Wordで段落の背景に塗りつぶしの色を設定する方法です。
段落というと大きな文字列の固まりを想像される方が多いですが、Wordでは、段落記号までが1つの段落となります。
下のように一行の見出しであっても、一段落となります。
段落の選択
まず、背景を設定したい段落の段落記号までを選択します。
段落の選択方法ですが、ドラッグして段落記号まで選択してもいいです。
ですが、選択しにくいという方もいらっしゃると思います。
効率よく選択するには、段落の左余白にマウスポインタを移動させてクリックします。
そうすると、簡単に一段落を選択することができます。
[線種とページ罫線と網かけの設定]から設定
段落を選択した状態で[ホーム]タブの[段落]グループにある[罫線]ボタンの横にある▼ボタンをクリックして、メニューの中から一番下にある[線種とページ罫線と網かけの設定]をクリックします。
段落の背景色を選択
[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[網かけ]タブをクリックして、[背景の色]から任意の色を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
注意設定対象は、[段落]になっていると思いますが、念のため確認してください。
下のように段落(見出し)の背景に色が設定できたと思います。
参考ここでは、文字の色とフォントを変更しています。
Word2016以降は、バージョンアップにより[線種とページ罫線と網かけの設定]の名称が[罫線と網かけ]に変わっています。
段落に網かけの設定
[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスにある[網かけ]タブをクリックして、網かけの設定も可能です。
白黒印刷の場合は、この網かけで濃淡や模様をつけて設定すると良いと思います。
段落罫線の変更をする場合も必ず段落記号を選択した状態で設定してください。
[網かけ]の[種類]は下へスクロールするとたくさん表示されますので、目的のものを選択してください。
他の段落にも設定したいですね。
でも、同じ操作を繰り返すのは面倒です。
設定したい段落を複数選択して設定してもいいのですが、それ以外の2つの便利な方法を紹介します。
[スタイルの作成]をして登録する方法と、[書式のコピー/貼り付け]ボタンを使用する方法です。
スタイルの作成
スタイルに設定しておくと便利です。
背景を設定した段落内にカーソルを置いたまま、[ホーム]タブの[スタイル]グループにある[その他]ボタンをクリックします。
[スタイルの作成]をクリックします。
新しいスタイルの作成
選んだテキストの書式をベースにしてスタイルを作成します。
独自のスタイルをスタイルギャラリー保存しておけば、後で簡単に使えるようになります。
[書式から新しいスタイルを作成]ダイアログボックスが表示されます。
名前のテキストボックスに分かりやすい名前を付けて[OK]ボタンをクリックします。
参考プレビューには背景の色は反映されません。
「第二章」の段落にカーソルを置いて、スタイルギャラリーの[見出し_背景色]をクリックすると、同じ書式のスタイルが設定されます。
スタイルの設定については、スタイルの登録でもっと詳細に解説しています。
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[書式のコピー/貼り付け]ボタンで適用
また、[書式のコピー/貼り付け]ボタンをクリックして設定してもいいと思います。
ダブルクリックすると、何度でも継続して適用することができます。
背景を設定した段落にカーソルを移動して、このボタンをダブルクリックします。
そして、設定したい段落をクリックしていきます。
刷毛のマークになったらクリックします。
解除は、キーボードから[ESC]キーを押すか、再度 [書式のコピー/貼り付け]ボタンをクリックします。
参考コマンドボタンのポップヒントが詳しく表記されるようになりました。以下の記事では、[書式のコピー/貼り付け]のポップヒントについても記しています。
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段落番号を設定した場合
また、段落の背景に色をつけた場合、段落番号を設定すると段落番号が見辛くなることがあります。
以下の画像では番号配置が[中央揃え]になっています。(既定は[左揃え]だと思います)
[新しい番号書式の定義]をクリックします。
[新しい番号書式の定義]ダイアログボックスの[配置]を[左揃え]にするだけでも見やすくなります。
もし、もう少し余白を空けたい場合などは、新しい段落番号の定義で段落番号の前にスペースを挿入するなどして対応してください。
その方法については、新しい段落番号の作成で詳しく解説しています。
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見出しを下のように設定することもできます。
以下の記事で解説しています。
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