どんな文書でもちょっとイラストがあると、雰囲気が変わりますね。
手早く便利なクリップアートを使ってみましょう。
WordやExcel、PowerPointなどで簡単に利用できます。
初めて[クリップアートの挿入]ボタンをクリックすると、[オーガナイザにクリップを追加]ダイアログボックスが表示されます。
[今すぐ実行]のボタンをクリックすると、コンピュータ上で検索されるすべての図や写真などを登録することができます。
これは後で実行することもできますが、便利な機能ですのでぜひ活用してください。
注意現在、Microsoftのクリックアートは終了しています。
無料素材を探すなら、以下のサイトがお勧めです。
また、以下のサイトでは、PowerPointで資料作成時に、よくお世話になっていたクリップアートの人物を自由にカスタマイズして、ダウンロードできるようになっています。
以下のような画像です。
ブラウザは、IEのみ未対応です。
私が試したところ、Chrome、Edge、Firefox、Operaでは、作成した画像で右クリックして保存することができました。
クリップアート作業ウィンドウの表示
クリップアート作業ウィンドウを表示させる方法です。
[挿入]メニューから
メニューバーの[挿入]→[図]→[クリップアートの挿入]をクリックします。
図形描画ツールバーから
または、図形描画ツールバーの[クリップアートの挿入]ボタンをクリックします。
【1】図形描画ツールバーが表示されていない場合は、[標準]ツールバーの[図形描画]ボタンをクリックしてください。
【2】あるいは、メニューバーの[表示]→[ツール]→[図形描画]をクリックします。
【3】または、ツールバーをもっと簡単に表示を参考にしてくださいね。
作業ウィンドウから
作業ウィンドウから[クリップアートの挿入]をクリックします。
作業ウィンドウが表示されていない場合は、上記の【2】や【3】の方法で表示させてください。
ショートカットキーは、[Ctrl]キーと[F1]キーです。
キーボードから操作してもいいですね。
キーワードで検索
いずれかの方法で右側の作業ウィンドウが、[クリップアートの挿入]作業ウィンドウに変わると思います。
[検索文字列]に検索したいクリップアートのキーワードを入力します。
[検索]ボタンをクリックします。
下のように[顔]で検索されるクリップアートが表示されます。
インターネットに接続しておくとたくさん表示されます。
[結果:]の下のボタンをクリックすると、横長に表示されます。
こちらのほうが見やすいかもしれませんね。元に戻したいときは同じ場所にあるボタンをクリックします。
検索するキーワードを変更したい場合は、[クリップアートの挿入]作業ウィンドウの下の方にある[変更]ボタンをクリックします。
下は、Word2003の[クリップアート]作業ウィンドウです。
横長に表示するボタンや[変更]ボタンがありません。
クリップアートの挿入
[クリップアートの挿入]作業ウィンドウの右端のスクロールバーをスクロールして目的のクリップアートを探します。
目的のクリップアートが見つかったら、カーソルの位置を確認して、そのクリップアートをクリックします。それだけです。
カーソルの位置に挿入されますので、カーソルの位置は必ず確認してください。
クリップアートを挿入する方法は、他にもあります。クリップアートの挿入方法も参考にしてください。
挿入されたクリップアートを選択します。(クリップアートでクリックします) [図]ツールバーが表示されます。
もし[図]ツールバーが表示されない場合は、クリップアートで右クリックしてショートカットメニューの中から[[図]ツールバーの表示]をクリックします。
[テキストの折り返し]を[四角]に
挿入したクリップアートをどこへでも好きな位置に自由に移動させるためには、[テキストの折り返し]で[行内]以外を選択します。
ここでは、[四角]を選択します。
クリップアートの周りに文字を配置させたい場合は、[四角]や[外周]を選択してください。
テキストの折り返しについてはテキストの折り返しで解説しています。
これは、Wordの場合です。
ExcelやPowerPointでは、周りが○の状態ですので、すぐに自由に移動させることができます。
クリップアートの周りが○に変わります。
これでドラッグで自由に好きな位置に移動できます。
クリップアートの移動とサイズ調整
クリップアートをポイントするとマウスポインタが、このような形になります。
このときにドラッグします。
また、大きさを変更したい場合は、周りの○にマウスポインタを合わせて下のような形になったときにドラッグして調整してください。
参考[図]ツールバーの機能については、図ツールバーで紹介しています。
ExcelやPowerPointでは、クリップアートを挿入した時点では図ツールバーは非表示になっていますので、右クリックで表示させてください。
クリップアートで右クリックして、ショートカットメニューの中から[[図]ツールバーの表示]をクリックします。
クリップアートの分解
また、クリップアートは部品ごとに分解して自分の好みに変えることができます。
グループ化の解除をするのですが、これはできるものとできないものがあるようです。
[図]ツールバーの[テキストの折り返し]で[行内]以外の選択をします。
[テキストの折り返し]を[四角]にを参考にしてください。
クリップアートで右クリックして、ショートカットメニューの[グループ化]→[グループ解除]をクリックします。
この[グループ解除]のボタンが表示されるものは分解できます。
メッセージボックスが表示されますので、[はい]をクリックします。
下のように細かい部品の集まりになります。
ドラッグして位置を変えたりできますね。
クリップアート以外の場所で一度クリックして、再度、編集したい部分をクリックします。
その部分だけを選択できます。
中央の顔の口を、回転ボタンを使って回してみました。
各パーツで右クリックして[オートシェイプの書式設定]ダイアログボックスから、色を変更したりすることも可能です。
[オートシェイプの書式設定]ダイアログの[色と線]タブから、塗りつぶしの色を赤に変更しました。
以下のように編集してみました。
大きさを変更したいときは枠線上で右クリックして、[[描画キャンバス]ツールバーの表示]をクリックして描画キャンバスツールバーを表示させます。
[描画のサイズ変更]ボタンで変更できるようになります。
参考Office2019のアイコンも図形に変換後、分解して個別に編集ができます。
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[アイコン]を挿入してカスタマイズ、図形に変換して分解もできる
Office2019には[挿入]タブの[図]グループに[アイコン]があります。以下は、Word2019の[挿入]タブですが、ExcelやPo ...
クリップアートのアニメーション
クリップアートのアニメーションも面白いものがたくさんあります。
[クリップアートの挿入]作業ウィンドウの下にある[変更]ボタンをクリックします。
[結果:]の[複数のメディア ファイル形式]から[アニメーション]を選択します。
検索文字列にキーワードを入力して、[検索]ボタンをクリックします。
クリップアートをポイントして、右側に表示される▼をクリックします。
メニューの中の[プレビューとプロパティ]をクリックします。
[プレビューとプロパティ]ダイアログボックスでアニメーションを確認できます。
また [<](前へ)と[>](後ろへ)のボタンをクリックして、アニメーションを次々に表示して楽しむことができます。
Webページやメールなどで活用するといいですね。
参考クリップアートについては、以下の記事でも解説しています。
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図を【行内】で挿入しないための設定(既定の形式を変更)
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