ピボットテーブルのフィールドのグループ化（日付/年齢をグループ化）

ピボットテーブルでは、フィールドのグループ化をすることができます。データをより大きな括りで分析したい場合に便利です。

グループ化は、数値フィールドや日付フィールドで行うことができます。

日付を月や年ごとにグループ化したり、時間帯でグループ化したり、年齢も10歳ごとにグループ化するなどができます。

以下の画像は、ピボットテーブルで年齢を10歳ごとにグループ化しています。

フィールドのグループ化の実行

必ず列ラベルや、行ラベルのフィールドの中の1つのセルを選択して操作します。

フィールド全体を選択するとグループ化は無効になります。

［分析］タブの［フィールドのグループ化］

日付フィールドで［月］や［年］でグループ化するには、日付フィールドを選択して［分析］タブの［グループ］にある［フィールドのグループ化］をクリックします。

フィールドのショートカットメニュー

右クリックのショートカットメニューにも［グループ化］があります。

ショートカットキー

ショートカットキーは、［Shift］+［Alt］+［→］です。

グループ化ができない場合

グループ化ができないフィールドでは、グループ化のボタンは無効状態（グレイ）になります。

必ず、列ラベルや、行ラベルで行います。

以下のように値ボックスのフィールド（集計）では、操作できません。

右クリックのショートカットメニューにも［グループ化］のコマンドはありません。

また、グループ化は、数値フィールドや日付フィールドで行うことができます。

グループ化ができない場合は、以下のメッセージウィンドウが表示されます。

参考日付や数値なのにグループ化ができないという場合は、以下の記事を参考にしてください。

日付のグループ化と単位

日付フィールドでグループ化を実行すると、［グループ化］ダイアログボックスが表示されますので、［単位］を選択して［OK］ボタンをクリックします。

単位の選択肢は以下の7個があります。

• 秒
• 分
• 時
• 月
• 四半期
• 年

ここでは、［月］を選択します。

［月］ごとの単位でグループ化されます。

週単位でグループ化

グループ化は、［週］ごとの単位にすることもできます。

単位で［日］を選択後、［日数］を［7］にして、［OK］ボタンをクリックします。

［開始日］と［最終日］は自動取得されます。

年齢でグループ化

以下のようなピボットテーブルでは、年齢でグループ化ができます。

［ピボットテーブルのフィールド］の［行エリア］に［性別］と［年齢］、［値］エリアに［会員№］を配置しています。

［値］エリアには、文字列を配置すると自動的に個数が計算されます。

フィールド名［データの個数/会員№］を［人数］に変更しておきます。数式バーで修正できます。

ショートカットメニューから［グループ化］をクリックします。

［グループ化］ダイアログボックスを表示すると、自動的に［先頭の値］と［末尾の値］が取得されます。

［単位］には［10］と入力します。自動で入力されるかもしれません。

このままでよければ［OK］ボタンをクリックします。

先頭の値が中途半端な場合

しかし、グループの単位が［21］という半端な数値が気になるようであれば修正します。

再度、［グループ］ダイアログボックスを表示して、［先頭の値］のチェックボックスをオフにして直接入力します。

ここで［20］と入力します。または、［10］と入力してもかまいません。

ピボットテーブルは以下のようになります。

グループ解除

解除する場合は、同じ［分析］タブの［グループ］にある［グループ解除］ボタンをクリックします。

または、ショートカットメニューから［グループ解除］をクリックします。

ショートカットキーは、［Shift］+［Alt］+［←］です。

参考Excel2016では、ピボットテーブルの日付/時刻列のグループ化は自動で設定されるようになりました。

グループ化の自動設定を解除することもできます。

アンケート集計のような場合もグループ化は役立つと思います。

以下の記事では、ピボットテーブルでアンケートを集計する方法を紹介しています。