A4サイズの用紙一枚に大きな一文字を印刷したいと思ったことはないですか?
たとえば、一枚に[禁]、一枚に[煙]と印刷して、二枚を貼り合わせたいということもあると思います。
その場合の方法です。
文字を入力してフォントサイズを大きくする方法と、ワードアートを使った方法を紹介します。
フォントサイズを大きくして作成
Wordでは フォントサイズはリストからだと[72]までしかありませんが、数値を直接入力することもできます。
大きくしたい文字を範囲選択して、フォントサイズボックスに[500]と半角で直接、入力してみましょう。
参考Word2003の場合は、日本語入力システムがオン(言語バーが[あ]の状態)でも構いません。
[Enter]キーを押すと、驚くような大きな文字が表示されますね。
余白の調整
キーボードの方向キーを押して、範囲選択を解除します。
あるいは、余白部分をクリックすると、範囲選択が解除されます。
そして、文字が大体中央に来るようにルーラーで余白を調整しましょう。
下のようにルーラーで余白の境界線をポイントすると、マウスポインタがこのような矢印の形になりますので、その時に少し左にドラッグします。
印刷プレビューで確認
[印刷プレビュー]ボタンをクリックして表示してみましょう。
以下のようになります。[閉じる]ボタンでプレビュー画面を閉じます。
[印刷プレビュー]を表示するショートカットキーは、[Ctrl]+[F2]です。
ヘッダーやフッターに挿入したファイルのパスを削除するには、再度、ヘッダー/フッター領域を表示して削除します。
参考Office2010以降は、[Ctrl]+[P]でBcckstageビューの[印刷]が表示され、印刷プレビューを確認できます。
書式変更
また元に戻って[書式設定]ツールバーからフォントを変えたり、文字に色をつけたりして印刷しましょう。
[フォントの色]の▼をクリックすると[カラーパレット]が表示されます。
好きな色をクリックしてください。
文字に色をつけることができます。
関連A4サイズの用紙に縦書きに2文字印刷したい場合の方法は、以下の記事で解説しています。
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Word2013でも解説しています。以下の記事では、余白を適切に設定する方法も解説しています。
Word2007以降であれば、以下の記事のほうが分かりやすいと思います。
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WordでA4サイズの用紙に大きな縦書き2文字を印刷して、貼り紙を作成したい時に役立つ方法です。 余白と縦書きの設定をして、2文字であればフ ...
ワードアートを使う方法
もう1つの方法は、ワードアートを使うやり方です。
参考ExcelとPowerPointは2003まで、Wordは2007まで、ドラッグで拡大/縮小を行うことができました。
それ以降は、少し工夫しないと、ドラッグでワードアートの文字を拡大/縮小することはできません。以下の記事で解説しています。
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ワードアートの文字(テキスト)をドラッグで大きくする方法
ワードアートを使って、ドラッグで簡単に文字を大きくする方法です。通常は、ワードアートの文字列の大きさは、フォントサイズを変更しなければなりま ...
ワードアートギャラリーの起動
こちらの方が文字の色にグラデーションやデクスチャ、パターンなどを使用できるので表現力豊かに仕上げることができます。
画面下のタスクバー(下の青い部分)の上に[図形描画]ツールバーが表示されていると思います。
その中の[ワードアートの挿入]ボタンをクリックします。
もし、[図形描画]ツールバーが表示されていなければ、標準ツールバーから[図形描画]のボタンをクリックします。
または、[挿入]メニューの[図]から[ワードアート]をクリックして[ワードアートギャラリー]ダイアログボックスを表示させます。
[ワードアートギャラリー]ダイアログボックスが表示されます。
この中からスタイルを選択しましょう。
湾曲しているものより、標準の形のものを選びましょう。
スタイルの上でクリックして[OK]ボタンをクリックします。
テキストの入力
[ワードアート テキストの編集]ダイアログボックスが表示されます。
文字を入力します。
青く反転している場合([ここに文字を入力]が反転)は、このまま入力することができます。
ここでは、[夢]と入力して[OK]ボタンをクリックします。
ワードアートに入力した文字が表示されました。
テキストの折り返しを[四角]に変更
この文字の上で1回クリックします。
ワードアートの周りに■が現れて、ワードアートのツールバーも表示されたと思います。
[ワードアート]が選択されていなければ、[ワードアート]ツールバーは現れません。
■をポイントしてマウスポインタが矢印の形になったときに、ドラッグして大きさを調整することもできます。
でも、このままでは字送りされるだけです。ここでは、自由に移動できるようにしてみましょう。
もし、ワードアートのツールバーが表示されていなければ、[表示]メニューから[ツールバー]をクリックして サブメニューの中の[ワードアート]をクリックします。
そして、[ワードアート]ツールバーから[テキストの折り返し]ボタンをクリックします。
そして、[四角]をクリックします。
そうすると、周りの■が消えて○が表示されたと思います。
[サイズ変更]ボタンでドラッグ
右下の○の上にマウスを合わせると、下のような形になるときがあります。
そのときに、画面の右下に向かって思いっきりドラッグしてください。
大きくなりましたね。
同じ大きさのまま移動したい場合は、ワードアートの中でポイントしてマウスポインタがこの形の時にドラッグします。
印刷プレビューで確認
[印刷プレビュー]で確認してみましょう。
また[閉じる]ボタンをクリックして[印刷レイアウト]表示の画面にもどりましょう。
ワードアートの書式設定
このワードアートの文字には、さまざまな模様や色をつけることができます。
ワードアートツールバーの[ワードアートの書式設定]ボタンをクリックします。
[ワードアートの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。
[塗りつぶし]の[色]のリストボタンをクリックします。
ここで色の選択をすることができます。
図形描画ツールバーのコマンドボタンを利用して変更することもできます。
以下の記事を参照してください。
塗りつぶし効果(グラデーション)
また、面白いのは[塗りつぶし効果]のところです。
[色]の[塗りつぶし効果]をクリックします。
[グラデーション]タブから[2色]をクリックしてチェックを入れます。
そして、色1、色2のリストボタン▼をクリックしてグラデーションに使う色を選択しましょう。
左下の[グラデーションの種類や[バリエーション]も選択してチェックを入れます。
そして [OK]ボタンをクリックして、[ワードアートの書式設定]のダイアログボックスに戻り、また[OK]ボタンをクリックします。
そうすると、その模様が文字に現れます。
[印刷プレビュー]で確認してみましょう。
できました(^^♪
この[塗りつぶし効果]ダイアログボックスの[グラデーション]には、もっと面白いものがたくさんあります。
たとえば、[既定]にチェックを入れて、[既定の色]のリストボタン▼をクリックしてみます。
色々な模様がありますね。[グラデーションの種類]や[バリエーション]も選択してみてください。
参考Office2010以降のグラデーションの設定については、以下の記事を参考にしてください。
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図形の書式設定のグラデーションは分岐点で微調整ができる
Office2010では、[図形の書式設定]のグラデーションの設定が非常に分かり易くなりました。 グラデーションの分岐点は追加と削除ができま ...
塗りつぶし効果(テクスチャ)
次は、[テクスチャ]タブをクリックしてみましょう。
ここにも面白い模様がたくさんあります。
右側のスクロールバーを下へスクロールさせてみましょう。たくさん表示されますね。
塗りつぶし効果(パターン)
[パターン]タブをクリックしてみましょう。
ここでは2つの色を使って、模様をつけることができます。
これも面白いですね♪色々楽しんでみてください。
参考ワードアートツールバーの詳細は、以下の記事で解説しています。
複数のワードアートやクリップアートを重ねたりする場合の方法は、以下の記事で解説しています。
画像が重なったときの操作(ショートカットメニューの順序から)
作成後、テキストを編集する場合の簡単な方法は、以下の記事を参照してください。
Excelでも同じように大きな文字を印刷することができます。以下の記事で解説しています。
関連A4サイズの用紙に大きな2文字を印刷する方法も解説しています。フォントサイズを大きくして印刷する方法です。
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