Office2010には、非表示のデータや個人情報などを自動的にチェックして削除してくれる機能があります。
Office2007からの機能です。
ドキュメント、プレゼンテーション、ブックを検査して非表示のデータと個人情報を削除する - Office サポート(Microsoft)
参考Office2007以降、作成したファイルは簡単にPDF化できますが、その際も外へ出すファイルの場合は、[ドキュメント検査]で個人情報などはしっかりチェックされることをお勧めします。
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ドキュメント検査
ここでは、PowerPoint2010で解説します。
[ファイル]タブの[情報]をクリックします。
[問題のチェック]から[ドキュメント検査]をクリックします。
ドキュメント検査
プレゼンテーションに隠しプロパティや個人情報がないかどうかをチェックします。
ファイルを保存する前に実行すると、下のメッセージウィンドウが表示されます。
このファイルの変更内容が保存されていません。
ドキュメント検査で削除されたデータは復元できない可能性もあるため、ドキュメント検査を使用する前にこのファイルを保存してください。
今すぐこのファイルを保存しますか?
[はい]ボタンをクリックして保存してください。
[ドキュメント検査]が表示されます。表示される内容は、アプリケーションによって異なります。
ここでは、既定のまま[検査]ボタンをクリックします。
検査の結果が表示されます。
[すべて削除]ボタンをクリックすると、削除できます。
ウィンドウの下方に書かれていますが、[いくつかの変更は元に戻せません]とのことなので注意してください。
[すべて削除]ボタンをクリックすると、情報が削除されて再び検査結果が表示されます。
参考PowerPointのドキュメント検査では、プレゼンテーションの全てのスライドのノートの内容を削除できます。
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Wordでは、変更履歴や隠し文字などもチェックして削除できます。
変更履歴の削除(Word2007)
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Excelでは、非表示の行や列、非表示のワークシートなどをチェックできます。
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ドキュメント検査実行前と後
ドキュメント検査で情報を削除する前の[プロパティ]です。
[作成者]と[最終更新者]は[浜本]となっています。
ドキュメント検査で情報を削除した後のプロパティです。
[作成者]と[最終更新者]の情報が消えています。
また、[共有準備]には、[ファイルの保存時にプロパティと個人情報を自動的に削除する設定]と表示されています。
注意[ドキュメントのプロパティと個人情報]を削除した場合、コメントや変更履歴に[ユーザー名]が表示されなくなることがあります。
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個人情報を削除した後に再度、情報を入力したいとき
個人情報を削除した後、再度、作成者などを入力したい場合は、Backstageビューの[情報]-[共有準備]にある[これらの情報をファイルに保存できるようにする]をクリックして保存してください。
そうしないと、入力はできても保存されませんので注意してください。
ドキュメント検査で情報削除後の再入力について(ブログでも解説しています)
Windowsの機能を使って入力
または、Windowsの機能を使います。
ファイルを開かずにアイコンで右クリックして、ショートカットメニューの[プロパティ]をクリックします。
[詳細]タブから情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。
関連以下のページも参考になると思います。
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Office2013でも解説しています。
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