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キーボードのみでさまざまな種類の罫線をページ幅に入力

投稿日:2017年1月7日 更新日:

キーボード操作だけで、ページ幅に簡単に線(罫線)を入力することができます。

直前の段落に下側罫線として挿入されます。

これは、[入力オートフォーマット]の設定によるものです。

自動で罫線になるのが不要な場合は、設定でオフにできます。

キーボードのみで入力した罫線

[-](マイナス)を3回

直接入力で[-](マイナス)を3回入力して、[Enter]キーを1回押してみましょう。

キーボード[-]

ページ幅に直線が引けます。

これは日本語入力システムがオンの状態で[-]を3回、[Enter]キーを2回押してもよいです。

[-](マイナス)を3回押して[Enter]キーを押した時の罫線

参考直接入力がオンとオフは、言語バーで確認します。

言語バーの入力モード

オートコレクトオプションを非表示にするには

[Enter]キーを押した後、左側に[オートコレクトのオプション]が表示されるかもしれません。

オートコレクトのオプション

入力などの次の操作をすると、[オートコレクトのオプション]は消えます。

しかし、気になるようであれば、[Esc]キーを押してください。

キーボード[Esc]キー

[=](イコール)を3回

直接入力で[=](イコール)を3回と、[Enter]キーを1回押してみましょう。

キーボード[Shift]+[=]

ページ幅に下のような二重線が引けます。

これは日本語入力システムがオンの状態で[=]を3回、[Enter]キーを2回押してもよいです。

[=]を3回押して[Enter]キーを押した時の二重線の罫線

[*](アスタリスク)を3回

直接入力で[*]を3回と、[Enter]キーを1回押してみましょう。

キーボード[Shift]+[*]

ページ幅に下のような点線が引けます。

半角英数モードや半角カタカナモードなら、[*]を3回入力して、[Enter]キーを2回押してもよいです。

ひらがな入力モードで[*]を3回入力して、[スペース]キーで半角に変換して[Enter]キーを2回押してもよいです。

[*]を3回入力して[Enter]キーを押した時の罫線

[#](シャープ)を3回

直接入力で[#]を3回と、[Enter]キーを1回押してみましょう。

キーボード[Shift]+[#]

ページ幅に下のような直線が引けます。

半角英数モードや半角カタカナモードなら、[#]を3回入力して、[Enter]キーを2回押してもよいです。

ひらがな入力モードで[#]を3回入力して、[スペース]キーで半角に変換して[Enter]キーを2回押してもよいです。

[#](アスタリスク)を3回入力して[Enter]キーを押した時の罫線

[~](チルダ)を3回

●直接入力で[~]を3回と、[Enter]キーを1回押してみましょう。

キーボード[Shift]+[~]

ページ幅に下のような直線が引けます。

半角英数モードや半角カタカナモードなら、[~]を3回入力して、[Enter]キーを2回押してもよいです。

ひらがな入力モードで[~]を3回入力して、[スペース]キーで半角に変換して[Enter]キーを2回押してもよいです。

[~](チルダ)を3回入力して[Enter]キーを押した時の罫線

罫線の種類を変更するには

キーボードで挿入したページ幅の罫線は、直前の段落に下側罫線として挿入されています。

罫線の種類を変更するは、[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスの[罫線]タブで行います。

以下の画像は、Word 2010です。

[-](マイナス)を3回入力した罫線を点線に変更してみます。画像は、Word 2010です。

段落罫線が下罫線となるように、罫線の上の段落記号を含んで選択します。

左余白にマウスカーソルを置いて、クリックすると選択しやすいです。

[-](マイナス)を3回入力して[Enter]キーを押した罫線を選択

[ホーム]タブの[段落]グループにある[線種とページ罫線と網かけの設定]をクリックします。

[ホーム]タブの[段落]グループにある[線種とページ罫線と網かけの設定]

[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスの[罫線]タブが表示されます。

[種類]から点線を選択して、[プレビュー]の下線部分をクリックします。点線に変わったことを確認して[OK]ボタンをクリックします。

[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスの[罫線]タブ

直線だった段落罫線が点線に変更されます。

直線が点線に変更された段落罫線

参考段落罫線のカスタマイズについては、以下の記事で解説しています。

段落罫線のスタイル変更(種類・色・太さなどをカスタマイズ)

Wordで段落罫線のスタイルをカスタマイズする方法です。 段落罫線は、段落に対して罫線を引くので、本文幅に罫線をひくことができます。 [線種 ...

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ページ幅に直線を挿入するには、水平線を使う方法もあります。

本文に水平線を挿入するには

Wordでは、段落や文章の区切りに水平線を使うことができます。 [線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスの[水平線]ボタンをクリ ...

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水平線を罫線メニューから挿入して書式を変更

Wordでは本文内に水平線を挿入することができます。水平線はカーソルの位置の段落が空であれば、その段落に挿入され、段落が空でなければカーソル ...

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段落罫線の長さの調整はルーラーで

[Enter]キーを押すと段落罫線になるだけで、[Enter]キーを押さないかぎり罫線になることはありません。

罫線になるのを避けるには、先に[Enter]キーで段落記号を表示しておくなど、入力後に[Enter]キーを押さないで済むように工夫してください。

[=]を3回入力

ただ、段落罫線として活用したほうが便利な場合もあります。段落罫線は、インデントで幅(長さ)を調整することができます。

段落罫線はインデントを使って長さを調整

ルーラーのインデント

[オートコレクトのオプション]の設定で自動罫線をオフに

罫線が引けなかった方は、以下の設定を確認してください。

また、上記の設定が煩わしいと感じる場合は、設定でオフにしてください。

[ツール]メニューの[オートコレクトのオプション]をクリックします。

[ツール]メニューの[オートコレクトのオプション]

[オートコレクト]ダイアログボックスが表示されます。

[入力オートフォーマット]タブをクリックして開きます。

[入力中に自動で書式設定する項目]の[罫線]のチェックが外れていませんか?

反対に、この設定が迷惑と感じている方は、[罫線]のチェックボックスを外してください。

[オートコレクト]ダイアログボックスの[入力オートフォーマット]タブ-[罫線]

参考[Enter]キーを押した後に、左側に[オートコレクトのオプション]が表示されます。

オートコレクトのオプション

これをクリックして、展開するとメニューが表示されます。

[罫線を自動的に作成しない]をクリックしても設定がオフになります。

オートコレクトのオプションの[罫線を自動的に作成しない]

[オートコレクトのオプション]は、次の操作や[Esc]キーを押すと消えます。

Word 2007以降の[入力オートフォーマット]

Word 2007以降の入力オートフォーマットは、[Wordのオプション]ダイアログボックスの[文章校正]タブの[オートコレクトのオプション]にあります。

以下の画像はWord2019です。

Word2019の[オートコレクトのオプション]

参考キーボードから[Alt]→[T]→[A]の順に押しても[オートコレクト]ダイアログボックスを表示できます。

キーボード[Alt]→[T]→[A]

この[入力オートフォーマット]の[罫線]の設定は、Outlookにもあります。

署名の作成と挿入(区切り線が罫線になってしまうのを防ぐには)

署名とは自分の名前や連絡先などを入力して作成したもので、メールではメッセージの最後に挿入します。 先に署名を作成しておくと、メールを作成する ...

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また、以下の記事では入力オートフォーマットのすべての項目について解説しています。WordとOutlookの設定項目は同じです。

勝手に書式が変わる?WordとOutlookの自動フォーマットの原因と対策

入力オートフォーマットとは、入力中に自動で書式設定を行う機能です。 例えば、箇条書きや段落番号などを自動で設定してくれます。この機能は、オン ...

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矢印やフェイスマークをキーボードから入力

他にキーボードから、矢印やフェイスマークを入力することができます。

フォントサイズは、すべて[24]にしています。

半角で[:]と[( フェイスマーク
半角で[:]と[ フェイスマーク
半角で[:]と[-]と[| フェイスマーク
半角で[<]と[-]を2回 左向き矢印
半角で[<]と[=]を2回 太い左向き矢印
半角で[<]と[=]と[> 両矢印
半角で[=]を2回と[> 太い右矢印
半角で[-]を2回と[> 右矢印

参考Windows 11のWord 2021で上記を入力すると、以下のようになります。

Windows 11のWord2021で入力したフェイスマークと矢印

オートコレクトの設定

上のフェイスマークや矢印は、オートコレクトのオプションで登録してあるんです。

[ツール]メニューの[オートコレクトのオプション]をクリックします。

[オートコレクト]ダイアログボックスの[オートコレクト]タブを開くとわかりますね。

[入力中に自動修正する]のチェックボックスをオフにすると、変換されなくなります。

[オートコレクト]ダイアログボックスの[オートコレクト]タブ

スクロールして一番下をみていただくと下のようなものもあります。

[こんにちわ]と入力、確定してみてください。

[こんにちは]に変換されませんか? また、[文の先頭を大文字にする]設定などもここでできます。

使いやすいように設定してくださいね。

[オートコレクト]ダイアログボックスの[オートコレクト]タブの設定

参考オートコレクト]ダイアログボックスの[オーコレクト]タブの内容については、以下の記事で解説しています。

オートコレクトの[入力中に自動修正する]の項目には、独自の文字列を追加することもできます。Word 2010で解説しています。

入力中に自動修正したい(したくない)文字列を設定するにはオートコレクト

Officeには、[オートコレクト]という機能があり、入力中の文字列を自動的に修正します。 この機能は、Word、Excel、PowerPo ...

続きを見る

以下の記事では、Excelの[オートコレクト]で漢数字の[〇]を記号の[○]に修正する方法を紹介しています。

記号の○と漢数字の○が混在している場合の確認と対処

[まる]と入力して変換すると、変換候補には記号の[○]と漢数字の[〇]が表示されます。 ときどきシートにこの2つの[まる]が混在していること ...

続きを見る

同じ文字を連続して入力するには

同じ文字を続けて入力するには、初めの文字を入力して確定したら[Alt]キーを押したまま[Enter]キーを連打します。

[Alt]キーと[Enter]キーを押したままにしてもOKです。

キーボード[Alt]+[Enter]

または、[Ctrl]キーと[Y]キーを押します。直前の操作を繰り返すショートカットキーです。

キーボード[Ctrl]+[Y]

[F4]キーでも同じです。

キーボード[F4]キー

以下のように連続入力できて便利です。テキストボックスや図形の中でも操作できます。

以下は、[ほし]、[おんぷ]、[しかく]、[こめ]と入力して変換しています。

[Alt]と[Enter]キーで連続した文字を入力

参考繰り返しのショートカットキー[Ctrl]+[Y]と[F4]は、ExcelやPowerPointでも使用できます。

[Alt]+[Enter]は、Wordのみで使用できます。

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この記事の著者 / 浜本好子(Microsoft MVP/Office講師)

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