Wordで作成したマクロを全ての文書で使えるようにする方法です。
まず、マクロを作成した文書を開きます。拡張子は[.docm]ですね。
[開発]タブの確認
そして[開発]タブの[マクロ]をクリックします。
参考[開発]タブが表示されていない場合は、以下の記事を参考にして表示してください。
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[開発]タブの表示とマクロのセキュリティ設定
Office2010から[開発]タブを表示する方法が変わりました。 Office2010以降は[オプション]ダイアログボックスの[リボンのユ ...
[マクロ]ダイアログボックスを表示
[マクロ]ダイアログボックスが表示されます。
[マクロの保存先]の▼ボタンをクリックして、
マクロの保存先を変更
[Normal.dotm(全文書対象のテンプレート)]を選択します。
そして[構成内容変更]ボタンをクリックします。
[構成内容変更]ダイアログボックス
左側の[Module1]を選択して、[コピー]ボタンをクリックします。
右側に[Module1]と表示されたのを確認して、閉じます。
これで新規文書を開いても、[置換]マクロが使用できるようになります。
クイックアクセスツールバーに[マクロ]を登録
また、マクロは[クイックアクセスツールバー]に登録しておくと、より便利です。
クイックアクセスツールバーの▼をクリックして、[その他のコマンド]をクリックします。
[Wordのオプション]ダイアログボックス
[Wordのオプション]の[コマンドの選択]から[マクロ]を選択します。
[Normal.Module1.置換]を選択して、[追加]ボタンをクリックします。
右側に[Normal.Module1.置換]が表示されたことを確認して[OK]ボタンをクリックします。
参考コマンドボタンは特定のファイルのみに追加することもできます。以下の記事で解説しています。
クイックアクセスツールバーのコマンドを特定のファイルのみに追加する
クイックアクセスツールバーにマクロが登録されます。
これで、タブを切り替えることなく操作できるようになります。
[Alt]キーと[数字]キーでコマンドを実行
クイックアクセスツールバーに登録したボタンは、[Alt]キーを押してアクセスキーを表示すると、数字が割り当てられていることが分かります。
[Alt]+[数字]キーでコマンドを実行できます。以下の画像は、Excel2010のクイックアクセスツールバーです。
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[Alt]キーと[F10]キーの便利な使い方
[Alt]キーや[F10]キーを使って、キー操作でタブを切り替えたり、目的のコマンドへ移動したりすることができます。 まず、[Alt]キーを ...
以下の記事を参考にして、マクロを作成し、登録してみてください。
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複数の置換作業を一括で行うマクロ
Wordで複数の置換作業を一括で行うマクロです。 実は、「毎週置換作業をしているのだけど、置換する文字列が多くてどうにかなりませんか?」との ...
クイックアクセスツールバーから削除
クイックアクセスツールバーに登録したコマンドボタンを削除するには、右クリックしてショートカットメニューから[クイックアクセスツールバーから削除]をクリックします。