コンテンツコントロールとフォームコントロール

Word2010で［開発］タブの［コントロール］グループにある［コンテンツコントロール］を使って作成した文書を、［Word97-2003］の文書形式で保存すると、コンテンツコントロールは文字（固定コンテンツ）となってしまいます。

ですから、［Word97-2003］形式で保存する場合は、［フォームコントロール］を挿入します。

コンテンツコントロールは、Word2007で追加された機能で、文字や図表などを処理機能付きで保存できる入れ物です。

コンテンツコントロールの挿入

［開発］タブの［コントロール］グループにある［コンボボックス コンテンツ コントロール］を挿入します。

クリックすると挿入されます。

［コントロール］グループにある［プロパティ］をクリックして、［コンテンツコントロールのプロパティ］ダイアログボックスから内容を設定します。

例として、以下のようなコンボボックスを作成しています。

参考［開発］タブの表示については、以下で解説しています。

また、［コンボボックス コンテンツ コントロール］については、以下の記事で解説しています。

［互換性チェック］のウィンドウ

この文書を［Word97-2003文書（*.doc）］で保存しようとすると、下のように［互換性チェック］のウィンドウが表示されます。

そして、［続行］ボタンをクリックすると、

コンテンツコントロールは、テキスト文字となってしまいます。

上記［互換性チェック］ウィンドウの［概要］にも［コンテンツコントロールは固定コンテンツに変換されます。］と記されていますね。

参考同じようにWord2010から追加された段落番号を使用すると、旧拡張子で開くと書き換えられてしまいます。

以前のバージョンのフォーム

［Word97-2003文書（*.doc）］で保存したい場合は、［コントロール］グループにある［以前のバージョンのフォーム］から挿入して作成します。

コンボボックスであれば、［コンボボックス（フォームコントロール）］を使用します。

このコンボボックスも［プロパティ］をクリックして、［ドロップダウン フォーム フィールド］ダイアログボックスから内容を設定します。

［開発］タブの［保護］グループにある［編集の制限］をクリックすると、［書式設定と編集の制限］作業ウィンドウが表示されます。

［保護の開始］で［フォームへの入力］を許可して、［はい、保護を開始します］をクリックすると、コントロールの入力や選択が可能になります。

参考以下は、コントロールに関する記事です。

Excelでも解説しています。

以下は、Word2007で解説しています。

コントロールのコンボボックスとドロップダウンリストの違い

コントロールのリッチテキストとテキストの違い

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