Wordで入力した内容をワンクリックでPowerPointに送信することができます。
既定では、リボンにボタンはありませんので、クイックアクセスツールバーに追加して送信します。
Wordで見出し(アウトライン)の設定をしておくと、見出し1がスライドのタイトルに、見出し2がコンテンツの箇条書きになるなど、より便利です。
参考Wordでのアウトライン設定については、以下の記事で解説しています。
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この記事の目次
クイックアクセスツールバーに[PowerPointに送信]ボタンを登録
クイックアクセスツールバーの設定をします。
クイックアクセスツールバーの▼をクリックして[その他のコマンド]をクリックします。
[Wordのオプション]ダイアログボックスの[クイックアクセスツールバー]が表示されます。
[コマンドの選択]の▼ボタンをクリックして[リボンにないコマンド]を選択して、[Microsoft PowerPointに送信]を探し選択して、中央の[追加]ボタンをクリックします。
右側に[Microsoft PowerPointに送信]が表示されたことを確認して[OK]ボタンをクリックします。
クイックアクセスツールバーのコマンドは、特定のファイルのみに追加することもできます。
クイックアクセスツールバーに[Microsoft PowerPointに送信]ボタンが追加されます。
参考Word2016、2019では以下のようなアイコンです。
Word2021のアイコンです。Microsoft 365のWordも似たような形のアイコンです。
クイックアクセスツールバーのカスタマイズについては、以下の記事で解説しています。
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WordからPowerPointに送信
段落のみの場合と、アウトラインの設定をした場合の違いです。
文書に下のように4行(段落)入力した状態で、クイックアクセスツールバーの[Microsoft PowerPointに送信]ボタンをクリックします。
箇条書きの文章の場合も同じです。
PowerPointが自動的に起動して、4つのスライドのプレースホルダーに各タイトルが入力された状態になります。
参考[Microsoft PowerPointに送信]ボタンを使用すると、文書のタイトルバーに[互換モード]と表示されるようになります。
Backstageビューの[情報]にある[変換]ボタンを押すと解消されます。
アウトラインの設定をした文書を送信
Wordでアウトラインの設定をしていると、レベル1(見出し1)がタイトルになり、レベル2(見出し2)が箇条書きになります。
見出しの設定をすると、アウトラインの設定と連動します。
[表示]タブの[文書の表示]グループにある[アウトライン]をクリックします。
アウトラインツールの[レベル]を使って、以下のようにアウトラインの設定をします。
[印刷レイアウト]表示のまま、[見出し1]と[見出し2]の設定をしても同じです。
Wordのアウトラインの設定方法は、以下の記事で解説しています。
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[Microsoft PowerPointに送信]ボタンをクリックします。
[アウトライン]表示のままでもいいですし、[アウトライン]表示を閉じて[Microsoft PowerPointに送信]ボタンをクリックしても構いません。
PowerPointが起動して、タイトルと箇条書きが作成されたスライドが作成されているのを確認できます。
参考PowerPointから、Wordの文書を取りこむこともできます。
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プレゼンテーションの全体構成を考えながら作成するのに適しています。
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クイックアクセスツールバーに登録すると便利なコマンド
クイックアクセスツールバーのコマンドボタンは、タブを切り替えずに操作できるメリットがあります。
以下は、クリックアクセスツールバーに登録しておくと便利かなと思うものを紹介しています。
目的にあったコマンドを上手に活用してくださいね。
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参考[名前を付けて保存]ダイアログボックスも登録しておくと、Backstageビューを開くことなく表示できるのでお勧めです。
ショートカットキーは[F12]キーですが、忘れがちな人は登録しておくといいかもしれないですね。
Excelでは[読み取り専用の設定/解除]もクイックアクセスツールバーに登録しておくと、便利なコマンドです。
開いているブックを[読み取り専用]にしたり、解除することが簡単にできます。
【読み取り専用の設定/解除】コマンドをクイックアクセスツールバーに登録(Excel2007)
以下の記事では、[読み取り専用の設定/解除]ボタンの設定から活用方法まで解説しています。Excel2016での解説です。
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