドウが表示されます。[はい]をクリックします。

保存後であれば、メッセージウィンドウは表示されません。

ドキュメント検査を使用する前に

ドキュメント検査で削除されたデータは、後から復元できない可能性があるため、必ず変更を保存してください。今すぐファイルを保存しますか?

[ドキュメント検査を使用する前に]のメッセージウィンドウ

[ドキュメントの検査]ダイアログボックスが表示されます。

一番下までスクロールすると、[インク]があります。既定ではオフになっていますので、チェックボックスをオンにして[検査]ボタンをクリックします。

[ドキュメントの検査]ダイアログボックスの[インク]

インクが見つかった場合は、以下のように[インクが見つかりました]と表示されますので、[すべて削除]をクリックします。

ドキュメント検査後の[インク]-[すべて削除]

実行後は、以下のように[すべてのインクが削除されました。]と表示されます。

削除後の[ドキュメント検査]ダイアログボックス

[スライド]を表示すると、インクが削除されているのを確認できます。

以下の画像は、[蛍光ペン]を使った部分のみが残っています。

[インク注釈]と、[描画]タブの[ペン]でマーキングした内容は削除されています。

黄色く残っているのは、[ホーム]タブの[蛍光ペン]です。

ドキュメントの検査でインクを削除した後のスライド

参考PowerPoint2013までの[ドキュメント検査]は、[コメント]と[インク注釈]が一緒にチェックされていましたが、PowerPoint2016以降は、個別にチェックされるようになっています。

以下の画像は、PowerPoint2013の[ドキュメント検査]ダイアログボックスです。

PowerPoint2013の[ドキュメント検査]ダイアログボックス

ドキュメント検査では、[コメント]や[ノート]もまとめてチェックして削除できます。

ノート(発表者用メモ)を一括削除するには[ドキュメント検査]で

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スライドにコメントを挿入する(コメントに返信ができる)

PowerPoint2013では、コメントに返信ができるようになっています。 コメントの挿入から印刷設定までを解説します。 コメントの挿入 ...

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[インク注釈を保持しますか?]のウィンドウを表示しない設定

スライドショーの終了時に[インク注釈を保持しますか?]のメッセージウィンドウを表示したくない場合は、オプションで設定することができます。

メッセージウィンドウが表示されずに、ペンの内容は自動的にすべて削除されます。

[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューを開いて、[オプション]をクリックします。

[オプション]ダイアログボックスは、[Alt]→[T]→[O]の順に押しても表示できます。

キーボード[Alt]→[T]→[O]

[PowerPointのオプション]ダイアログボックスが表示されます。

[詳細設定]タブの[スライドショー]カテゴリーにある[終了時に、インク注釈を保持するか確認する]のチェックボックスをオフにします。

[PowerPointのオプション]の[詳細設定]-[終了時に、インク注釈を保持するか確認する]

プレゼンテーションの前には、[スライドショー]の他の設定も確認しておいたほうがいいですね。

  • マウスの右ボタンでメニューを表示する
  • ショートカットツールバーを表示する
  • 最後に黒いスライドを表示する

スライドショーのオプション設定については、以下の記事で解説しています。

スライドショーのオプション設定とアイコンからすぐに開始する方法

[PowerPointのオプション]ダイアログボックスには、スライドショーに関する設定が4つあります。 チェックボックスをオン/オフにするだ ...

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