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[F8]キーで選択範囲の拡張モード(単語・文章・段落・文章全体を選択)

投稿日:2023年9月23日 更新日:

Wordには、[選択範囲の拡張]モードというのがあります。

[F8]キーを押すだけで、単語や文章、段落、文章全体と拡張して範囲を選択できます。

[選択範囲の拡張]モードを使用しなくても選択する方法はありますが、キーボードから操作したい場合は便利です。

また、[選択範囲の拡張]モード時の動作を知っておくと、意図せずにモードが切り替わっても慌てずに済みます。

[選択範囲の拡張]モードは、Outlookでも使用できます。

[選択範囲の拡張]モードで段落を選択

[選択範囲の拡張]モードに切り替えるには

文字列など選択していない状態で、キーボードから[F8]キーを押します。

キーボード[F8]キー

参考日本語入力がオンで、文字列を選択した状態で[F8]キーを押すと、半角カタカナに変換されます。

日本語入力がオンで文字列を選択して[F8]キーを押して半角カタカナに変換

文字列を選択している場合は、ファンクションキーの機能が効きますので、[選択範囲の拡張]モードに切り替えるときには、カーソルはどこにあってもいいですが、文字列を選択しないように気をつけてください。

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日本語入力は、オンでもオフでも[選択範囲の拡張]モードになります。

[選択範囲の拡張]モードの確認

Word2003までは、[拡張]モードになるとステータスバーの[拡張]の文字が有効になっていましたが、Word2007以降は既定のままでは選択モードの確認ができません。

しかし、選択モードを確認できるように設定することはできます。

ステータスバーを右クリックします。

[ステータスバーのユーザー設定]が表示されますので、[選択モード]をクリックしてチェックをつけます。

[ステータスバーのユーザー設定]の[選択モード]

キーボードから[F8]キーを押すと、ステータスバーに[選択範囲の拡張]と表示されます。

[選択範囲の拡張]と表示されたステータスバー

ステータスバーの[選択範囲の拡張]にマウスを合わせると、ポップヒントには以下のように表示されます。

現在の選択範囲に新しい範囲を追加して、選択範囲を広げます。

ステータスバーの[選択範囲の拡張]をポイントしたときのポップヒント

参考[選択範囲の拡張]モードは、Outlookでも有効になりますが、Outlookの場合はステータスバーに表示することはできません。

[F8]キーを押して選択範囲を拡張

[F8]キーを続けて押すことで、選択範囲を拡張できます。

以下の文章は、Wordのサンプル文を利用しています。

ビデオのデの後ろにカーソルを置いています。

文字列の途中にカーソルを置いた文章

単語の選択

[F8]キーを1回押すと[選択範囲の拡張]モードになり、再度、[F8]キーを押すと、カーソルがある単語が選択されます。

[F8]キーを2回続けて押すと、単語の選択ができるということです。

この場合、日本語入力モードは、オンでもオフでも選択できます。

[F8]キーを押して単語が選択された文章

文章・段落・文章全体と選択範囲を拡張

[F8]キーを使って、[単語→文章→段落→文章全体]と範囲を拡大していくには、日本語入力をオフにします。

セクションの設定をしている場合は、[単語→文章→段落→セクション→文章全体]となります。

[半角/全角]キーを押して、[半角英数]モードにします。

ステータスバーの入力モード[半角英数]

単語が選択されている状態で、さらに[F8]キーを1回押します。文章(。)までが選択されます。

[F8]キーを押して文章(。)まで選択

さらに[F8]キーを1回押します。段落(段落記号)までが選択されます。

[F8]キーを押して段落(段落記号)まで選択

さらに[F8]キーを押すと、文章全体が選択されます。

[F8]キーを押して文章全体が選択

[Shift] キーと[F8]キーで逆選択

[Shift]キーと[F8]キーを押すと、[文章全体→段落→文章→単語]の順に選択されます。

文章全体を選択した後に、試してみてください。

選択を間違えたと思ったら、[Shift]キーを使って選択範囲を縮小できます。

キーボード[Shift]+[F8]

クリックの位置まで範囲選択

[選択範囲の拡張]モードの時は、[Shift]キーを使わずにクリックするだけで、範囲が拡大/縮小されます。

なぜかクリックするだけで選択範囲が拡大されたり、縮小されるという場合は、[選択範囲の拡張]モードになっていると思います。

[選択範囲の拡張]モードの時にクリック

文章や段落などに関係なく、クリックした位置までが選択されます。

[選択範囲の拡張]モードでクリックした箇所まで範囲選択された文章

参考[ジャンプ]機能と[選択範囲の拡張]モードを組み合わせて、連続した複数ページを選択することもできます。

ページ単位で選択するにはジャンプ機能を使って(連続操作もできる)

Wordの複数ページの文章において、効率よくページ単位で選択する方法を紹介します。 行単位や段落単位ではなく、ページ単位で選択して削除したり ...

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[選択範囲の拡張]モードの解除

[選択範囲の拡張]モードを解除するには、[Esc]キーを押します。

Outlookも同じです。

キーボード[Esc]キー

[Esc]キーを押さなくても、コピーや切り取り、削除などの次の操作を始めると[選択範囲の拡張]モードは自動で解除されます。

参考[F8]キーを押しても解除されませんので気をつけてください。

Excelにも拡張モードがあり、[F8]キーを押すと[選択範囲の拡張]モードになりクリックするだけで範囲を拡張できます。

Excelの場合は、[Esc]キーでも[F8]キーでも解除できます。

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[選択範囲の拡張]モードを使用しない選択方法

[選択範囲の拡張]モードを使用しないでも、単語や段落などの単位で選択する方法もあります。

単語の選択

文字列をダブルクリックします。

ダブルクリックして単語を選択

文(。まで)

[Ctrl]キーを押しながらクリックします。

キーボード[Ctrl]キー

[Ctrl]キーを押しながらクリックして文章を選択

段落(段落記号まで)

2つの方法があります。

1.段落の左余白にマウスポインターを移動して、ダブルクリックします。

段落の左余白にマウスポインターを移動してダブルクリックして段落を選択

2.段落内で3回クリックします。

文章全体

4つの方法があります。

1.キーボードから[Ctrl]+[A]を押します。

キーボード[Ctrl]+[A]

2.[ホーム]タブの[編集]グループにある[選択]から[すべて選択]をクリックします。

[ホーム]タブの[編集]グループにある[選択]の[すべて選択]

3.文書の左余白にマウスポインターを置いて、3回クリックします。

文書の左余白にマウスポインターを置いて3回クリックして文章全体を選択

4.[Ctrl]キーを押しながら左余白でクリックします。

1度左余白でクリックした後は[Ctrl]キーを押しても選択できません。

本文中にカーソルがある時に、左余白にカーソルを移動して[Ctrl]キーを押してクリックすると選択できます。

左余白にカーソルを移動して[Ctrl]キーを押してクリックして文章全体を選択

参考以下の記事でも解説しています。左余白で1回クリックなどの選択方法も解説しています。

効率的な文字列の範囲選択(Ctrlキー・Shiftキー・左余白でクリック)

Wordで文書の編集をする場合、編集したい部分を選択してコマンドを実行しますね。 たとえば、その文字列だけ色をつけたり、大きくしたりする場合 ...

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