Word2013では、[校閲]タブの[変更箇所]グループにある[承諾]ボタンに[すべての変更を反映し、変更の記録を停止]というメニューが追加されました。
このボタンに気がついて、便利になったと思う方と、このボタンが何?という方もいるかと思いますが、Wordの問い合わせで一番多いのが、変更履歴の機能に係わることです。
変更履歴の機能を知らない方にとっては、「消せない線があるのだけど、どうやったら消せるの?」となります。
サポートする側としては、このボタンのみを教えれば解決できるようになったので楽になった感があります。
参考[変更履歴の記録]の使い方は、以下の記事で解説しています。
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文の加筆・削除・訂正などの履歴を記録して校閲する[変更履歴の記録]
Wordには[変更履歴の記録]という文の加筆や削除、または訂正などの履歴を記録する[変更履歴の記録]という機能があります。 自分で推敲する場 ...
すべての変更を反映し変更の記録を停止するには
[校閲]タブの[変更箇所]グループにある[承諾]の▼ボタンをクリックします。
Word2013の場合
5個のメニューが表示され、一番最後に[すべての変更を反映し、変更の記録を停止]というコマンドがあります。
その名のとおり、すべての変更を反映して、変更の記録を停止するボタンです。
- 承諾して次へ進む
- この変更を反映させる
- 表示されたすべての変更を反映
- すべての変更を反映
- すべての変更を反映し、変更の記録を停止
Word2010場合
Word2010までは、[校閲]タブの[変更箇所]グループの[承諾]には、以下の4つのメニューしかありませんでした。
- 承諾して次へ進む
- 変更の承諾
- 表示されたすべての変更を反映
- ドキュメント内のすべての変更を反映
すべての変更を反映して、変更の記録を停止するには、[校閲]タブにある[変更箇所]グループの[ドキュメント内のすべての変更を反映]を選択して、その後[変更履歴]グループの[変更履歴の記録]ボタンをクリックしてオフにしなければなりませんでした。
Word2013では、1回のクリックですべての変更を反映し、変更の記録も停止できるようになったというわけです。
変更履歴は[ドキュメント検査]でチェック
変更履歴は、ドキュメント検査でチェックして削除することもできます。以下の記事に記しています。
変更履歴の削除(Word2007)
Word2013の場合は、[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューを表示して、[情報]タブを選択します。
[問題のチェック]の[ドキュメント検査]をクリックします。
[ドキュメント検査]のチェック項目の中に[変更履歴]があることが確認できます。
ドキュメント検査については、以下の記事で解説しています。ドキュメント検査は、アプリケーションによってチェックの内容が異なります。
隠し情報などもチェックできる機能ですので、ぜひ活用してください。
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個人情報や隠し情報のチェックは[ドキュメント検査]で
Officeには、非表示のデータや個人情報などを自動的にチェックして削除してくれる機能があります。 Excelであれば、非表示の行や列、ワー ...
参考以下は、変更履歴に関するページです。
以下は、Word2010での解説です。
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変更履歴の記録をオフにするには
Wordには、[変更履歴の記録]という機能がありますが、この機能を他の人と共有で使用するには、そのメンバーが全員[変更履歴の記録]という機能 ...
変更履歴を表示しないようにしたい(Word2007)
変更履歴を非表示にしたい(Word2003)
Microsoftのページもリンクしておきます。
Word での変更履歴の記録 - Microsoft サポート(Microsoft)