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予定表の作り方(A4サイズ縦向き)を表作成から印刷までを解説

投稿日:2017年1月9日 更新日:

Excelで、A4サイズの用紙に簡単な予定表を作成してみましょう。

1か月分の予定を書き込めるように日付と曜日を入力して、罫線を付け、画像を挿入するところまで解説しています。

作成しながらExcelの基本的な機能を学習できると思います。

Excelで作成した予定表

参考Excel2019でも1か月分の予定表を作成する方法を解説しています。関数を使用して繰り返し使用できる予定表です。

ぜひ、挑戦してみてください。

年と月を選択するだけで繰り返し使用できる予定表を作成(関数使用)

Excelで予定表(スケジュール表)を作成することは多いと思いますが、毎月、作成するのは面倒ですね。 ここでは、[年]と[月]を選択するだけ ...

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印刷範囲の確認

まず、A4サイズの印刷範囲を確認しましょう。

[標準]ツールバーの[印刷プレビュー]のボタンをクリックします。

標準ツールバーの[印刷プレビュー]

[印刷できるものはありません。]のメッセージウィンドウが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

[印刷できるものはありません。]のメッセージウィンドウ

点線が表示されたと思います。これがA4サイズ用紙の印刷範囲です。

セル[A1]からセル[I55]までが印刷範囲となります。Excelのバージョンによって異なります

もし、違うようならA4サイズの設定ではない場合があります。

メニューバーの[ファイル]から[ページ設定]をクリックして、[ページ]タブで用紙サイズを確認してください。

印刷範囲の点線

参考Excel2007以降であれば、キーボードから[Ctrl]+[P]を押してください。

印刷範囲を確認するには

オートフィルで日付の入力

作成したい予定表の日付を入力します。

ここでは、2月の予定表を作りたいので、2月の日付を表示します。

セル[A3]に半角で[2/1](または、[2-1])と入力して、[Enter]キーを押して確定します。

そうすると、下のように[2月1日]と表示されると思います。

Excelでの入力は、[選択・入力・確定]です。

セル[A3]に日付の入力

セル[A3]をクリックして、選択します。

セルの右下に黒い四角■のボタンがあります。[フィルハンドル]と呼ばれるものです。

この■のボタンにマウスでポイントします。マウスを合わせます。

フィルハンドル

黒い+の形のポインタに変わります。

このときに下へドラッグします。2月28日になるまでドラッグします。

オートフィルという機能です。

オートフィル

他のセルをクリックして、範囲選択を解除します。あるいは、[方向]キーを押します。

オートフィルで連続した日付を入力

ドラッグしたあと、オートフィルオプション左のようなもの(オートフィルオプション)が表示されますが、次の操作に移ると消えるので気にしないでくださいね。

オートフィルオプションについては、以下の記事で解説しています。オートフィルオプションは非常に便利なものですが、ここでは使用しません。

連続データの簡単入力(フィルハンドルを上下左右にドラッグ)

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フィルハンドルをダブルクリックして曜日の入力

今度は、日付の隣のセルに曜日を表示しましょう。

セル[B3]をクリックします。

ここでは[火]と入力します。[Enter]キーを押して確定します。

セル[B3]をクリックして、セルの右下にある■(フィルハンドル)にマウスポインタを合わせます。

セル[B3]に曜日を入力

マウスポインタが黒い+の形になった時にダブルクリックします。ドラッグする必要はありません。

A列の日付を入力した最後のセルまで曜日を入力することができます。

他のセルをクリックして、範囲選択を解除します。以下のようになったと思います。

フィルハンドルをダブルクリックして曜日を入力

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境界線でダブルクリックして列幅の自動調整

B列とC列の間でポイントすると、マウスポインタが下のように変わるときがあります。

このときにダブルクリックします。

列の境界線にマウスを合わせて列幅の調整

下のようにB列の幅が自動的に調整されると思います。

列幅の自動調整

項目の入力と列幅を調整

項目を入力します。

セル[C2]に[予定]、セル[D2]に[備考]と入力します。

セル[C2]とセル[D2]へ文字入力

参考Excelでの文字入力は、[選択・入力・確定]です。

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項目列の列幅を調整

列幅を調整します。

C列とD列を選択して(列番号[C]でポイントすると、下向きの黒い矢印になるので、そのときにクリックして、D列までドラッグ)、メニューバーの[書式]から[列]→[幅]をクリックします。

列の選択については範囲選択を参考にしてくださいね。

メニューバーの[書式]から[列]→[幅]

[列幅]ダイアログボックスのテキストボックスに[33]と入力して[OK]ボタンをクリックします。

列幅が広がったと思います。Excelのバージョンによって、数値は調整してください。

[列幅]ダイアログボックス

予定表の行の高さを調整

行の高さも調整しましょう。

行番号3から行番号30まで選択します。ドラッグしてもいいですし、行番号[3]をクリックして[Shift]キーを押したまま、行番号[30]をクリックしてもいいですね。

そして、選択した行番号上で右クリックして、ショートカットメニューの中から[行の高さ]を選択します。

行を選択した時のショートカットメニューの[行の高さ]

[行の高さ]ダイアログボックスのテキストボックスに[20]と入力して、[OK]ボタンをクリックします。

Excelのバージョンによって、数値は調整してください。

[行の高さ]ダイアログボックス

列幅や行の高さについては、以下の記事で説明しています。

ワークシートの列幅と行の高さの調整

列幅や行の高さは、列番号の右側の境界線や行番号の下側の境界線を、クリックしたままの状態にするとポップヒントに表示されます。 複数列や複数行を ...

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予定表に罫線を設定

表に罫線を表示しましょう。

セル[A2]からセル[D30]を選択します。ドラッグでもいいですが、セル[A2]をクリックして、[Shift]キーを押したままセル[D30]をクリックすると早いですね。

あるいは、空白ではないセルを選択して、キーボードから[Ctrl]キーと[A]キーを押します。

範囲選択の方法については、範囲選択で詳しく説明しています。

範囲選択

書式設定ツールバーの[罫線]ボタン横の▼をクリックして、一覧から[格子]をクリックします。

選択した範囲に格子の罫線が表示されたと思います。

格子罫線

項目とタイトル文字の中央揃え

項目をセルの中央に揃えましょう。

セル[C2]とセル[D2]を選択して、[書式設定]ツールバーの[中央揃え]ボタンをクリックします。

[書式設定]ツールバーの[中央揃え]

タイトルを入力

表の一番上に[2月予定表]と題字を表示したいと思います。

セル[A1]に、ここでは例として[2月予定表]と入力します。

セル[A1]にタイトルを入力

セル[A1]からセル[D1]までをドラッグで範囲選択して、[書式設定]ツールバーの[セルを結合して中央揃え]ボタンをクリックします。

[書式設定]ツールバーの[セルを結合して中央揃え]

文字の大きさや色は任意で設定してください。

タイトルを選択

下は、フォントサイズ[18]の[太字]に設定したところです。

タイトル文字にフォントサイズと太字の設定

セルの結合

ついでにセル[A2]とセル[B2]も結合して、罫線を消しましょう。

セル[A2]とセル[B2]をドラッグして、[セルを結合して中央揃え]のボタンをクリックします。

セル[A2]とセル[B2]をドラッグして[セルを結合して中央揃え]

下のように1つのセルになりました。

セル[A2]とセル[B2]を結合

枠線の非表示設定

表をもっと見やすくするために、ワークシートの枠線を非表示にしてみましょう。

メニューバーの[ツール]から[オプション]をクリックします。

[ツール]メニューの[オプション]

[オプション]ダイアログボックスが表示されます。

[表示]タブを選択して、ウィンドウオプションの[枠線]のチェックボックスをオフにして[OK]ボタンをクリックします。

枠線が非表示になったと思います。

[オプション]ダイアログボックスの[表示]タブ-[枠線]

参考Excel2007以降の枠線の非表示設定は、[表示]タブから行うことができます。

Excel2007以降の枠線の表示/非表示設定

イラスト(画像)の挿入

注意現在、Microsoftのクリックアートは終了しています。[挿入]タブの[図]([画像])から任意の画像を挿入してください。

表の下の方が空いていますね。クリップアートを挿入してみましょう。

メニューバーの[挿入]→[図]→[クリップアート]をクリックします。

メニューバーの[挿入]→[図]→[クリップアート]

右側に[クリップアートの挿入]作業ウィンドウが表示されます

検索文字列のダイアログボックスに[冬]と入力して[検索]ボタンをクリックします。検索した文字列を入力してくださいね。

クリップアートの挿入

たくさんのクリップアートが表示されます。任意のクリップアートを選択してクリックします。

クリップアートを選択

ワークシート上に選択したクリップアートが表示されます。

クリップアートの上でマウスポインタが下のように十字の形に変わったときに、ドラッグして位置を移動します。

挿入したクリップアートを選択

余白にきちんと収まるようにクリップアートの周りの白い丸(○)にマウスポインタを合わせて、下のようにマウスポインタが斜めや左右、上下の形に変わったときにドラッグしてサイズを調整します。

画像の周りの白い〇のことを、[サイズ調整ボタン]と呼びます。

クリップアートのサイズ調整

また、表の背景に画像を挿入したい場合は、以下の記事を参考にしてください。

表の背景に画像を入れるには図の塗りつぶし効果から画像を挿入

Excel2003で表を作成して、その表に背景画像を挿入したいがうまくいかない。 Wordの透かしの挿入と同じようにできればいいのに・・と、 ...

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クリップアートについては、以下の記事で解説しています。

クリップアートの使い方(分解してカスタマイズもできる)

どんな文書でもちょっとイラストがあると、雰囲気が変わりますね。 手早く便利なクリップアートを使ってみましょう。 WordやExcel、Pow ...

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以下の記事では、画像を選択した時に表示される各ハンドルについて解説しています。図形の解説ですが、画像の場合も同じです。

図形のサイズ変更・回転・調整ハンドルを使って目的の形状に変更

WordやExcel、PowerPointなどで図形を挿入すると、図形の周りには白い丸(○)が表示されます。これは、[サイズ変更ハンドル]と ...

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文字に色を付ける

[土日]の文字に色をつけてみましょう。

セル[B8]を選択して、[書式設定]ツールバーの[フォントの色]ボタンの▼をクリックして、カラーパレットから[赤]をクリックします。

カラーパレットからフォントの色を選択

セル[B8]の[日]が赤くなりましたね。セル[B8]を選択したまま、[標準]ツールバーの[書式のコピー/貼り付け]ボタンをダブルクリックします。

[書式のコピー/貼り付け]はダブルクリックすると、繰り返し設定することができます。

[書式のコピー/貼り付け]と[オートシェイプ]はダブルクリックで連続操作を参考にしてください。

[標準]ツールバーの[書式のコピー/貼り付け]ボタン

B列の[日]と表示されたセルをクリックしていきます。

最後までクリックできたら、[Esc]キーを押して解除します。または、[書式のコピー/貼り付け]ボタンをクリックして解除します。

同じように[土]の文字を青くしてみましょう。

セルの背景に色を付けるには

また、セルの背景に色をつけたい場合は、色をつけたいセルを選択して、[書式設定]ツールバーの[塗りつぶしの色]ボタンの▼をクリックして好きな色をクリックします。

塗りつぶしのカラーパレット

参考土日のセルに色をつけるには、[条件付き書式]を使うと便利です。

条件付き書式を使って土日のセルに塗りつぶしとフォントの色を設定

Excelの条件付き書式は便利ですね。 たとえば、毎月の予定表をExcelで作成しているとします。 土曜日は薄い水色の塗りつぶし、日曜日はロ ...

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以下の記事内の条件付き書式で土日の行に塗りつぶしを設定でも解説しています。

ドロップダウンリストから選択して自動的にセルに塗りつぶしを設定

Excelで表を作成してセルに入力する文字列が決まっている場合は、データの入力規則を使ってドロップダウンリストから選択して入力できるようにす ...

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プレビューで印刷状態を確認して印刷

[標準]ツールバーの[印刷プレビュー]をクリックしてみましょう。

[標準]ツールバーの[印刷プレビュー]

全体的に少し左寄りのようですね。ページの中央に印刷したいですね。

作成した予定表を印刷プレビューで確認

ページの中央に配置

印刷プレビューの[設定]ボタンをクリックします。

[ページ設定]ダイアログボックスが表示されます。

[余白]タブをクリックします。[水平]と[垂直]にチェックを入れて、[OK]ボタンをクリックします。

[ページ設定]ダイアログボックスの[余白]タブ

今度は、ページの中央に表示されていますね。

では、印刷しましょう。[印刷]ボタンをクリックします。

[印刷]ボタン

[印刷]ダイアログボックスが表示されます。

部数は[1]になっていることを確認して[OK]ボタンをクリックします。

できましたか?(^^)

[印刷]ダイアログボックス

ページの中央に印刷する場合にちょっと気を付けてほしいことがあります。以下の記事を参照してください。

用紙の中央に印刷するには

Excel2007以降でページ中央に印刷する方法は、以下の記事が参考になると思います。

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