図を［行内］で挿入しないための設定（既定の形式を変更）

Wordでクリップアートやファイルから図を挿入する場合、貼り付ける形式は［行内］として挿入されます。

この［行内］は段落内に配置されている形で、文字列と同じように左揃え、中央揃え、右揃えなどで移動させることはできますが、文書内に自由に図を動かすことができません。

Wordのオプションの設定で変更することができます。

参考Word2007以降は、以下の記事が分かりやすいと思います。Word2016で解説しています。

挿入時の既定の形式を変更する方法も解説しています。

［図］ツールバーのテキストの折り返しから［四角］に変更

自由に動かすためには、図をクリックして選択し、［図］ツールバーの［テキストの折り返し］ボタンをクリックして、折り返しの種類を変更します。

［四角］や［外周］、［前面］をクリックしてみましょう。

図をクリックして選択しても、図ツールバーが表示されない場合は、図で右クリックしてショートカットメニューから［［図］ツールバーの表示］をクリックします。

注意［図］ツールバーは、図を選択している状態で表示されます。

テキストの折り返しの詳細については、以下の記事で解説しています。

Wordのテキストの折り返し

クリップアートの使い方については以下の記事を参照してください。

［図の書式設定］から［四角］に変更

あるいは、図の中で右クリックします。

ショートカットメニューの中から、［図の書式設定］をクリックします。

［図の書式設定］ダイアログボックスが表示されます。

［レイアウト］タブの［折り返しの種類と配置］から［四角］を選択して、［OK］ボタンをクリックします。

ツールバーから変更する方法と、書式設定から変更する方法がありますが、どちらでもいいと思います。

そうすると、図をドラッグで自由に動かせるようになります。

既定の形式を変更

図を挿入する場合、常に［行内］以外のテキストの折り返し方法で挿入する方法があります。

［オプション］ダイアログボックスの表示

［ツール］メニューの［オプション］をクリックします。

図を貼り付ける形式を変更

［オプション］ダイアログボックスの［編集と日本語入力］タブをクリックします。

［図を挿入/貼り付ける形式］ドロップダウンリストボックスで　テキストの折り返しの形式を変更します。

［四角］を選択して［OK］ボタンをクリックします。

これで常に図を挿入するときの形式は［四角］になります。

ただ、変更したことを忘れないようにしてください。

テキストなどでは、既定が［行内］なので、その設定での解説となっていることがほとんどです。

参考Word2007でも解説しています。

図を挿入する時の貼り付ける形式を変更するには

Word2016では、［四角］は［四角形］、［外周］は［狭く］という表記になっています。

以下の記事で解説しています。