Wordで本文の周りを線で囲む方法です。
ページ罫線を設定するときに[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスを表示しますが、このダイアログボックスの[オプション]ボタンをクリックして表示される[罫線とページ罫線のオプション]ダイアログボックスで設定することができます。
参考ページ罫線については、以下の記事で解説しています。
-
ページの周囲を絵柄で飾るには[線種とページ罫線と網かけの設定]で
Wordでは、ページの周囲に罫線を引いてページを飾ることができます。 [ページ罫線]という機能を使います。[ページ罫線]とは、ページを囲むよ ...
[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスの表示
文書を開いて、[デザイン]タブの[ページの背景]グループにある[ページ罫線]をクリックします。
または、[ホーム]タブの[段落]グループにある[罫線]の▼ボタンをクリックして[線種とページ罫線と網かけの設定]をクリックします。
ただし、ここから表示したダイアログボックスは、[罫線]タブがアクティブになっていますので、[ページ罫線]タブをクリックして表示してください。
[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[ページ罫線]タブが選択されているかを確認します。
[種類]から[囲む]をクリックします。
その後、[色]と[線の太さ]を選択します。
そして、[オプション]ボタンをクリックします。
ここでは、0.5ptの青い線にしたいと思います。
オプションの設定
[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスの右下にある[オプション]ボタンをクリックすると、[罫線とページ罫線のオプション]ダイアログボックスが表示されます。
この時、既定では、[基準]が[ページの端]になっていると思います。
このプルダウンボタンをクリックして、[本文]を選択します。
この[基準]を[本文]に変更します。
余白以外にも[オプション]の[ヘッダーを囲む]や[フッターを囲む]なども有効になって設定することができます。
[OK]ボタンをクリックして、[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスに戻り、ここも[OK]ボタンをクリックします。
文書は、下のようになります。
余白の調整
もし、本文にピッタリ過ぎるという場合は、再度 [罫線とページ罫線のオプション]ダイアログボックスを表示して、上下、左右の余白を大きくします。
下のように上下2pt、左右8ptの設定にすると、
文書は下のようになります。
参考[罫線とページ罫線のオプション]ダイアログボックスにある[表や段落の罫線をページ罫線とつなげる]という設定については、以下のページで解説しています。
ページ罫線の削除
ページ罫線を削除するには、[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスを開いて、[ページ罫線]タブにある[設定対象]が[文書全体]になっていることを確認します。
そして[罫線なし]をクリックします。
ページ罫線と段落罫線
このページ罫線が設定された文書をPDFとして保存した後、WordでPDFを開いて編集しようとすると、図形として認識されてしまいます。
罫線が[絵柄]の場合は、図形となってしまいますが、罫線のみの場合は編集できるようです。
参考Word2013からPDFファイルを開いて編集できるようになっています。
PDFの編集はWordで(Word2016)
[線種とページ罫線と網かけの設定]ダイアログボックスでは、この他にも段落や文字を囲んだりすることもできます。
ページ罫線や段落罫線を使いこなすと表現力豊かな文書が簡単に作成できるようになります。
以下のページはWord2013での解説ですが、操作は同じですのでご参照ください。
-
段落を線で囲むには[線種とページ罫線と網かけの設定]の[罫線]で
Wordで段落を線で囲むには、段落罫線を使用します。 段落罫線とは、段落の周り(上下や左右)に線を引くことができる罫線のことです。 設定した ...
-
便箋のような罫線を引いた用紙を簡単作成(A4サイズとA5サイズ)
Wordで便箋のような罫線を引いた用紙を簡単に作成する方法です。 以下のように罫線のみの用紙は、驚くほど簡単に作成できます。また、A5サイズ ...
段落罫線に色を付けたりできます。
-
段落罫線のスタイル変更(種類・色・太さなどをカスタマイズ)
Wordで段落罫線のスタイルをカスタマイズする方法です。 段落罫線は、段落に対して罫線を引くので、本文幅に罫線をひくことができます。 [線種 ...
段落の背景に塗りつぶしの色を設定することもできます。
-
段落の背景に塗りつぶしや網かけを設定してスタイルとして登録
Wordで段落の背景に塗りつぶしの色を設定する方法です。 段落というと大きな文字列の固まりを想像される方が多いですが、Wordでは、段落記号 ...