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ワードアートの文字(テキスト)をドラッグで大きくする方法

投稿日:2019年4月15日 更新日:

ワードアートを使って、ドラッグで簡単に文字を大きくする方法です。通常は、ワードアートの文字列の大きさは、フォントサイズを変更しなければなりませんが、ひと工夫するとドラッグで文字(テキスト)も大きくできます。

ここでは、A4サイズの用紙に縦書きの大きな2文字をワードアートで作成します。ドラッグで大きくする方法です。

Word2016で解説しますが、ExcelやPowerPointでも同様の操作を行うことができます。

ワードアートで作成した二文字

ワードアートで文字も一緒に拡大/縮小

参考以前は、ワードアートはドラッグで文字も一緒に大きくすることができました。ExcelとPowerPointは2003まで、Wordは2007まで、ドラッグで拡大/縮小を行っていました。

以下の記事内のワードアートを使う方法で解説しています。

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Wordでは、旧拡張子(.doc)にすると、以前のワードアートを使用できます。

拡張子に変換しても、旧バージョンのワードアートの機能を使用したい場合は、[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]のチェックボックスをオンにして保存します。

旧バージョンとの互換性を保持して保存するには

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ワードアートの挿入

[挿入]タブの[テキスト]グループにある[ワードアート]をクリックします。

ギャラリーの中から、任意のスタイルを選択します。スタイルは後で変更できます。

ここでは[塗りつぶし: 黒、文字色1; 影]を選択します。

ワードアートの挿入

ウィンドウの幅が大きければ、上記のように[ワードアート]と表示されていますが、ウィンドウ幅が狭い場合は、下の画像のようになっていると思います。

ポップヒントには以下のように記されています。

ワードアートの挿入

ワードアートテキストボックスを使って、文書に装飾を加えます。

[挿入]タブの[ワードアートの挿入]

参考ポップヒントでも分かるかと思いますが、ワードアートはテキストボックス文字の効果を組み合わせたものです。ですから、テキストボックスを使用しても、ワードアートと同様の操作ができます。

ワードアートの挿入については、以下の記事でも解説しています。参考になると思います。

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文字の入力

ワードアートがカーソルの位置に挿入されます。

ワードアートの挿入

[ここに文字を入力]が反転したまま(グレイの状態)、キーボードから文字を入力します。

ここでは[笑顔]と入力します。以下の画像のようになります。

ワードアートに文字入力

ワードアートを縦書きに変更

ワードアートを縦書きに変更します。

ワードアートを挿入すると、[描画ツール]タブが現れます。[書式]タブの[テキスト]グループにある[文字列の方向]をクリックして、[縦書き]をクリックします。

[文字列の方向]で[縦書き]を選択

[変形]から[四角]を選択

さて、このままサイズ変更ボタンをドラッグしても、ワードアートの枠が広がるだけです。文字の大きさは変わりません。

これをドラッグでワードアートの文字(テキスト)も大きくする方法を紹介します。

ワードアートのサイズ変更

[書式]タブの[ワードアートのスタイル]グループにある[文字の効果]をクリックします。

そして、[変形]の[形状]から[四角]を選択します。

[文字の効果]の[変形]から[四角]を選択

ワードアートは、下のようになります。枠いっぱいに文字が広がったと思います。

ワードアート

これで、ドラッグでテキストも一緒に拡大できます。

ワードアートの右下のサイズ変更ボタンにマウスを合わせて、右下に向かってドラッグします。

サイズ変更ボタンをドラッグ

用紙いっぱいに拡大することができます。

拡大したワードアート

参考[変形]から形状を選択して利用した場合は、ドラッグでワードアートのサイズを変更すると文字も枠線に合わせて拡大/縮小します。

Word2013とWord2010の場合

Word2016とWord2019では、既定の設定のまま上記操作をしても問題ないのですが、Word2013、Word2010で上記操作をすると、グレイの四角のマークが表示されます。

以下の画像は、Word2013です。

Word2013のワードアート

グレイの四角マークを非表示にする方法です。

[ファイル]タブをクリックして、Backstageビューを表示します。

[オプション]をクリックして、[Wordのオプション]ダイアログボックスを表示します。

[表示]をクリックして、[常に画面に表示する編集記号]の[段落記号]と[すべての編集記号を表示する]のチェックボックスをオフにします。

[Wordのオプション]の[表示]-[常に画面に表示する編集記号]

これで非表示になります。

[段落記号]を表示するには、[ホーム]タブの[段落]グループにある[編集記号の表示/非表示]をオンにします。

オプションの[すべての編集記号を表示する]は、[ホーム]タブの[段落]グループにある[編集記号の表示/非表示]ボタンと連動します。

[ホーム]タブの[編集記号の表示/非表示]

常に画面に表示する編集記号の設定については、以下を参照してください。

Wordのオプションの[常に画面に表示する編集記号]について

スタイルの変更

[書式]タブの[ワードアートのスタイル]グループにある[クイックスタイル]から任意のスタイルに変更できます。

ワードアートの[クイックスタイル]

[書式]タブの[ワードアートのスタイル]グループには、[文字の塗りつぶし]と[文字の輪郭]もあります。

[文字の塗りつぶし]と[文字の輪郭]

[文字の効果]には、反射や光彩などのさまざまな視覚効果があります。楽しんでくださいね。

[書式]タブの[文字の効果]

また、Wordであれば[ホーム]タブの[フォント]グループにある[文字の効果と体裁]からスタイルを設定することもできます。

[ホーム]タブの[文字の効果と体裁]

参考[文字の効果]はWord2010からの機能です。

文字の効果(影、光彩、反射などの視覚効果を文字列に適用)

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ワードアートの一部の文字を大きくするには

ワードアート内の大きくしたい文字のみを選択して、

文字列を選択

フォントサイズを変更します。一部の文字のみスタイルを変更する場合も、文字を選択して行います。

フォントサイズ変更

注意ExcelとPowerPointでは、[形状]から[四角]を選択していると、文字のサイズの変更ができません。

[書式]タブの[ワードアートのスタイル]グループにある[文字の効果]をクリックして、[変形]の[変形なし]を選択してください。

一度[変形なし]を選択して、部分選択でフォントサイズを変更して、その後[形状]から[四角]を選択してください。

[変形]から[変形なし]を選択

参考大きな文字を入力する方法については、以下の記事でも解説しています。

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ワードアートの文字列の塗りつぶしに画像を設定する方法は、以下の記事で解説しています。

PowerPointでは、[図形の結合]の[重なり抽出]でも設定できます。

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