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表の複数行をコピーして書式も保持したまま新しい行として挿入する

投稿日:2017年1月7日 更新日:

Wordの表で複数行をコピーして、新しい行として挿入する方法です。

コピーや、切り取り操作をした後の[貼り付けのオプション]には[新しい行として挿入]コマンドがあります。

少し複雑にレイアウトされた行でも、レイアウトや書式を保持したまま追加挿入することができます。

[貼り付けのオプション]の[新しい行として挿入]

範囲選択してコピー

たとえば、以下のような少し複雑にレイアウトされた表があります。

コピーしたい表の行を範囲選択してコピーします。ショートカットキーは、[Ctrl]+[C]ですね。

コピーするときは、表の行末記号まで選択してもかまいません。

表の行を選択してコピー

挿入したい位置のセルにカーソルを移動します。

挿入したい位置のセルにカーソルを移動

[貼り付けのオプション]の[新しい行として挿入]

[ホーム]タブの[クリップボード]グループにある[貼り付け]の▼ボタンをクリックして、[貼り付けのオプション]から[新しい行として挿入]をクリックします。

[貼り付けのオプション]は、リアルタイムプレビューになっているので、確定する前に結果を確認することができます。ポイントするだけで、どういう貼り付け状態になるかを確認できるので、目的の貼り付けを探しやすいと思います。

以下の画像の[貼り付けのオプション]のボタンは、左から[表のネスト]、[表の差し込み]、[新しい行として挿入]、[セルの上書き]、[テキストのみ保持]が並んでいます。

以下のように挿入されます。

[貼り付けのオプション]の[新しい行として挿入]

書式を保持して挿入したい時は[新しい行として挿入]

同じ行数と同じ列数のような簡易な表であれば、[表の差し込み]でも同様の貼り付けになりますが、書式は保持されません。

以下は、[貼り付けのオプション]で[表の差し込み]を選択しています。

一行目のセルの塗りつぶしは、[塗りつぶし]から設定しています。

[貼り付けのオプション]の[表の差し込み]を選択した時の表

以下は、[貼り付けのオプション]で[新しい行として挿入]を選択しています。

[貼り付けのオプション]で[新しい行として挿入]を選択した時の表

参考[デザイン]タブの[表のスタイル]から選択して設定している場合は、[表の差し込み]、[新しい行として挿入]のどちらを選択してもスタイルが継承されます。

貼り付けのオプション

[貼り付けのオプション]は、右クリックのショートカットメニューにも表示されます。

ショートカットメニューの[貼り付けのオプション]

貼り付けした後も右下に表示されます。[貼り付けのオプション]から選択し直すことができます。

貼り付け後の[貼り付けのオプション]

参考貼り付け先のカーソルが表内のセルにある時は、[新しい行として挿入]コマンドが表示されますが、表外にカーソルがある場合は、表示されません。

表外にカーソルがある場合の[貼り付けのオプション]

複数行をまとめて挿入

さらに複数行を選択してコピーすると、

複数行をコピー

まとめて貼り付けることができます。

[貼り付けのオプション]の[新しい行として挿入]

[新しい行としての挿入]は書式を保持して貼り付け

[新しい行として挿入]の場合は、書式を保持した状態で貼り付けることができます。

[表の差し込み]の場合は、書式は貼り付け先の書式に変わります。

たとえば、スタイルが異なる下のような2つの表があります。

2つの表は、[デザイン]タブの[表のスタイル]から選択して設定しています。

[デザイン]タブの[表のスタイル]

書式が異なる2つの表

下の表をコピーして、上の表に貼り付けしようと思います。

貼り付けのオプション

[表の差し込み]の場合は、書式はクリアされて貼り付け先のスタイルになります。

表の差し込み

[新しい行として挿入]は、書式を保持した状態で貼り付けられます。

新しい行として挿入

表のスタイルが異なる場合は、表の結合はできません。スタイルを合わせると結合できます。

表の結合ができない時はスタイルを確認(スタイルを合わせるかクリア)

Wordで複数の表があって表と表を結合したい場合は、改行マークを削除するだけで結合することができます。 もし、表の結合がうまく行かない場合は ...

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表の行を簡単移動(ショートカット・ドラッグ・貼り付けオプション)

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