Wordでは以下のような透かし文字や透かし画像を挿入することができます。
透かしの挿入で解説しています。
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オリジナルの透かしを作成してギャラリーに保存
Wordで下のような透かし文字や透かし画像を挿入する方法です。 テンプレートに目的に合う透かしがない場合は、オリジナルの透かしを作成できます ...
この透かしを挿入すると、既定のままでは全てのページに挿入されますが、特定のページにのみ透かしを挿入することもできます。
下のように3ページにわたる文書があります。
この2ページ目のみに透かしを挿入したいと思います。
透かしを挿入する前に少し設定が必要になります。
セクション区切りの挿入
まずセクション区切りを挿入します。
2ページ目の先頭にカーソルをおいて、[レイアウト]タブの[区切り]から[セクション区切り]の[次のページから開始]をクリックします。
参考[現在の位置から開始]をクリックしてもOKです。
3ページ目も同じように先頭にカーソルを置いて、[レイアウト]タブの[区切り]から[セクション区切り]の[次のページから開始]をクリックします。
参考[F4]キー(直前の操作の繰り返し)を押してもOKです。
[ホーム]タブの[編集記号の表示/非表示]がオンの場合、下のように[セクション区切り(次のページから新しいセクション)]が表示されます。
文書の上部(ヘッダー領域)をダブルクリックします。
ヘッダー/フッターが編集できる状態になります。
ヘッダーセクションも表示されています。
[前と同じヘッダー/フッター]をオフに設定
2ページ目のヘッダーでクリックします。
クリックすると、[ヘッダー/フッター ツール]の[デザイン]タブの[前と同じヘッダー/フッター]がオンになっていると思います。
この[前と同じヘッダー/フッター]をクリックしてオフにします。
[前と同じヘッダー/フッター]をオフにすると、下のように[前と同じ]という表示が消えます。
3ページ目もヘッダーにカーソルを置いて、同様に[前と同じヘッダー/フッター]をオフにします。
下のようになります。
これで準備は完了です。
透かしの挿入
2ページ目のヘッダーでクリックします。
[デザイン]タブをクリックして切り替えます。
[透かし]をクリックして、目的の透かしをクリックします。
2ページ目のみに透かしが挿入されます。
ヘッダーとフッターを閉じる
ヘッダー/フッターを閉じるには、[デザイン]タブの[ヘッダーとフッターを閉じる]ボタンをクリックします。
または、本文内でダブルクリックします。
[ヘッダーとフッターを閉じる]ボタンのポップヒントにも"文書内の領域をダブルクリックして文書の編集に戻ることもできます。
"と記されています。
下のように2ページ目のみに透かしを挿入することができます。
下は、分かりやすくするため挿入した透かしの文字色を赤くしています。
透かしの編集
透かし文字の色を変更する場合は、ヘッダー/フッターを表示して、透かしを選択します。
透かしの文字を選択すると、[ワードアートツール]の[書式]タブが現れますので、[ワードアートの文字の塗りつぶし]から設定することができます。
透かしのサイズと位置の変更も参考になると思います。
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セクション区切りを挿入するとできること
セクション区切りを挿入すると、文書をセクションという区切りで文書を分割して設定することができるようになります。
たとえば、用紙サイズや、ヘッダー・フッター、印刷の向き、段組み、脚注、ページ罫線などをセクションというグループに設定することができます。
以下のページでは、セクション区切りを挿入して、ページ番号を3ページ目から設定する方法を解説しています。
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また、行番号の表示もセクションごとに振り直すことができます。
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以下は、セクションで行数を変更する方法を解説しています。
このページだけ行数を変更したい時は、セクション区切りで解決(Word2003で解説しています。)
挿入したセクションの削除
セクション区切りは、[ホーム]タブの[段落]グループにある[編集記号の表示/非表示]をオンにしなければ、表示されません。
セクション区切りが表示されていなくても、ステータスバーでセクション番号は確認することができるのですが、セクションを削除する場合は、編集記号をオンにします。
そして、セクション区切りの直前にカーソルを置いて、[Delete]キーを押します。
セクション区切りは、置換機能を使って一括して削除することもできます。
置換機能を使って一括削除で解説しています。
参考PowerPointにもセクション機能があります。PowerPoint2010以降の機能です。