Windows 10 & Office 2016 Word 2016

2つの文書を比較して違いを確認(比較結果を保存)

投稿日:2018年5月9日 更新日:

Wordで似たような文書があった時、どこが違うのかを確認したいときがあります。

目視で分かる場合もありますが、見落とさないように正確に違いを確認したいですね。

例えば、毎年行われるイベントの案内文書を作成する場合は、前年の案内文書を基に作成することが多いと思います。

作成した後、どこを修正したかを確認したいことがありますね。

また、文書を上司へ提出して、作成した文書が修正されて戻ってきた場合も、どこが修正されたのかを確認したいと思いませんか?

そういうときに便利な機能があります。そのまま[比較]というコマンドです。

校閲タブの比較

参考もし、文書を左右に並べて目視で確認したい場合は、[並べて比較]機能を使うと便利です。

2つの文書を左右や上下に並べて表示して同時スクロールもできる

Wordで2つの文書を上下や左右に並べて表示したいということがあります。 簡単なレイアウトをチェックしたいとか、右から左へ文字列をコピー&a ...

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2つの文書の確認

比較する2つの文書は、以下の通りです。

ちょっと見ただけでは、分かりづらいと思います。

サンプル1の文書は、以下のとおりです。

変更前(元)の文書です。

サンプル1の文書

サンプル2の文書は、以下のとおりです。

変更後の文書です。

サンプル2の文書

上記2つの文書を比較します。

[校閲]タブの比較

Wordを起動します。

[校閲]タブの[比較]をポイントすると、下のようなポップヒントが表示されます。

比較

2つのドキュメントを比較して、違いを確認します。

作成者が違っていても、変更内容を1つのドキュメントにまとめることもできます。

[校閲]タブの[比較]

[比較]をクリックすると、2つのメニューが表示されます。

[比較 文書の2つの版を比較します(比較結果を保存)。]をクリックします。

[校閲]タブの[比較]

[文書の比較]ダイアログボックス

[文書の比較]ダイアログボックスが表示されます。

[オプション]ボタンをクリックして展開します。

[文書の比較]ダイアログボックス

以下のように比較する箇所を設定することができます。

また、変更箇所の表示も変更することができます。

ここでは、既定のまま行います。

[文書の比較]ダイアログボックスの[オプション]の内容

[元の文書]のファイルを指定するボタンをクリックして、文書を指定します。

同じように[変更された文書]のファイルを指定するボタンをクリックして、文書を指定します。

比較する文書の比較

ここでは、下のように指定しています。

[元の文書]と[変更された文書]を確認したら、[OK]ボタンをクリックします。

参考同じ文書を指定すると、[OK]ボタンは有効になりません。

もし、[OK]ボタンが有効にならない場合は、指定した文書を再度 確認してください。

また、[元の文書]と[変更された文書]を逆に指定したい場合は、中央の[矢印]ボタンをクリックすると、入れ替えることができます。

[元の文書]と[変更された文書]を指定

結果の比較

下のように4分割された新規文書が表示されます。

タイトルバーには[結果の比較]と表示されていると思います。

結果の比較

各分割箇所の左上に表示されていますが、変更履歴(左)、比較結果文書(中央)、元の文書(右上)、変更された文書(右下)が以下のように分割されて表示されます。

分割表示

表示の変更

ちょっと分かりづらいと思います。

これは、表示を変更することで見やすくすることができます。

不要な表示は、各分割ウィンドウの右上にある[閉じる]ボタンで非表示にすることができます。

また、[校閲]タブの[比較]をクリックして、[元の文書を表示]をクリックするとサブメニューが表示されます。

既定は、[両方の文書を表示]が選択されています。

このサブメニューで[比較元の文書を表示しない]をクリックすると、

比較元の文書を表示しない

下のようになります。

表示を変更した比較の文書

比較結果文書のみを表示

[変更履歴]も閉じると、[比較結果文書]のみが表示されます。

これで分かりやすくなったと思います。

[比較の結果文書]のみが表示

変更履歴を吹き出しに表示

変更履歴を吹き出し表示したい場合は、[校閲]タブの[変更履歴とコメントの表示]から[吹き出し]をポイントして、サブメニューの[変更履歴を吹き出しに表示]をクリックします。

[校閲]タブの[変更履歴とコメントの表示]から[吹き出し]をポイントして、サブメニューの[変更履歴を吹き出しに表示]

下のように変更履歴が吹き出しに表示されます。

変更履歴の吹き出し

結果の比較は、名前を付けて保存することができます。

[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[F12]キーです。

キーボード[F12]

参考[校閲]タブの[変更履歴]グループのボタンについては、以下の記事が参考になると思います。

文の加筆・削除・訂正などの履歴を記録して校閲する[変更履歴の記録]

Wordには[変更履歴の記録]という文の加筆や削除、または訂正などの履歴を記録する[変更履歴の記録]という機能があります。 自分で推敲する場 ...

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2つの文書を並べて表示することもできます。

簡単なレイアウトなどの比較であれば、並べて比較してもいいと思います。

2つの文書を左右や上下に並べて表示して同時スクロールもできる

Wordで2つの文書を上下や左右に並べて表示したいということがあります。 簡単なレイアウトをチェックしたいとか、右から左へ文字列をコピー&a ...

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