SmartArtは、情報を視覚的に表現することができます。
SmartArtは、図形で構成されているので、図形全体に、あるいは個別の図形にアニメーションをつけることができます。
アニメーションの[効果のオプション]でさまざまな設定を選択できます。
この記事の目次
箇条書きからSmartArtへ
PowerPointでは、テキストをSmartArtに変換することができます。
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スライドのテキストをSmartArt(スマートアート)グラフィックに変換
WordやExcelでは、SmartArtを挿入してテキストを入力しますが、PowerPointではプレースホルダーやテキストボックス、ワー ...
以下のようにプレースホルダーに箇条書きで入力しました。
テキストボックスの箇条書きのテキストでもSmartArtに変換することができます。
プレースホルダーをクリックして、[ホーム]タブの[段落]グループにある[SmartArtに変換]ボタンをクリックします。
ポイントしてポップヒントを見てみると、下のように記されています。
SmartArtグラフィックに変換
SmartArtを使うと、情報を文字だけでなく視覚的に伝えることができます。
スライド上の文字を図やフローチャートなどのSmartArtグラフィックに変換することで、情報の関連性や流れ、過程というように、情報を整理して表現できます。
目的のSmartArtグラフィックを選択します。
リアルタイムプレビューなので、ポイントするだけで結果を確認できます。ミスを防いで、選択し直す手間を省くことができます。
ここでは、[基本マトリックス]を選択します。
もし、この一覧の中に目的のものがなければ、[その他のSmartArtグラフィック]をクリックします。
すべてのSmartArtグラフィックを見ることができます。
右クリックのショートカットメニューにも
プレースホルダーの箇条書き内にカーソルを置いて状態で、右クリックします。
ショートカットメニューの中にも[SmartArtに変換]というメニューがあるので、ここで選択することもできます。
SmartArtの[色の変更]
SmartArtグラフィックを選択します。
SmartArtグラフィックのスタイルや色は変更することができます。
ここでは[色の変更]から[カラフル-アクセント5から6]を選択します。
ここもリアルタイムプレビューなので、確認しやすいですね。
SmartArt全体にアニメーションを設定
SmartArtグラフィックを選択します。
そして、[アニメーション]タブをクリックします。
[その他]ボタンをクリックすると、アニメーションのクイックスタイルビューの一覧が表示されます。
アニメーションを選択します。ここでは、[グローとターン]を選択して適用します。
各アニメーションをポイントすると、ポップヒントが表示されます。
グローとターン
テキストまたはオブジェクトが、遠くから全面に向かって改定しながら表示されます。
アニメーションをクリックすると、すぐにアニメーションを確認できます。
SmartArtグラフィックの左上にアニメーションのマークが表示されます。
1つのアニメーションが設定されているという意味です。
SmartArtの個々のパーツにアニメーションを設定
図形の個々のパーツごとにアニメーションを設定することもできます。
まず、アニメーションを設定したSmartArtグラフィックを選択します。
[アニメーション]タブの[効果のオプション]
[アニメーション]タブに[効果のオプション]ボタンが現れていると思います。
この[効果のオプション]は、アニメーションの種類によって設定内容が異なります。
個別
この[効果のオプション]で、[個別]を選択します。
これだけで、SmartArtグラフィックの個別の図形にアニメーションを設定できます。
参考既定では、[1つのオブジェクトとして]が選択されています。
アニメーションが実行され、確認することができます。
すべて同時
では、[効果のオプション]で[すべて同時]を選択すると、どうなるかというと
下のようなアニメーションになります。
プレビュー
再度アニメーションを確認する場合は、[アニメーション]ウィンドウの左端にある[プレビュー]ボタンをクリックします。
アニメーションウィンドウを表示して編集
また、[効果のオプション]は、アニメーションのダイアログボックスを表示して設定することもできます。
[アニメーション]タブの[アニメーション詳細設定]グループの[アニメーションウィンドウ]をクリックします。
右側に[アニメーションウィンドウ]が表示されます。
アニメーションウィンドウ
このスライとでアニメーションのタイムラインを表示、編集できるように、[アニメーションウィンドウ]を開きます。
[効果のオプション]で設定
アニメーションウィンドウのアニメーションの右横の▼ボタンをクリックして、[効果のオプション]をクリックします。
[グローとターン]ダイアログボックスが表示されます。
ダイアログボックスの名前は、アニメーションの名前になります。
[SmartArtアニメーション]タブをクリックします。
[グループグラフィックス]の▼ボタンをクリックして、メニューの中から[個別]を選択します。
[OK]ボタンをクリックして閉じます。
ここの設定は、[アニメーション]タブの[効果のオプション]と連動しています。
このダイアログボックスでは、[タイミング]タブや[効果]タブで、詳細な設定を行うことができます。
アニメーションが実行され、確認することができます。
再度アニメーションを再生したい場合は、[選択した項目の再生]ボタンをクリックします。
複数のアニメーションを設定している場合は、各アニメーションを選択して再生することもできます。
SmartArtグラフィックのアニメーションの削除
アニメーションを削除する操作です。
SmartArtグラフィックを選択します。
[アニメーション]タブをクリックして、[なし]をクリックします。
SmartArtグラフィックのアニメーションが削除されます。
参考SmartArtの[マトリックス]には、よく似たものがあります。
[グッドマトリックス]を選択して、個別の図形にアニメーションを設定すると下のようになります。
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