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サンプル文を挿入して編集機能を確認(Word・PowerPoint・Outlook)

投稿日:2023年7月29日 更新日:

書式設定の機能を確認をしたいと思っても、適当な文章がないとできません。

特に長文の文章で機能を確認したり、練習したい場合など、そのサンプル文を準備するだけでも時間を要してしまいます。

Word、PowerPoint、Outllookでは、簡単にサンプル文を挿入できます。

覚えておくと便利です。

Wordのサンプル文と[文字カウント]ウィンドウ

WordとOutlookの日本語のサンプル文

サンプル文を挿入するには、半角英数で[=rand()]と入力して[Enter]キーを押します。

=rand()

[=rand()]と入力

Word2013以降であれば、以下の文章が表示されます。

Outlookでも、同じ文章を挿入できます。Office for MacのWordなどでも使用できます。

また、テキストボックスや図形にも挿入できます。

Wordのサンプル文

ステータスバーの[文字カウント]をクリックすると、[文字カウント]ダイアログボックスが表示されます。

単語数650、段落数5、行数19などが分かります。

[文字カウント]を表示

参考ステータスバーに単語数が表示されていない場合は、ステータスバーで右クリックして、[文字カウント]のチェックをオンにすると表示されます。

ショートカットキーもありますし、[校閲]タブから表示する方法もあります。

文字数はステータスバーで確認(単語数などの詳細は文字カウントで)

Word2007以降、ステータスバーに[文字数]が表示されるようになりました。 ステータスバーの[文字数]の箇所をクリックして[文字カウント ...

続きを見る

バージョンによる違い

Word2007とWord2010のサンプル文は、以下の内容になります。

以下の画像は、Word2007です。

Word2007でのサンプル文

旧サンプル文の挿入

Word2003のサンプル文を表示するには、[=rand.old()]と入力して[Enter]キーを押します。

=rand.old()

Word2003のサンプル文

サンプル文の挿入ができない場合の確認

サンプル文の挿入ができない場合は、[オートコレクト]の設定を確認してみてください。

アクセスキーを使って、キーボードから[Alt]→[T]→[A]の順に押して、[オートコレクト]ダイアログボックスを表示します。

キーボード[Alt]→[T]→[A]

[オートコレクト]ダイアログボックスの[オートコレクト]タブにある[入力中に自動修正する]のチェックボックスがオフになっている場合は、サンプル文の挿入はできません。

アプリケーションごとの設定になります。

[オートコレクト]ダイアログボックスの[オートコレクト]タブにある[入力中に自動修正する]

参考[オートコレクト]タブの各機能については、以下の記事で解説しています。

入力中に自動修正したい(したくない)文字列を設定するにはオートコレクト

Officeには、[オートコレクト]という入力中の文字列を自動的に修正する機能があります。 Word、Excel、PowerPoint、Ac ...

続きを見る

段落と文章数を指定して挿入

もっと多くの段落を挿入したい、長い文章を挿入したい場合は、[=rand()]の引数に数字を入力します。

段落数の設定

既定では5段落ですが、[=rand(10)]とすると、10段落が挿入されます。

以下の画像は、[表示]タブの[ページ移動]グループに[並べて表示]をクリックして表示しています。

[文字カウント]ダイアログボックスを表示すると、10段落になっていることがわかります。

[=rand(10)]として挿入されたサンプル文

参考[=rand(30)]とすると、4ページになります。

[並べて表示]は、Word2019からの機能です。

長文を[並べて表示]で横へスクロール(スライド)しながら読む

Word2019では、複数ページにわたる長文を横へスクロール(スライド)しながら読み進めることができる[並べて表示]という機能があります。 ...

続きを見る

1段落の文章数を指定

1段落の文章数を指定することもできます。

=rand(段落数,段落内の文の数)

例えば、[=rand(5,2)]とすると、1段落に2つの文章の段落を5個挿入することができます。

[。]までが1文、改行マーク改行マークまでが1段落です。

[=rand(5,2)]と入力して挿入されたサンプル文

[=rand(8,1)]とすると、1段落に1つの文章の段落が8個挿入されます。

[=rand(8,1)]で挿入されたサンプル文

WordとOutlookの英語のサンプル文

英語のサンプル文を挿入するには、[=lorem()]と入力します。

=lorem()

[=lorem()]と入力

[=lorem()]と入力した後、[Enter]キーを押すと、以下のような英文が表示されます。

[=lorem()]と入力して挿入されたサンプル文

[文字カウント]を表示すると、単語数86、段落数は5、行数9となっています。

[文字カウント]を表示

英文の場合も、段落数と1段落の文章数を指定できます。

[=lorem(4,1)]と入力すると、以下のようになります。

[=lorem(4,1)]と入力して挿入されたサンプル文

参考[=lorem()]で挿入される文は、ラテン語がもとになっていて翻訳しても意味不明です。

PowerPointのサンプル文

PowerPointでも、サンプル文を挿入できます。

同じく半角英数で[=rand()]と入力して、[Enter]キーを押します。

以下はプレースホルダーに入力していますが、テキストボックスや図形にも挿入できます。

=rand()

プレースホルダーに[=rand()]と入力

以下のようになります。

プレースホルダーに[=rand()]と入力して挿入されたサンプル文

[=lorem()]と入力すると、以下のようになります。

プレースホルダーに[=lorem()]と入力して挿入されたサンプル文

参考[The quick brown fox jumps over the lazy dog. ](すばやい茶色の狐がのろまな犬を飛び越す)は、アルファベット26文字が1回以上使われている文です。

[オートコレクト]ダイアログボックスの[入力中に自動修正する]のチェックボックスをオフにすると、WordとOutlookのサンプル文の表示はできなくなりますが、PowerPointの英文のサンプル文は表示されます。

段落と文章数を指定して挿入

PowerPointでも段落数と1段落内の文章数を指定することができます。

[=rand(3,1)]とすると、以下のようになります。

プレースホルダーに[=rand(3,1)]と入力して挿入されたサンプル文

プレースホルダーにサンプル文を挿入すると、左下に[自動調整オプション]が表示されます。

クリックすると、メニューが表示されますので、どういう機能なのか試してみるのもいいと思います。

プレースホルダーに表示された[自動調整オプション]

参考PowerPointの[自動調整オプション]については、以下の記事で解説しています。

プレースホルダーの自動調整オプションボタンの使い方

PowerPointでプレースホルダーに文字を入力していて、その文字数が多くなって収まりきらなくなると、プレースホルダーの左下に[自動調整オ ...

続きを見る

Excelでは、サンプル文が表示されることはありませんが、セルにランダムな整数を表示することはできます。

アドインや関数を使って表示することができます。

ランダムな数字を生成するRandomGeneratorとRANDBETWEEN関数

Excel2013以降では、無料のアドインを使用することができます。 People Graphは、以下の記事ですでに紹介していますが、 今回 ...

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