Word 97-2003 文書(*.doc)形式で保存されたファイルは、現在でも多く利用されているのではないでしょうか。
新しい機能を活用するためには、拡張子を .docx に変更して保存し直す必要があり、[名前を付けて保存]ダイアログボックスで[Word文書(*.docx)]を選択し保存します。
ただし、この際に注意すべき点があります。
旧バージョンの Word で開く必要がある場合や、古い機能を利用したい場合は、[名前を付けて保存]ダイアログボックスで[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]をオンしてください。
この方法は、Excel や PowerPoint でも同様の手順で行えます。
参考拡張子は、表示する設定にしています。
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登録されている拡張子を表示するには(Windows7からWindows11まで)
拡張子とは、どのアプリケーションで開くことができるファイルなのかを示すファイル名の最後に表示される3文字程度の文字列のことです。 Windo ...
互換モードのワードアート
以下は、ワードアートを使用した旧バージョンの文書です。
拡張子は(.doc)です。Wordであれば、旧拡張子(.doc)にすると、以前のバージョンのワードアートを使用できます。
これを[名前を付けて保存]ダイアログボックスで[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]のチェックボックスをオンにして保存した場合と、オフにして保存した場合の違いを知っておいてください。
キーボードから[F12]キーを押して、[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示します。
[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]をオン
[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]のチェックボックスをオンにして保存します。
ファイルの種類は、新拡張子[Word文書(*.docx)]です。
再度、文書を開いてワードアートを選択すると、[ワードアートツール]タブが現れて編集できます。
タイトルバーを見るとわかりますが、新拡張子になっていますが[互換モード]と表示されています。
[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]をオフ
[名前を付けて保存]ダイアログボックスで[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]のチェックボックスをオフにして保存します。
ファイルの種類は、新拡張子[Word文書(*.docx)]です。
メッセージが表示されますが、このまま[OK]ボタンをクリックします。
文書は最新のファイル形式にアップグレードされます。
Wordの新しい機能をすべて使用できるようになりますが、一部の細かいレイアウトが変わることがあります。
アップグレードしない場合は、[キャンセル]をクリックし、互換性を保持するチェックボックスをオンにしてください。
ワードアートを選択すると、[描画ツール]タブとなります。ワードアートの機能は使用できません。
注意旧ワードアートとして編集したいのであれば、[名前を付けて保存]ダイアログボックスで[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]のチェックボックスをオンにして保存してください。
旧バージョンの図やグラフを保持する場合も同じです。
Backstageビューの[情報]から[変換]ボタンをクリックしてファイルを変換すると新機能が使えるようになります。
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互換モードの確認と新バージョンへの変換
Word97-2003の文書(拡張子.doc)をWord2010で開くと、自動的に[互換モード]になり、タイトルバーに[互換モード]と表示さ ...
ただし、[情報]から[変換]をクリックした場合は、[名前を付けて保存]ダイアログボックスに[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]の項目は表示されません。
参考新拡張子の文書のワードアートでも、[変形]を利用することでドラッグ操作で文字を大きくできます。
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ワードアートの文字(テキスト)をドラッグで大きくする方法
ワードアートを使って、ドラッグで簡単に文字を大きくする方法です。通常は、ワードアートの文字列の大きさは、フォントサイズを変更しなければなりま ...