Windows 10 & Office 2016 Office 2016共通

Office(Word、Excel、PowerPointなど)のバージョンを確認する方法

投稿日:2017年7月2日 更新日:

Microsoft Officeも長い時間を経て、大きく様変わりしてきました。

トラブルを解決しようとするとき、あるいは、何かの操作を探すときなど、自分が使っているOffice(ExcelやWordなど)のバージョンが分からないと対処できない場合があります。

普段はバージョンなど気にしなくても操作できるかもしれませんが、いざというときはバージョンを確認する必要があります。

特に質問するときは、バージョンを明確に伝えたほうが解決は早いです。

なぜなら、バージョンによって、操作方法が大きく異なる場合があるからです。

見た目ですぐにバージョンがわかるものもありますが、しっかり確認しないとわからないものもあります。

また、SP(サービスパック)がインストールされているか、いないかによっても違いますし、最近のバージョンでは、ビルド番号を確認して更新するだけで解決することもあります。

ここでは、Microsoft Officeのバージョンの確認方法を解説します。

製品情報

各Officeのサポート期限については、以下のMicrosoftのページでご確認ください。

ご存じですか? Office にはサポート期限があります - Microsoft atLife

参考Windows 10のバージョンの確認方法は、以下の記事で解説しています。

Windows 10のバージョンの確認とアップデート方法

Windows 10で バージョンを確認する方法です。 Windows 10の設定から確認する方法とコマンドで確認する方法があります。 更新 ...

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Office2016、2019、365の更新プログラムを以前のバージョンへ戻す方法は、以下の記事で解説しています。

バージョンアップによって不具合が発生した場合などは、参考にしてください。

Officeの更新プログラムのバージョンを以前のバージョンに戻す方法

Microsoft Officeの更新プログラムは、既定では自動的にダウンロードされ、インストールされるようになっています。 バージョンアッ ...

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Office2003

下の画像はExcel2003です。

メニューバーとツールバーがあります。

Excel2003

バージョンの確認方法

バージョンを確認するには、[ヘルプ]メニューから[バージョン情報]をクリックします。

画像は、Outlook2003です。

[ヘルプ]メニューの[バージョン情報]

以下のようなウィンドウが表示されます。

一番上の行を見ると分かりますね。

Office2003以前のものも確認方法は同じだと思います。

Outlook2003のバージョン情報

かなり昔の記事ですが、以下の記事でも紹介しています。

バージョンは[ヘルプ]の[バージョン情報]で確認

「バージョンは何ですか?」と聞かれたことはないですか。正しく答えられるようにしておきましょう。 [ヘルプ]メニューの[バージョン情報]をクリ ...

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Office2007

Office2007から、リボンが登場しました。

下の画像は、Word2007です。

Office2007の特徴として、ウィンドウの左上にキャンディのような丸いボタンがあります。

Word2007

バージョンの確認方法

バージョンを確認するには、Officeボタンをクリックして[〇〇のオプション]をクリックします。

ここでは、[Wordのオプション]ですね。

Wordのオプション

左のメニューから[リソース]をクリックします。

ここでも分かりますが、[バージョン情報]をクリックすると、

リソースのバージョン情報ボタンをクリック

下のウィンドウが表示され、ここでも確認することができます。SPのバージョンもここで確認できます。

Office2007のバージョン情報

以下の記事も参考になると思います。

Office 2007のエディションの確認

Office2010

下の画像は、Word2010です。

Word2010

バージョンの確認方法

バージョンを確認するには、[ファイル]タブをクリックして、[ヘルプ]をクリックします。

ここで確認することができます。

このウィンドウのことを[Backstage ビュー]と言います。

以下は、Backstageビューに関する記事です。

Backstage View(バックステージビュー)のコマンドと操作

[ファイル]タブをクリックして表示される画面を[Backstage View](バックステージビュー)と呼びます。 ファイルを開く、保存する ...

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Backstageビューとは

Office2010では、よく[バックステージビュー]という言葉を耳にされると思います。 [バックステージビューを開いて・・・]と言われても ...

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Word2010のヘルプをクリック

[バージョンと著作権の追加情報]をクリックすると、より詳細な情報が表示されます。SP1かSP2かは、このウィンドウの1行目で確認できます。

Word2010のバージョン情報

Office2013

以下の画像は、Word2013です。

Word2013

バージョンの確認方法

[ファイル]タブをクリックして、Backstageビューを開きます。

[ファイル]タブをクリック

メニューから[アカウント]をクリックします。

[アカウント]をクリック

[〇〇のバージョン情報]ボタンをクリックします。

ここでは、[Wordのバージョン情報]ですね。

アカウントのバージョン情報

ここで詳細なバージョンを確認することができます。

Word2013のバージョン情報

Office2013のアイコンです。以下の画像は、Windows 10のスタートにピン留めしたExcel、Word、Outlook、Access、PowerPointです。

Office2013のアイコン

Office2013では、以下の記事でも解説しています。

Office2013のバージョン情報の確認

Office2013のバージョンを確認する方法です。 Office2010の時と異なるため、戸惑われる方も多いようです。 Word2013で ...

続きを見る

注意Windows 11でOffice2013は使用できないようです。

Office2016

下の画像は、Word2016(永続ライセンス)です。

Word2016

バージョンの確認方法

[ファイル]タブをクリックして、Backstageビューを開きます。

[ファイル]タブをクリック

メニューから[アカウント]をクリックします。

[アカウント]をクリック

ここで確認することもできます。

[〇〇のバージョン情報]ボタンをクリックします。

ここでは、[Wordのバージョン情報]ですね。

Wordのバージョン情報をクリック

以下の詳細なウィンドウが表示されます。

Word2016のバージョン情報

参考Office2016とOffice2019の[更新オプション]については、以下の記事で解説しています。

Microsoft Office 2016以降の更新オプション(今すぐ更新・更新を無効にする)

Office 2016以降では、アカウントの更新オプションから最新の更新プログラムを確認したりインストールすることができます。 ここでは、W ...

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追記:2019/05/02

Office2016がバージョンアップされてバージョンが表記されている場所が変わったようです。バージョン 1904(ビルド 11601.20144)です。

Office2016バージョン 1904

バージョン2005からだと思いますが、[月次チャネル]ではなく[最新チャネル]と表示されるようになっています。

office2016のバージョン情報

Office2016とOffice2019のバージョン表記の違い


ちょっと不思議なのですが、[バージョン情報]をクリックすると、[Word for Office 365のバージョン情報]となっています。いつのタイミングで変わったのかは分かりません。

Word2016のバージョン情報

いつのバージョンで変わったかは分かりませんが、現在は、以下のような表記になっています。(2019/08/05 追記)

Word2016のバージョン情報


また、アイコンも以下のように新しいデザインに変わりました。以下の画像は、Windows 10のスタートにピン留めしたExcel、Word、Outlook、Access、PowerPointです。Accessは変わっていません。

Office2016のアイコン

保存ファイルのアイコンです。

保存ファイルのアイコン

アイコンが変わった時のことは、以下の記事に記しています。

Office2016のアイコンが変わった!

Access2016のアイコンも新しいデザインに変わりました。(1906(ビルド 11727.20230))

Office2016のアイコン(タイル)

参考Office2016でバージョン1706(ビルド 8229.2073)にすると、[リボンのユーザー設定]の[基本のコマンド]などにコマンドが表示されなくなります。

以下の記事を参照してください。

リボンのユーザー設定で「基本的なコマンド」と「リボンにないコマンド」にコマンドが表示されない

また、以下のような事例も発生しましたが、これも現在は解決されています。

ページ番号を挿入すると空白スペースのようなものが挿入される

注意2020年1月の更新アップデートが原因?で、Officeを再インストールしなければなりませんでした。

Officeの2020年1月の更新アップデートには注意

Word2016の[並べて表示]のコマンドは無効になっています。

Word2016の「表示」タブの「並べて表示」が無効

バージョン2108では、ExcelのリボンがMicrosoft 365のExcelと同じようになりました。

Excel2016のリボン

OfficeのバージョンアップでExcel2019と2016のリボンが変わった

以前のバージョンに戻すには

Officeの更新バージョンアップによって不具合が発生することもありますが、たいていは次のバージョンアップで修正されているようです。

また、以前のバージョンに戻すこともできます。

[更新オプション]で[今すぐ更新]を実行しても、最新バージョンにできない場合も以下の方法でアップデートできます。

以前のバージョンの Office に戻す方法(Microsoft)

Officeの更新プログラムのバージョンを以前のバージョンに戻す方法

Microsoft Officeの更新プログラムは、既定では自動的にダウンロードされ、インストールされるようになっています。 バージョンアッ ...

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Office2019

Office2019は、Windows 10のみにインストールできます。Windows 7 または Windows 8.1 ではサポートされていません。

Office 2019 概要 (IT 担当者向け) | Microsoft Docs

Office2019とMicrosoft365の違いについては、以下の記事を参照してください。ここでは、パッケージ版での解説です。

Microsoft 365 と Office 2019 の違いは何ですか。 - Office 365(Microsoft)

アイコンもOffice2016と同じです。スタートにピン留めしたExcel、Word、Outlook、Access、PowerPointです。

Office2019のアイコンが新しいデザインに変わったのもバージョン1904からだと思います。

Office2019のアイコン

Office2019の保存アイコン

以下の画像は、Word2019(永続ライセンス)です。

Office2019のWord

Access2019のアイコンも新しいデザインに変わりました。(1906(ビルド 11727.20230))

Accessのアイコンも新デザインに

Office2016とOffice2019の[挿入]タブの違い

Office2016とOffice2019は、ちょっと見ただけでは区別が付かないと思いますが、[挿入]タブを見ると違いが分かります。

以下は、上からExcel019、Word2019、PowerPoint2019です。

[挿入]タブに[アイコン]と[3Dモデル]があります。

Office2019の[挿入]タブ

以下は、Word2016の[挿入]タブです。[挿入]タブに[アイコン]と[3Dモデル]はありません。

Word2016の[挿入]タブ

[アイコン]については、以下の記事で解説しています。

[アイコン]の挿入(カスタマイズや図形に変換して分解もできる)

Office2019には[挿入]タブの[図]グループに[アイコン]があります。以下は、Word2019の[挿入]タブですが、ExcelやPo ...

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[3Dモデル]については、以下の記事で解説しています。

3Dモデルの挿入とアニメーションの設定

PowerPoint2019(永続ライセンス)では、3Dモデルを挿入して、アニメーションを設定できます。 [3Dモデル]は、Word2019 ...

続きを見る

PowerPoint2016(永続ライセンス)の新規スライドには、[アイコンの挿入]のアイコンが表示されますが使用はできません。

PowerPoint2016の新規スライドのアイコン「3Dモデル」と「アイコンの挿入」は使用できない

参考Office2016でもOffice365のサブスクリプションを契約している場合は、アイコンや3Dモデルが使用できるようです。

バージョン 2107(ビルド 14228.20250)のExcelのリボンは、Microsoft365のようなリボンになりました。

Excel2019のバージョンによるリボンの違い

バージョン 2108 (ビルド 14326.20238)では、Excel2016もExcel2019と同じように変わりました。

バージョン2112では、また、タブが飛び出す仕様になっています。

バージョン2112でExcelのリボンは元の仕様に戻った

バージョンの確認方法

バージョンの確認方法です。Office2016と同じです。

[ファイル]タブをクリックして、Backstageビューを開きます。

Word2019の[ファイル]タブ

メニューから[アカウント]をクリックします。

Backstageビューの[アカウント]

ここで確認することもできます。

[〇〇のバージョン情報]ボタンをクリックします。

ここでは、[Wordのバージョン情報]ですね。

Word2019のアカウント[バージョン情報]

以下の詳細なウィンドウが表示されます。

Word2019のバージョン情報

参考Office2019の[更新オプション]については、以下の記事で解説しています。

Microsoft Office 2016以降の更新オプション(今すぐ更新・更新を無効にする)

Office 2016以降では、アカウントの更新オプションから最新の更新プログラムを確認したりインストールすることができます。 ここでは、W ...

続きを見る

以前のバージョンに戻すには

Officeの更新バージョンアップによって不具合が発生することもあります。

以前のバージョンに戻すことができます。また、[更新オプション]で[今すぐ更新]を実行しても、最新バージョンにできない場合も以下の方法でアップデートできます。

以前のバージョンの Office に戻す方法(Microsoft)

Officeの更新プログラムのバージョンを以前のバージョンに戻す方法

Microsoft Officeの更新プログラムは、既定では自動的にダウンロードされ、インストールされるようになっています。 バージョンアッ ...

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Office2021

Office2021は、Microsoft 365のOfficeと似ています。

Office2019で使用できなかった機能が使用できるようになっています。

Office 2021 の新機能(Microsoft)

Windows 11にインストールしたOffice2021のアイコンです。

Office2021のアイコン

Office2019とOffice2021の[挿入]タブの違い

Word2019とWord2021の[挿入]タブです。

Office2021の[挿入]タブの[画像]には[ストック画像]というのがあります。Microsoft 365のOfficeにもあります。

アイコン]は、この[ストック画像]にまとめられています。なかなか面白いですよ。

Microsoft 365の「アイコン」は進化している

Word2021の[挿入]タブの[画像]-[ストック画像]

Office2019には、[ストック画像]はありません。

Word2019の[挿入]タブの[画像]

バージョンの確認方法

バージョンの確認方法です。Office2016、Office2019と同じです。

[ファイル]タブをクリックして、Backstageビューを開きます。

Word2021の[ファイル]タブ

メニューから[アカウント]をクリックします。

Backstageビューの[アカウント]

ここで確認することもできます。

[〇〇のバージョン情報]ボタンをクリックします。

ここでは、[Wordのバージョン情報]ですね。

Word2021のアカウント[バージョン情報]

以下の詳細なウィンドウが表示されます。

Word2021のバージョン情報

参考Office2021の[更新オプション]については、以下の記事で解説しています。

Microsoft Office 2016以降の更新オプション(今すぐ更新・更新を無効にする)

Office 2016以降では、アカウントの更新オプションから最新の更新プログラムを確認したりインストールすることができます。 ここでは、W ...

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Office2021の[更新オプション]

以前のバージョンに戻すには

Officeの更新バージョンアップによって不具合が発生することもあります。

以前のバージョンに戻すことができます。

今のところ、Office2021で[更新オプション]の[今すぐ更新]をクリックして、最新バージョンにできないということはありませんが、Office2016、Office2019では[今すぐ更新]をクリックしてもできないことがあり、その場合は以下の方法で最新バージョンにアップできます。

以前のバージョンの Office に戻す方法(Microsoft)

Officeの更新プログラムのバージョンを以前のバージョンに戻す方法

Microsoft Officeの更新プログラムは、既定では自動的にダウンロードされ、インストールされるようになっています。 バージョンアッ ...

続きを見る

外観が突然変わったときの確認

Office2021を起動すると、突然 外観などが変わったということがありました。

タイトルバーの右上にラッパのようなマークがあれば、元の外観に戻すことができます。

以下の記事に記しています。Microsoft 365のOfficeとOffice2021には、ラッパのマーク(近日公開の機能です。今すぐお試しください。)があると思います。

クリックすると、右側にウィンドウが表示されますので、[新しいエクスペリエンスを試す]のスイッチをオフにしてアプリケーションを再起動すると元の外観になります。

Office2021の外観が突然変わった時の確認(元に戻せます)

Word2021の「近日公開の機能です」のボタン

Wordのクイックアクセスツールバーにある[自動保存]ボタンが削除できなくて困るという方は元に戻すと削除できます。

[新しいエクスペリエンスを試す]のスイッチ

クイックアクセスツールバーに[バージョン情報]を登録

バージョン情報をすぐに確認したいという場合は、クイックアクセスツールバーに登録しておくと簡単に確認することができます。

ここでは例として、Word2016で解説します。アプリケーションごとの設定になります。

[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]から[その他のコマンド]をクリックします。

クイックアクセスツールバーのユーザー設定

[Wordのオプション]の[クイックアクセスツールバー]が表示されます。

[コマンドの選択]で[リボンにないコマンド]か[すべてのコマンド]のどちらかを選択して、[バージョン情報]を探します。

中央の[追加]ボタンをクリックします。

右側のウィンドウに[バージョン情報]が表示されたことを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

参考コマンドボタンは特定のファイルのみに追加することもできます。以下の記事で解説しています。

クイックアクセスツールバーのコマンドを特定のファイルのみに追加する

Wordのオプション

クイックアクセスツールバーに下のように[バージョン]情報のコマンドが追加されます。

クイックアクセスツールバー

クリックすると、バージョン情報が表示されます。

バージョン情報

クイックアクセスツールバーからコマンドボタンを削除する場合は、コマンドボタンで右クリックして[クイックアクセスツールバーから削除]をクリックします。

クイックアクセスツールバーから削除

参考クイックアクセスツールバーの[バージョン情報]のアイコンは、Office2013も同じですが、Office2010とOffice2007は、下のような丸いアイコンになります。(環境はWindows 7にOffice2010、VistaにOffice2007)

Word2010のクイックアクセスツールバー

Office2013とOffice2016では、[バージョン情報]と[ヘルプ]は同じアイコンになりますので気をつけてください。

ポイントすると名前が表示されます。

バージョン情報とヘルプ

Office2016のヘルプについては、以下の記事で解説しています。

操作アシストの活用とヘルプの表示

Office2016の新機能です。 リボンに[操作アシスト]という機能が追加されました。 ここでは、例としてWord2016で解説します。 ...

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参考Windows 10のバージョンの確認方法は、以下の記事で解説しています。

Windows 10のバージョンの確認とアップデート方法

Windows 10で バージョンを確認する方法です。 Windows 10の設定から確認する方法とコマンドで確認する方法があります。 更新 ...

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