文書内の文字列をまとめて置換したい場合は［すべて置換］

文書の中の文字列をまとめて置換してみましょう。

文章内に置換したい特定の文字列が何度も出現している場合は、［検索と置換］ダイアログボックスの［すべて置換］ボタンを使用すると便利です。

［検索と置換］を表示して［すべて置換］

以下の文書の中の［コーヒー］の文字を［Ｃｏｆｆｅｅ］に置換したいと思います。

［編集］メニューの［置換］をクリックします。

参考ショートカットキーは、［Ctrl］+［H］です。

このショートカットキーは、ExcelやPowerPointでも使用できます。

Excelは、Wordと同じように［検索と置換］ダイアログボックスの［置換］タブが表示されます。

PowerPointは、［置換］ダイアログボックスが表示されます。

検索文字列と置換後の文字列を入力

［検索と置換］ダイアログボックスが表示されます。

［検索する文字列］ボックスの中に書き替える文字を入力します。

［置換え後の文字列］ボックスの中に変換後の文字列を入力します。

［すべて置換］ボタンをクリックします。

置換後

［文書の検索が終了しました。］ダイアログボックスが表示されます。置換した項目数も表示されます。

［OK］ボタンをクリックします。

［検索と置換］ダイアログボックスも閉じましょう。

まとめて置換することができました。

1つずつ検索して置換する場合

［置換］タブの［次を検索］ボタンをクリックすると、1つ目の検索文字列が選択されます。

そして、［置換］ボタンをクリックすると、選択された文字列が置換されます。

2つ目の該当文字列がある場合は、次の検索文字列が選択されます。

最初の１つの検索文字列を置換した後、［すべて置換］ボタンを押して実行してもいいと思います。

置換した内容を戻したい場合

間違えたと気が付いた時は、［検索と置換］ダイアログボックスを表示したままでも、ショートカットキーを使って戻すことができます。

元に戻すショートカットキーは、［Ctrl］+［Z］です。

本文内を一度クリックしてから実行してください。

複数文書で置換

複数の文書を起動している場合、ショートカットキーで文書を切り替えて、置換作業を行うことができます。

［検索と置換］ダイアログボックスを表示したまま、本文内をクリックして、ショートカットキー［Ctrl］+［F6］を使用すると、文書を切り替えることができます。

［Ctrl］+［F6］は、文書ウィンドウを切り替えるショートカットキーです。

同じ内容で検索、置換作業をする場合は、便利です。Wordのバージョンに関係なく使用できます。

また、検索する場合も同じように切り替えられます。検索機能の便利な機能については、以下の記事で解説しています。

参考書式についても置換ができます。以下の記事で解説しています。

Wordの置換

文字列を画像に置換することもできます。Word2016で解説しています。

［検索と置換］ダイアログボックスでは、［ワイルドカードを使用する］のチェックボックスをオンにすると、正規表現を使って検索することができます。

以下も［検索と置換］の関連ページです。

また、Wordの置換操作をマクロにして、ボタンで一括置換する方法も解説しています。

Excelでも［検索と置換］は、とても有用です。以下の記事で解説しています。