Wordで1文字を四角形で囲むには[ホーム]タブの[囲い文字]を使うと便利です。
[囲い文字]のボタンが〇になっているので、四角で囲めることを知らなかったという方も多いようですが、囲みの種類は、四角や三角もあります。
囲い文字
[囲い文字]をクリックすると、[囲い文字]ダイアログボックスが表示されます。
数字を丸で囲むには、20までは変換候補一覧に表示されますが、21以上の数字を丸で囲む場合にも、この[囲い文字]を使います。
囲い文字の種類は、以下の4個が用意されています。
- 〇
- □
- △
- ◇
また、文字としては、以下の7個が用意されています。
- 21
- 印
- 秘
- 適
- 特
- 禁
- 注
- 済
それ以外の文字が必要な場合は、テキストボックスに入力して囲い文字を作成します。
また、スタイルとしては「外枠のサイズを合わせる」か「文字のサイズを合わせる」を選択できます。
スタイルの違い
「外枠のサイズを合わせる」と「文字のサイズを合わせる」の違いは、下のようになります。
下の画像のフォントサイズは16です。
フォントサイズの変更後は再度ダイアログボックスで設定
フォントサイズを変更したい場合は、選択してサイズを変更した後、再度、囲い文字で設定してください。
例えば、下のように既定のフォントサイズで囲い文字を作成します。
スタイルは、「外枠のサイズを合わせる」です。
小さいからと囲い文字を選択してフォントサイズを20にすると、文字列だけが大きくなって囲い文字とのバランスが悪いですね。
そういう場合は、再度、囲い文字を選択して[囲い文字]ダイアログボックスを表示して、[OK]ボタンをクリックしてください。
囲い文字だけを赤くするにはフィールドコードを編集
ここから、またよくある質問なのですが、囲い文字だけを赤くしたい場合はどうしたらいいかということです。
このまま囲い文字を選択して、色を変更すると下のよう文字列も囲い文字も色がついてしまいます。
そうではなく、下のように囲い文字だけに色をつけたいということです。
囲い文字だけに色をつけるには、フィールドコードを表示して編集します。
キーボードから[Alt]と[F9]を押します。フィールドコードを表示/非表示にするショートカットキーです。
下のように表示されます。
この後、□だけを選択して赤くします。
そして、フィールドコードを非表示にするため、キーボードから[Alt]と[F9]を押します。
参考文書全体をフィールドコードとして表示するには、[Alt]キーと[F9]キーですが、その文字列のみフィールドコードを表示する場合は、文字列にカーソルをおいて、[Shift]キーと[F9]キーです。
[囲み線]を使う場合
文字を四角で囲むには、[ホーム]タブの[フォント]グループにある[囲み線]でもいいかと思われるかもしれませんが、
以下のように、フォントによっては縦長になる場合もありますので、気をつけてください。
関連フィールドコードを編集すると、2文字や3文字を囲むこともできます。
ルビのみに色をつけることもできます。
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