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テーブルのサイズ変更と解除(自動拡張の設定はオートコレクトで)

投稿日:2017年1月9日 更新日:

Excelでテーブルを作成した後、テーブルのサイズを変更する方法です。

また、テーブルを通常の表に変換する方法と、自動拡張の設定についても解説します。

[テーブルのサイズ変更]と[範囲に変換]

テーブルの機能については、以下の記事を参照してください。

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テーブルのサイズ変更

テーブル内のセルをアクティブにして、[デザイン]タブにある[テーブルのサイズ変更]をクリックします。

ポップヒントには、以下のように記されています。

テーブルのサイズ変更

行や列を追加または削除して、テーブルのサイズを変更します。

[デザイン]タブの[テーブルのサイズ変更]

[テーブルのサイズ変更]ダイアログボックスが表示されますので、[ダイアログボックス拡大/縮小]ボタンをクリックして、範囲を指定します。

[テーブルのサイズ変更]ダイアログボックス

テーブルの範囲をセル[F9]までに変更してみました。以下のようになります。

テーブルのサイズ変更後

また、テーブルの右下角にマウスを合わせて、ドラッグで変更することもできます。

テーブルのサイズをドラッグで変更

右クリックのショートカットメニューから

セルを選択して、右クリックしてショートカットメニューを表示します。

[挿入]からテーブルの列の左や右へ列を追加することができます。選択するセルは先頭行でなくても構いません。

[テーブルの列(右)]が表示されるのは、テーブルの右端の列のセルのみです。

  • テーブルの列(左)
  • テーブルの列(右)
  • テーブルの上(上)

テーブルのセルで右クリックした時のショートカットメニュー

テーブル範囲の自動拡張の設定

設定にもよりますが、テーブルを作成後、列や行を追加すると自動的に拡張されます。

自動的に拡張されたくない、あるいは、自動的に拡張したいのに拡張されない場合は、[オートコレクト]ダイアログボックスの[入力フォーマット]で確認してください。

[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューを表示して、[オプション]をクリックします。

[Excelのオプション]ダイアログボックスが表示されますので、[文章校正]タブを選択して[オートコレクトのオプション]をクリックします。

Excelのオプション

キーボードから[Alt]→[T]→[A]の順に押しても、[オートコレクト]ダイアログボックスを表示できます。

キーボード[Alt]→[T]→[A]

[オートコレクト]ダイアログボックスが表示されます。

[入力オートフォーマット]タブの[入力中に自動で行う処理]にある[テーブルに新しい行と列を含める]のチェックボックスを確認します。

オンの場合は、自動拡張されます。

テーブルに新しい行と列を含める

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テーブルの解除

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テーブルは便利な機能なのですが、一部の機能が制御されます。もし、優先させたい機能があれば、テーブルを範囲に変換して通常の表にしてください。

以下の記事にまとめています。

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テーブル内のセルをアクティブにして、[デザイン]タブの[ツール]グループにある[範囲に変換]をクリックします。

データは保持されますし、数式なども消えることはありません。

範囲に変換

このテーブルを通常のセルの範囲に変換します。

データはすべて保持されます。

[デザイン]タブの[範囲に変換]

以下のメッセージウィンドウが表示されますので、[はい]をクリックします。

テーブルを標準の範囲に変更しますか?

メッセージウィンドウ

テーブルの機能が解除されます。

セルの背景色、文字色、罫線などの書式はテーブルのままになります。

標準範囲の表

範囲に変換した後、書式をクリアする方法については、以下を参照してください。

テーブルを解除して通常の表に変換するには

また、書式を残したくなければ、先にテーブルのスタイルをクリアして、[範囲に変換]を実行する方法もあります。

テーブルのスタイルをクリアして[範囲に変換]

参考ピボットテーブルを通常の表に変換するには、ピボットテーブルをコピーして[値]の貼り付けをします。

ピボットテーブルを通常の表に変換するには

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