Word2013で上書きした文書を開くと、右の垂直スクロールバーの横に小さいメッセージが表示されます。
前回、ファイルを閉じた表示箇所へすばやく移動することができます。
ショートカットキー[Shift]+[F5]で移動することもできます。
Word2013の新機能です。
[再開]メッセージの表示
Word文書を開いて、途中を表示するか、文末を表示して閉じます。
1度閉じた文書を開くと、右側に[再開]というメッセージが表示されます。
再開
前回終了した位置から再開します。
これをクリックすると、前回の上書き保存前に編集していた位置へカーソルが移動します。
たとえば、複数ページの文書で、4ページ目を編集していたら、4ページ目に移動します。
保存前のカーソルの位置ではなく、表示していた箇所へ移動します。
複数ページにわたる長い文書の場合は、便利ですね。
数秒すると、下のようなマークに変わります。
このマークをポイントすると、またメッセージが表示されます。
クリックすると、前回表示していた箇所へ移動します。
1度、スクロールなどをするとこのメッセージは消えてしまいます。
Word2021とMicrosoft 365のWordでは、以下のようになっています。
参考再開メッセージをオフにする設定は、ないようです。
また、先頭ページを編集後に閉じた場合は、[再開]メッセージは表示されません。
ショートカットキー[Shift]+[F5]で移動
[再開]メッセージを使用しなくても、ショートカットキーで移動することもできます。
[再開]メッセージは一度クリックすると、消えてしまいますが、ショートカットキーは何度でも実行することができます。
キーボードから[Shift]+[F5]を押すと、前回の編集箇所(カーソルの位置)へ戻ります。これは、直前の編集位置へジャンプするショートカットキーです。
2回押すと、2回前の箇所へ移動します。
最大3つ前の前のカーソルの位置まで戻ります。その後は、現在に位置へ戻ります。
再開メッセージは、Word2013からの機能ですが、ショートカットキー[Shift]+[F5]は、Word2010でも使用できます。
ただし、Word2007では、旧拡張子[.doc]のみ対応しています。
参考長い文書の場合は、複数ページを表示する設定を知っておくと便利です。
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