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A4サイズで作成した文書を縮小して1枚に4ページ印刷する方法

投稿日:2018年4月25日 更新日:

A4サイズで作成した文書を縮小して、A4用紙に縮小して1枚に4ページ(2ページ)印刷したいということがあります。

配布用やメモ用にA6サイズやA5サイズにしたい、または紙節約のためなどの理由があると思います。

これは、Wordの印刷設定だけで、印刷できます。

複合機はなくても、家庭用のプリンターで簡単に印刷することができます。

また、毎回印刷設定が面倒であれば、印刷設定した状態で[Microsoft Print to PDF]でPDFファイルを作成しておくと便利です。

1枚に4ページ印刷

文書の確認

下のような案内文書をWordで作成しています。

A4サイズで作成した文書

用紙サイズはA4で、印刷向きは縦を選択して作成したものです。

[レイアウト]タブの[サイズ]-[A4]

印刷設定(1枚に4ページ印刷)

この文書をA4用紙1枚に4ページ印刷したい場合の方法です。

[ファイル]タブをクリックして、[印刷]をクリックします。

ショートカットキーは、[Ctrl]+[P]です。

キーボード[Ctrl]+[P]

通常は、このまま印刷すると、A4サイズの用紙に1枚が印刷されます。

印刷設定

印刷設定を以下のように変更します。

[ページ]のテキストボックスに半角で[1,1,1,1]と直接入力します。

そして、設定の一番下にある1枚に印刷するページ数を指定します。

プルダウンメニューから、[4ページ/枚]を選択します。プレビューは変わりませんが、これでOKです。

1ページに4枚印刷する印刷設定

カンマは[ね]と印字されたキーです。

キーボード[カンマ]

これで印刷を実行すると、以下のように印刷できます。

A4用紙に4枚印刷した結果

印刷設定(1枚に2ページ印刷)

例えば、1枚に2ページ印刷したい場合は、[2ページ/枚]を選択して、ページは[1,1]とします。

1枚に2ページ印刷したい場合の設定

これで印刷を実行すると、以下のように印刷できます。

1枚に2ページ印刷

参考1枚に印刷するページ数は、以下の種類があります。

ここでは、[4ページ/枚]を選択していますが、目的に合わせて選択してください。

[ページ]のテキストボックスも数値に合わせて入力してください。

  • 1ページ/枚
  • 2ページ/枚
  • 4ページ/枚
  • 6ページ/枚
  • 8ページ/枚
  • 16ページ/枚

1枚に印刷するページ数

複数ページを縮小印刷したい場合

複数ページをA4用紙に4ページ印刷したい場合の方法です。

下のように4ページにわたる文書があります。

複数ページの表示設定は、以下の記事で解説しています。

文書を縮小して複数ページを自動表示(ズームで詳細設定)

Word2013で複数ページを表示する方法です。 文書を拡大、縮小表示するには、[表示]タブの[ズーム]グループにある[複数ページ]ボタンを ...

続きを見る

4ページにわたる文書

[ファイル]タブをクリックして、Backstageビューの[印刷]をクリックします。

ショートカットキーは、[Ctrl]+[P]です。

以下のように設定します。

[設定]の[ページ]のテキストボックスに[1,2,3,4]と直接入力します。

連続したページの場合は[1-4]と入力しても同じです。

ページを指定して印刷する場合は[,(カンマ)]を使用します。例:[1,3,5,7]

連続したページを印刷する場合は[-(ハイフン)]を使用します。例:[1-4]

参考4枚以上のページ数があっても、印刷したいページ番号をカンマで区切って入力します。

気を付けてほしいのは、もし、開始番号を変更した場合でも、必ずページ番号を指定します。

ページ番号が[11]から始まるのであれば、[11,12,13,14]というように入力します。

ページ指定印刷はページ番号で

Wordでページ指定をして印刷する方法です。 印刷設定の[ページ]にページ番号をカンマ区切りで指定するか、ページ範囲を指定すればいいのですが ...

続きを見る

そして、設定の一番下にある1枚に印刷するページ数を指定します。Wordでは、1枚に16ページまで印刷できます。

プルダウンメニューから、[4ページ/枚]を選択します。

印刷設定

上記設定で印刷を実行すると、以下のように1枚のA4用紙に1ページから4ページまでのページを縮小印刷できます。

A4用紙1枚に1ページから4ページまでを印刷

参考Word2007でも解説しています。

A4用紙に4ページ印刷するには

印刷設定のままPDFファイルを作成

毎回、印刷設定するのが面倒というのであれば、印刷設定をしたままPDFファイルを作成しておくといいと思います。

そうすると、PDFファイルを印刷するだけで済みます。

印刷設定が済んだら、[プリンター]で[Microsoft Print to PDF]を選択します。

[プリンター]で[Microsoft Print to PDF]を選択

そして、[印刷]ボタンをクリックします。

[印刷]をクリックしても、印刷されるわけではなく、PDFファイルとして出力されます。

[印刷]をクリック

[印刷結果を名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されます。

[ファイルの種類]は、[PDFドキュメント]となっています。

[ファイル名]は空白になっていますので任意の名前を付けて、場所を指定して保存します。

[印刷結果を名前を付けて保存]ダイアログボックス

保存場所を開くと、PDFファイルが保存されています。

保存されたPDFファイル

PDFファイルをクリックすると、以下のように印刷設定のまま保存されています。

次回からは、Wordで印刷設定をせずに、作成したPDFファイルを印刷するといいですね。

作成したPDFファイル

[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示してもPDFファイルを作成できますが、印刷設定したまま出力したいのであれば、Backstageビューの[印刷]から[Microsoft Print  to PDF]を選択して、PDFファイルを作成します。

[Microsoft Print to PDF]については、以下の記事でも解説しています。

写真・Webページ・メモ帳などをPDFとして保存するには[印刷]から

WordやExcelなどのMicrosoft Officeで作成したものであれば、[名前を付けて保存]からPDFファイルとして保存することが ...

続きを見る

[名前を付けて保存]ダイアログボックスからPDFを作成した方が便利な場合もあります。

Wordであれば、パスワードも設定できます。

ファイルをPDF形式で保存するには[名前を付けて保存]から

Word、Excel、PowerPointなどでは、名前を付けて保存する時にPDFファイルを作成することができます。 これは、Office2 ...

続きを見る

もし、プリンターの中に[Microsoft Print to PDF]がない場合は、復活させることもできます。

[Microsoft Print to PDF]を削除してしまった!復活させるには

Windowsには、[Microsoft Print to PDF]というさまざまなファイルをPDF化できる仮想プリンターが標準で搭載されて ...

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