［アニメーションのコピー/貼り付け］はプレゼンテーション間で適用できる

PowerPoint2010から、アニメーションのコピーと貼り付けができるようになっています。

［アニメーションのコピーと貼り付け」は、同じプレゼンテーションの中のオブジェクトはもちろんですが、別のプレゼンテーションのオブジェクトにも貼り付けができるので、とても便利です。

ほかのプレゼンテーションに設定したアニメーションを簡単にコピーして利用することができます。

図形に複数のアニメーションを設定

プレゼンテーション［sample1］のスライドで図形にアニメーションを設定しました。

1つのオブジェクトに3つのアニメーションを設定しています。

アニメーションを追加する場合は、［アニメーションの追加］をクリックして操作します。

また、［アニメーション］タブの［アニメーションの詳細設定］にある［アニメーションウィンドウ］をクリックして、ウィンドウ右側に［アニメーションウィンドウ］を表示するとアニメーションの設定状態が分かりやすくなります。

以下は、3つのアニメーションを選択している状態です。

複数のアニメーションを設定すると、アニメーションギャラリーには、［複数］というアイコンが現れます。

［アニメーションのコピー/貼り付け］をクリック

図形を選択したまま［アニメーション］タブの［アニメーションのコピー/貼り付け］をクリックします。

この時のポップヒントにも注目してほしいです。

以下のように記されています。

ダブルクリックすると、連続して貼り付けができます。

参考以下は、Office2010の［アニメーションのコピー/貼り付け］のポップヒントです。Office2013では、ポップヒントの内容がより詳しく記されるようになっています。

［アニメーションのコピー/貼り付け］のショートカットキー

［アニメーションのコピー/貼り付け］のショートカットキーは、［Alt］+［Shift］+［C］です。

［アニメーションのコピー/貼り付け］の解除

終了する場合は、キーボードから［Esc］キーを押すか、再度［アニメーションのコピー/貼り付け］ボタンをクリックします。

参考［ホーム］タブの［書式のコピー/貼り付け］と同じです。

［ホーム］タブの［書式のコピー/貼り付け］は、WordやExcelにもありますが、この［書式のコピー/貼り付け］も異なる文書間、異なるブック間でも使用できます。

もちろん、PowerPointでも同じです。

Office2013では、ポップヒントが充実していますが、このポップヒントが邪魔と思われる場合は、オプションの設定で非表示にすることができます。

テキストボックスで［書式のコピー/貼り付け］を実行する場合の注意点は、以下の記事で解説しています。

別のプレゼンテーションの図形へアニメーションを貼り付け

アニメーションを貼り付けしたい別のプレゼンテーションをアクティブにします。

ここでは、［sample2］を起動しています。

図形にマウスを合わせると、刷毛のマークが付いています。

［アニメーション］ウィンドウの［アニメーションの詳細設定］にある［アニメーションのコピー/貼り付け］も有効になっています。

スライドの図形をクリックします。

これだけで、アニメーションのコピーと貼り付けは完了です。

参考プレゼンテーション内のアニメーションを一括で削除することはできませんで、一括でオフ（再生しない）にすることはできます。

［スライドショー］タブの［設定］グループにある［スライドショーの設定］をクリックして、［スライドショーの設定］ダイアログボックスを表示しす。

そして、［オプション］の［アニメーションを表示しない］のチェックボックスをオンにして［OK］ボタンをクリックします。

アニメーションの削除については、以下の記事で解説しています。

関連以下は、PowerPointでのアニメーションに関する記事です。