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画像を挿入できるSmartArt(スマートアート)グラフィック

投稿日:2017年4月22日 更新日:

SmartArtグラフィックとは、図形や矢印、画像などを組み合わせて、情報の相互関係を視覚的にわかりやすく表示できるOffice共通の機能です。

リスト、手順、循環、階層構造、集合関係、マトリックス、ピラミッドの分類に分かれていて、表現力のあるグラフィックを簡単に作成できます。グラフィックには画像や写真も挿入できます。

ここでは、SmartArtで画像を挿入したグラフィックを作成する方法を紹介します。

SmartArtの[図]に分類に登録されているグラフィックを使っての解説です。

SmartArtは、Word、Excel、PowerPointなどで使用できますが、ここでは、Word2016を使って解説します。

写真を挿入したスマートアートグラフィック

[図]分類で登録されているグラフィックを選択

まずは、一番簡単に画像や写真を挿入する方法です。

SmartArtの分類の中から[図]を選択して、表示されるグラフィックの中から目的にあったものを選択します。

[図]を選択して表示されるグラフィックはすべて画像を挿入できるSmartArtです。

SmartArtのグラフィックを挿入したい位置にカーソルを置きます。

[挿入]タブの[図]グループにある[SmartArt]をクリックします。

[SmartArtグラフィックの選択]ダイアログボックスが表示されます。

左側の分類から[図]をクリックします。

この[図]を選択して表示される図形は、すべて簡単に画像が挿入できるようになっているグラフィックです。

SmartArtグラフィックの選択

グラフィックの中から、目的に合ったグラフィックを選んで[OK]ボタンをクリックします。

ここでは、[縦方向円形画像リスト]を選択します。

SmartArtグラフィックの選択

カーソルの位置にグラフィックが挿入されます。

グラフィックの挿入

テキストウィンドウに文字を入力

[ここに文字を入力してください]と表示されたテキストウィンドウに文字を入力していきます。

テキストウィンドウで文字を入力

画像の挿入

画像を挿入するには、テキストウィンドウの写真のアイコンの箇所をクリックします。

または、SmartArtグラフィックのアイコンでも構いません。

画像挿入のアイコンをクリック

クリックすると、[画像の挿入]が表示されます。

PC内に画像がある場合は、[ファイルから]の[参照]をクリックして、目的の画像を挿入します。

画像の挿入

挿入すると、下のようになります。

続けて他の画像(写真)も挿入します。

画像の挿入

すべての画像が挿入できると、下のようになります。

画像挿入の完成

SmartArtグラフィック以外の箇所をクリックすると、下のようにテキストウィンドウは非表示になります。

テキストウィンドウの非表示

テキストの順番を変更

完成した後、テキストの順番を変更したい場合がありますね。

ここでは、3番目の「あさがお」を2番目に表示したいと思います。

SmartArtグラフィックを選択して、[デザイン]タブを表示させて移動させたいテキストを選択して、[1つ上のレベルへ移動]をクリックします。

1つ上のレベルへ移動

下のように簡単に入れ替えることができます。

図形の入れ替え

SmartArtグラフィックの色の変更

SmartArtグラフィックを選択して、[SmartArtツール]の[デザイン]タブをクリックして、[色の変更]をクリックして色を変更できます。

リアルタイムプレビューになっているので、一覧の中からマウスでポイントするだけで、変化を確認できます。

リアルタイムプレビューとは、一覧の選択肢をポイントして、設定後の結果を確認できる機能のことです。

確定前に結果を確認できるため、繰り返し設定しなおす手間を省くことができます。

色の変更

SmartArtグラフィックのスタイルの変更

SmartArtグラフィックのスタイルも変更できます。

[デザイン]タブにある[SmartArt]グループの[その他]ボタンをクリックします。

スタイルの変更

この中から、[細黒枠]をポイントすると、すぐに結果を確認できます。

確定したい場合は、このスタイルをクリックします。

スタイルの変更

SmartArtグラフィックの移動

既定では、文字列の折り返しは[行内]になっています。

ただし、Wordのオプションの設定で変更している場合は、設定している配置形式になります。

画像挿入時の既定の形式を変更

自由に移動させる場合は、SmartArtグラフィックの右上に表示されている[レイアウトオプション]をクリックして、[文字列の折り返し]を[行内]以外に設定します。

ここでは、[前面]を選択します。

レイアウトオプション

そして、SmartArtグラフィックの枠線上にマウスを合わせると、下のように十字の形になりますので、この形の時にドラッグして移動させます。

SmartArtグラフィックの移動

参考文字列の折り返しについては、以下の記事で解説しています。

図を挿入したときの[文字列の折り返し]の種類と配置(既定の変更)

Wordの文書に画像を挿入する形式は、既定では[行内]になっていて段落内に配置されるようになっています。 挿入した画像をドラッグで自由に移動 ...

続きを見る

ExcelとPowerPointでは、この操作は不要です。

SmartArtグラフィックのサイズ変更

サイズを変更するには、SmartArtグラフィックを選択すると表示される周りの白い〇にマウスを合わせてドラッグします。

サイズ変更

また、数値で調整したい場合は、[書式]タブの右端にある[サイズ]から設定します。

数値でサイズを変更

SmartArtグラフィックの追加

下へ図形を追加する場合は、テキストウィンドウで文字列の最後にカーソルを置いて、[Enter]キーを押します。

※文字列の途中にカーソルを置いて、[Enter]キーを押すと、カーソルの後ろの文字列が追加されますので、気をつけてください。

図形の追加

図形が下に追加されます。

図形が下に追加された

上に図形を追加するには

上に図形を追加したい場合は、テキストウィンドウの文字列の先頭にカーソルを置いて、[Enter]キーを押します。

上へ図形を追加

図形が上に追加されます。

上へ図形が追加された

また、[デザイン]タブの右端にある[図形の追加]から設定することもできます。

デザインタブの図形の追加

SmartArtグラフィックのレイアウトの変更

グラフィックを変更するのも簡単です。

[デザイン]タブに[レイアウト]の展開ボタンをクリックします。

レイアウトの変更

一覧の中のレイアウトをポイントすると、リアルタイムプレビューで確定する前に結果を確認できます。

クリックして確定します。

リアルタイムプレビューで確認

テキストウィンドウの表示/非表示

SmartArtは、テキストウィンドウを使わずに設定することもできますが、意外にテキストウィンドウを使ったほうが効率的な事もあるので、テキストウィンドウは表示して使うことをお勧めします。

テキストウィンドウの表示/非表示は、テキストウィンドウと図形の堺にあるボタンをクリックします。

テキストウィンドウの表示/非表示

図形に画像を追加する

SmartArtグラフィックの中の[図]分類にないグラフィックでも図形に画像を挿入することができます。

[リスト]分類にある[縦方向カーブリスト]の説明には、下のように記されています。

カーブした情報リストを示すレイアウトで使用します。

アクセントの円の図形に画像を追加するには、画像を使用して塗りつぶします。

縦方向カーブリスト

画像を挿入したい図形で右クリックして、ショートカットメニューから[図形の書式設定]をクリックします。

ショートカットメニューから[図形の書式設定]を選択

ウィンドウの右側に[図の書式設定]作業ウィンドウが表示されますので、[塗りつぶしと線]の[塗りつぶし(図またはテクスチャ)]を選択します。

[画像ソース]の[挿入する]をクリックすると、[画像の挿入]ダイアログボックスが表示されますので、目的の画像を選択します。

参考[挿入する]の右にある[クリップボード]は、直前にコピーした画像などをクリップボードから貼り付けるときに使用します。

[図の書式設定]作業ウィンドウ

以下のように図形の中に画像を表示できます。

図形の中に画像を挿入

このリストのように図形に画像を追加する方法は、以下の記事が参考になると思います。

図形に画像を挿入するには[図形の塗りつぶし]の[図]から

図形を挿入して、その図形に画像を挿入する方法です。 Word2016で解説しますが、Office2007以降のバージョンや他のアプリケーショ ...

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関連以下は、SmartArtに関する記事です。

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以下の記事では、Word2010で[手順]を使って解説しています。

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