WordやExcelなどで、テキストボックスに数値を入力して設定したりすることがありますね。
その際、「最大値や最小値はどれくらいなのだろう?」と思ったことはありませんか?
実は、テキストボックスにとんでもない大きな数字を入力すると、メッセージで教えてくれます。
Wordの表の列数
入力可能な最大値は、簡単にわかります。
たとえば、Wordを起動させて、[罫線]メニューの[挿入]から[表]をクリックします。
[表の挿入]ダイアログボックスが表示されます。
必要な列数と行数を指定すると表が挿入されるのですが、列数と行数の最大値は、どのくらいなのかなと思いませんか?
列数のテキストボックスに、とんでもない大きな数字を入力して[OK]ボタンをクリックします。
列数のテキストボックスに[10000]と入力してみました。
以下のメッセージが表示されます。
数値は1から63までです。
これで列数は最高[63]までなんだなということがわかります。最小値は、[1]ですね。
Wordの表の行数
では、表の行数はどうでしょう。
同じように試してみてくださいね。以下の画像では、[100000]と入力しています。
メッセージには、以下のように表示されたと思います。最小値は[1]、最大値は[32767]です。
数値は1から32767までです。
参考Word2019で試してみましたが、同じです。
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Wordのフォントサイズの最大値
Wordのフォントの最大値は、[1638]です。
フォントサイズのプルダウンに表示される値は[72]ですが、実際はもっと大きなサイズを入力できるということです。
参考フォントサイズを大きくすることで、A4用紙に大きな文字を入力することができます。貼り紙を作成したりするときには便利ですね。
以下の記事で解説しています。
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Excelのフォントサイズの最大値
Excelでフォントサイズの最大値を調べてみましょう。
Excelのフォントサイズのテキストボックスの中で、クリックしてとんでもない大きい数字を入力します。
[1000]と入力して、[Enter]キーを押します。
以下のメッセージが表示されます。
フォントサイズは1から409の範囲で指定してください。
参考Excelでも大きな文字を印刷することができます。以下の記事で解説しています。
Excelのバージョンがあがっても変わっていません。同じく[409]が最大値です。
PowerPointの[元に戻す操作の最大数]
PowerPointでは、[元に戻す操作の最大数]は既定で[20]となっています。最大数は[150]です。
この数値は、もう少し大きい数に変更してもいいのではないかと思います。
PowerPoint2003では、[ツール]メニューの[オプション]をクリックして、[オプション]ダイアログボックスを表示します。
[オプション]ダイアログボックスの[編集]タブにあります。
PowerPoint2003では、範囲外の数値を入力しても自動的に[3]や[150]に修正されます。
PowerPoint2007以降の最大数はポップヒントで表示
PowerPoint2007以降は、大きな数値を入力すると、ポップヒントが表示されて最小値と最大値が表示されるようになっています。
PowerPointの「元に戻す操作の最大数」のポップヒント(PowerPoint2007)
PowerPoint2007以降は、[PowerPointのオプション]の[詳細設定]にあります。
PowerPoint2016も既定は[20]のままです。
PowerPoint2007以降は、ポップヒントで表示されるようになっています。以下の画像は、PowerPoint2016です。
以下の記事内、PowerPointの[ 元に戻す操作の最大数]の設定でも解説しています。
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参考[オプション]ダイアログボックスを表示するには、アクセスキーを使用すると便利です。
Office2003の場合は、[Alt]→[T]→[O]の順に押すと表示できます。
Office2007以降もこのアクセスキーで表示できます。
Office2010以降の本来のアクセスキーは、[Alt]→[F]→[T]です。
リボンになって、オプションダイアログボックスを表示するには、[ファイル]タブをクリックして、[オプション]をクリックしてという結構面倒な操作になっていますので、アクセスキーを使用するほうが効率的です。
アクセスキーについては、以下の記事で解説しています。
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