Windows 7 & Office 2010 Word 2010

セクション番号はステータスバーで確認(セクションの挿入と削除)

投稿日:2017年1月7日 更新日:

Wordでは、ページによって用紙サイズや行数、ヘッダー・フッターなどを変更することができます。

そのためには、あらかじめ[セクション区切り]を挿入して設定します。

セクション区切り

セクション区切りを挿入するとできること

セクション区切りを挿入すると、文書をセクションという区切りで分割して設定することができるようになります。

たとえば、用紙サイズや、ヘッダー・フッター印刷の向き段組み脚注ページ罫線などをセクションというグループに設定できます。

以下のページでは、ページ番号を3ページ目から設定する方法、透かしを特定のページに設定する方法などを解説しています。

どれも、セクション区切りを挿入しています。

文書の途中からページ番号を設定したい

Wordの[ページ設定]ダイアログボックスには、[先頭ページのみ別指定]の項目があり、このチェックボックスをオンにすると、先頭ページにはペー ...

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特定のページのみに透かしを挿入するにはセクションを設定

Wordでは以下のような透かし文字や透かし画像を挿入することができます。 以下の記事で解説しています。 この透かしを挿入すると、既定のままで ...

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奇数ページのみに連続番号を振りたい

複数ページの文書があって、奇数ページにのみ番号を振りたいという時、すぐ思いつくのはセクション区切りですね。 各ページにセクション区切りを挿入 ...

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また、行番号の表示もセクションごとに振り直しができます。

行番号の表示(左側余白に連続した番号を表示する)

Wordで行番号を表示する方法です。 行番号を表示したまま印刷することもできますし、セクション区切りを挿入してセクションごとに振り直すことも ...

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以下は、セクションで行数を変更する方法を解説しています。

このページだけ行数を変更したい時は、セクション区切りで解決(Word2003で解説しています。)

段組みもセクションを対象に設定できます。

段組みと境界線(段の幅と間隔はドラッグで調整できる)

長い文章は段組みにすると、ページ数を少なくすることができます。 また、段と段の間に境界線を表示することもできます。 段の幅と間隔は、水平ルー ...

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セクション区切りの挿入

Wordのセクション区切りは、[ページレイアウト]タブの[ページ設定]グループにある[区切り]から[セクション区切り]を選択して挿入します。

[ページレイアウト]タブの[区切り]-[セクション区切り]

参考セクション区切りは、[ホーム]タブの[段落]グループにある[編集記号の表示/非表示]をオンにしなければ、表示されません。

以下がオンになっている状態です。

以下の画像は、セクション区切りの[次のページから開始]を挿入しています。

[ホーム]タブの[編集記号の表示/非表示]をオンに

セクション番号の確認

カーソルを置いている箇所のセクション番号を確認するには、ステータスバーで右クリックして、[ステータスバーのユーザー設定]から[セクション]をクリックします。

ステータスバーの左端にセクション番号が表示されるようになります。

スッテータスバーの[セクション]

セクション区切りの種類

セクション区切りは、[ページレイアウト]タブの[ページ設定]グループにある[区切り]から[セクション区切り]を選択して挿入しますが、以下の4つの種類があります。

[ページレイアウト]タブの[区切り]-[セクション区切り]

次のページから開始

セクション区切りを挿入し、新しいセクションを次のページで開始します。

次の段落以降を新しいセクションとして改ページします。

用紙サイズを変更すると、セクション区切りの種類は、自動的に[次のページから開始]に変わります。

現在の位置から開始

セクション区切りを挿入し、新しいセクションを同じページで開始します。

通常は、同一ページ内で一部の段組みを変更したりする場合に使用します。

偶数ページから開始

セクション区切りを挿入し、新しいセクションを次の偶数ページで開始します。

奇数ページから開始

セクション区切りを挿入し、新しいセクションを次の奇数ページで開始します。

セクション区切りの種類の変更

セクション区切りの種類を変更する場合は、[ページ設定]ダイアログボックスを表示して行います。

まず、セクション区切りの種類を変えたいセクション内にカーソルを置きます。

または、セクション区切りの後ろにカーソルを置いて操作します。

セクション区切りを挿入した文書

そして、[ページレイアウト]タブの[ページ設定]ダイアログボックスにある[ダイアログボックス起動ツール]ボタンをクリックします。

[ページレイアウト]タブ

[ページ設定]ダイアログボックスが表示されます。

[その他]タブをクリックして、[セクションの開始位置]にあるプルダウンメニューからセクションの種類を選択します。

[ページ設定]ダイアログボックスの[その他]タブ

ここでは、[次のページから開始]を選択します。

[OK]ボタンをクリックして閉じます。

セクションの種類を変更

セクション区切りが変更されます。

セクション区切りの種類を変更した結果

参考セクション区切りは削除して挿入し直すこともできますが、レイアウトが崩れてしまうこともありますので、できればページ設定から種類を変更することをお勧めします。

挿入したセクション区切りの削除

セクション区切りは、[ホーム]タブの[段落]グループにある[編集記号の表示/非表示]をオンにしなければ、表示されません。

編集記号をオンに

セクション区切りが表示されていなくても、ステータスバーでセクション番号は確認することができるのですが、セクションを削除する場合は、編集記号をオンにします。

そして、セクション区切りの直前にカーソルを置いて、[Delete]キーを押します。

セクション区切りの削除

置換機能を使って一括削除

文書内に大量のセクション区切りが挿入されている場合は、1個ずつ削除するのは面倒ですね。

まとめて削除するには、置換機能を使うと効率的です。

時々、文書内にセクション区切りが挿入されていて、編集がうまくいかないということがあります。

不要なセクション区切りは削除しておいた方が無難です。

置換機能を使ったセクション区切りの削除方法です。

以下のような文書があります。

セクション区切りが挿入された文書

[ホーム]タブの右端にある[置換]をクリックします。

参考ショートカットキーは[Ctrl]+[H]ですね。

置換ボタン

[検索と置換]ダイアログボックスの[置換]タブが表示されます。

[検索する文字列]にカーソルがあることを確認して、[オプション]ボタンをクリックします。

[検索と置換]ダイアログボックスの[オプション]ボタン

下のようにオプションの内容が表示されます。

[あいまい検索]のチェックボックスをオフにして、[特殊文字]のボタンをクリックします。

[検索と置換]ダイアログボックスのオプション

特殊文字の一覧が表示されます。

その中に[セクション区切り]があるので、それをクリックします。

特殊文字一覧内のセクション区切り

[検索する文字列]のテキストボックス内に下のような記号が挿入されます。

[すべて置換]ボタンをクリックします。

[検索と置換ダイアログボックスの[検索する文字列]のテキストボックスに挿入された記号

メッセージウィンドウが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

メッセージウィンドウ

これで、文書内のセクション区切りを一括削除できたということです。

参考PowerPoint2010以降にもセクションという機能があります。

セクションの追加を使ってスライドをグループ単位にまとめる

PowerPoint2010では、[セクション]という機能が追加されました。 [セクション]とは、ひとつのまとまりのことです。スライドをグル ...

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