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文書の途中からページ番号を設定したい

投稿日:2017年1月25日 更新日:

Wordの[ページ設定]ダイアログボックスには、[先頭ページのみ別指定]の項目があり、このチェックボックスをオンにすると、先頭ページにはページ番号などを表示しないようにすることができます。

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でも、たとえば1ページには表紙のページがあり、2ページ目には目次のページがあって、3ページ目からページ番号を振りたいということもあります。

こういう場合は、セクション区切りを設定した後、ページ番号の設定を行います。

3ページ目にページ番号1を挿入した文書

開始したいページ先頭にカーソルをおいて[セクション区切り]の設定

まず、ページ番号を開始したいページの先頭にカーソルをおいて、[ページレイアウト]タブの[ページ設定]グループにある[区切り]から[現在の位置から開始]をクリックします。

現在の位置から開始

セクション区切りを挿入し、新しいセクションを同じページで開始します。

[ページレイアウト]タブの[区切り]-[現在の位置から開始]

参考Word2016以降は、[レイアウト]タブという名称になっています。

Word2016の[レイアウト]タブ

セクション番号の確認

編集記号をオンにしていると、セクション区切りのラインが表示されますが、編集記号をオフにしている場合は、ステータスバーで確認してください。

ステータスバーに[セクション]が表示されていない場合は、ステータスバーで右クリックして設定してください。

セクション番号はステータスバーで確認(セクションの挿入と削除)

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[セクション:2]になっていることを確認します。

ステータスバーのセクション番号

[ヘッダーとフッター]を表示

[挿入]タブの[ヘッダーとフッター]グループから[フッター]をクリックして、[フッターの編集]をクリックします。

[挿入]タブの[フッター]-[フッターの編集]

参考ページの上部や下部をダブルクリックしても表示できます。

ページの上部、下部でダブルクリックして[ページヘッダーとフッター]を表示

[前と同じヘッダー/フッター]をオフに

[ヘッダー/フッターツール]-[デザイン]タブの[ナビゲーション]グループにある[前と同じヘッダー/フッター]をクリックして、オフにします。

前と同じヘッダーやフッターにならないように継続を断ち切るわけです。

必ず[セクション2]のヘッダー/フッター内にカーソルを置いて操作します。

前と同じヘッダー/フッター]のポップヒントには、以下のように記されています。

前と同じヘッダー/フッター

前のセクションにリンクして、現在のセクションのヘッダーとフッターに前のセクションと同じ内容が含まれるようにします。

[デザイン]タブの[ナビゲーション]グループにある[前と同じヘッダー/フッター]

参考Word2013からWord2019は、[ヘッダー/フッターツール]-[ヘッダーとフッター]タブになっています。

以下の画像はWord2019です。ポップヒントの内容も2013以降追記されて詳しくなっています。

別のヘッダーまたはフッターを現在のセクション用に作成する場合は、この機能をオフにします。

Word2019の[ヘッダー/フッターツール]-[ヘッダーとフッター]タブの[前と同じヘッダー/フッター]

Word2021と365では、[ヘッダーとフッター]タブです。

Word2021の[ヘッダーとフッター]タブの[前と同じヘッダー/フッター]

ページ番号の設定

[ヘッダー/フッターツール]-[デザイン]タブの[ヘッダーとフッター]グループにある[ページ番号]から任意の番号のスタイルを選択します。

ここでは、ページの下部に番号のみを中央に配置した[番号のみ2]を選択します。

[デザイン]タブにある[ヘッダーとフッター]グループの[ページ番号]

開始番号の修正

開始番号を修正します。

[ヘッダー/フッターツール]-[デザイン]タブの[ヘッダーとフッター]グループにある[ページ番号の書式設定]をクリックします。

[デザイン]タブの[ヘッダーとフッター]グループにある[ページ番号の書式設定]

[ページ番号の書式]ダイアログボックスが表示されます。

[開始番号]を選択して[OK]ボタンをクリックします。ここで開始番号を変更することができます。

[ページ番号の書式]ダイアログボックスの[開始番号]

[ヘッダーとフッター]表示を閉じてページ番号を確認

[ヘッダー/フッターツール]-[デザイン]タブの[閉じる]グループにある[ヘッダーとフッターを閉じる]ボタンをクリックして[ヘッダーとフッター]表示を閉じます。

または、本文内をダブルクリックして、[ヘッダーとフッター]表示を閉じます。

[デザイン]タブに[ヘッダーとフッターを閉じる]

ページ番号を確認してみてください。

ここでの設定では、以下のようになります。

3ページ目にページ番号1を挿入した文書

[セクション区切り」を挿入するとできること

セクション区切りを挿入すると、文書をセクションという区切りで分割して設定することができるようになります。

たとえば、用紙サイズや、ヘッダー・フッター印刷の向き段組み脚注ページ罫線などをセクションというグループに設定することができます。

以下のページでは、セクション区切りを挿入して、透かしを特定のページに設定する方法を解説しています。

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行番号の表示もセクションごとに振り直すことができます。

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また、奇数ページのみに連続番号を振るということもできます。

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以下は、セクションで行数を変更する方法を解説しています。

このページだけ行数を変更したい時は、セクション区切りで解決(Word2003)

挿入したセクションの削除

セクション区切りは、[ホーム]タブの[段落]グループにある[編集記号の表示/非表示]をオンにしなければ、表示されません。

[ホーム]タブの[編集記号の表示/非表示]

セクション区切りが表示されていなくても、ステータスバーでセクション番号は確認することができるのですが、セクションを削除する場合は、編集記号をオンにします。

そして、セクション区切りの直前にカーソルを置いて、[Delete]キーを押します。

セクション区切りの削除

セクション区切りは、置換機能を使って一括して削除することもできます。

置換機能を使って一括削除で解説しています。

参考[編集記号の表示/非表示]ボタンについては、以下の記事で解説しています。

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