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セルは活かしたまま罫線だけを非表示にできる[罫線なし]は便利

投稿日:2017年1月7日 更新日:

Wordの表には、[罫線なし]罫線というのがあります。

これは知っておくと何かと便利です。

セルは活かしたまま罫線だけを見えなくすることができます。

また、表全体の枠線を非表示にするには、[枠なし]を設定します。

罫線のスタイル-罫線なし

サンプル表の確認

たとえば、Word2013で下のような表を作成しました。

表

作成した後、県名と市の境界線を消したいと思ったとします。

罫線の削除をしたい

消しゴムで削除

まず、表内をクリックして[表ツール]を表示させます。

[消しゴム]を使って、罫線を削除してみます。

[レイアウト]タブの[罫線の削除]をクリックします。

[レイアウト]タブの[罫線の削除]ボタン

消しゴムの形になったマウスポインターで削除したい罫線をドラッグします。(マウスポインターの大きさは変更しています。)

罫線をドラッグ

そうすると、下のようにセルが結合されてレイアウトが崩れてしまいます。

罫線を削除した表

[罫線なし]罫線

レイアウトはそのままにして、罫線を見えなくするには、[罫線なし]罫線を使用すると便利です。

[デザイン]タブの[ペンのスタイル]から[罫線なし]を選択します。

[デザイン]タブの[ペンのスタイル]から[罫線なし]を選択

そして、[罫線の書式設定]がオンになっているのを確認して目的の罫線をドラッグします。

または、[罫線]から[罫線を引く]をクリックします。

[罫線なし]を選択すると、自動的に[罫線の書式設定]がオンになるので、そのまま使えますね。

[罫線の書式設定]を選択すると、マウスポインターはペンの形になります。(Word2013以降)

[罫線を引く]を選択した場合、マウスポインターは鉛筆の形になります。

[罫線を引く]と[罫線の書式設定]

非表示にしたい罫線をドラッグします。

下の画像は[罫線の書式設定]を選択しています。

[罫線の書式設定]でドラッグ

下の画像は、[罫線を引く]を選択しています。

[罫線を引く]でドラッグ

解除(表の作業を終了)する場合は、キーボードから[Esc]キーを押します。

[罫線なし]を選択して操作した表は以下のようになります。

薄い点線のように見えるのは、グリッド線です。

[罫線なし]で1つの罫線を変更した表

参考[罫線を引く]と[罫線の書式設定]の違いは、以下の記事内で解説しています。

マウスで罫線を引くには(罫線の書式設定との違いも解説)

Word2013で[罫線を引く]コマンドは[ホーム]タブ、[レイアウト]タブ、[デザイン]タブの3か所にあります。 どこで設定しても連動しま ...

続きを見る

表全体を罫線なしにするには[枠なし]を設定

[罫線なし]罫線は、表の一部の罫線を見えなくすることができますが、表全体の罫線を見えなくしたい場合は、[罫線]から[枠なし]を選択します。

まず、表の左上にある[表の移動ハンドル](表の変更ハンドル)と呼ばれる[+]ボタンをクリックして表全体を選択します。

表の選択

そして、[デザイン]タブの[罫線]から[枠なし]をクリックします。

[デザイン]タブの[罫線]から[枠なし]を選択

参考タブを使って文字位置を揃える方法もあります。タブの使い方が難しいと感じられる場合は、表を使って位置を揃えてもいいと思います。

文字の位置を揃えるには左揃えタブと右揃えタブを設定(リーダー表示も)

Wordではタブを設定すると、文字列の開始位置を変更して間隔を空けることができます。 また、複数段落の文字の先頭位置や後ろを綺麗に揃えること ...

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グリッド線の表示をオフ

下のように点線が表示されますが、これは[グリッド線]と呼ばれるものです。

印刷されることはありません。

[レイアウト]タブにある[グリッド線の表示]をクリックしてオフにすると、

グリッド線の表示

グリッド線も非表示になり、下のような表が完成します。

表の完成

表全体を[枠なし]にして、グリッド線を非表示にすると、以下のようになります。

[枠なし]を設定した表でグリッド線を非表示

参考PowerPointの表にも[グリッド線なし]の設定があります。

表の作成方法とスタイルの設定(表のグリッド線なしは便利)

スライドに表を作成する方法です。 [表の挿入]ダイアログボックスから列数と行数を指定する方法や、マス目をドラッグする方法があります。 また、 ...

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関連以下は、主な表関連のページです。

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下のように表のセル間隔を調整することもできます。

表のセルの間隔

表のセル間隔

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