Excelで下のようにチェックボックスを使用してチェックした個数と価格の合計を求める方法を紹介します。
[開発]タブの表示
事前準備として、まず[開発]タブが表示されているか確認します。
もし、表示されていない場合は、開発タブの表示の記事を参考に表示してください。
[オブジェクトの選択]ボタンを[クイックアクセスツールバー]に登録
もう1つ、操作を楽にするために[オブジェクトの選択]ボタンをクイックアクセスツールバーに登録します。
[ホーム]タブの右端にある[検索と選択]をクリックして[オブジェクトの選択]で右クリックして、そして、[クイックアクセスツールバーに追加]をクリックします。
追加登録している方は読み飛ばしてください。
追加すると、クイックアクセスツールバーに[オブジェクトの選択]ボタンが表示されます。
チェックボックスの作成
チェックボックスを作成します。
[開発]タブをクリックして[挿入]から[チェックボックス(フォームコントロール)]をクリックします。
シート内でクリックすると、下のようにチェックボックスが挿入されます。
[チェック1]のテキストを削除します。
チェックボックスで右クリックして、ショートカットメニューから[テキストの編集]をクリックします。
そして、[チェック1]の文字を削除します。
そして、任意の大きさにします。
[Alt]キーを押したままドラッグすると微調整しやすいです。
コントロールの書式設定でリンクするセルの設定
チェックボックスをセル内へ移動した後、右クリックしてショートカットメニューから[コントロールの書式設定]をクリックします。
[コントロールの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。
[コントロール]タブにある[リンクするセル]の[ダイアログボックス拡大/縮小]ボタンをクリックします。
セル[E2]をクリックして、再度 [ダイアログボックス拡大/縮小]ボタンをクリックします。
ここでは、セル[E2]にしましたが、任意のセルで構いません。
下のようにリンクするセルに[$E$2]と表示されていることを確認して[OK]ボタンをクリックします。
チェックボックスの確認
チェックボックスをクリックしてオンにすると、セル[E2]の値は[TRUE]となり、
チェックボックスがオフになると、セル[E2]の値は[FALSE]となります。
同間隔で貼り付け
このチェックボックスを下のセルへコピーします。
その時、同間隔で貼り付けていく方法です。
クイックアクセスツールバーに登録した[オブジェクトの選択]ボタンをクリックして、チェックボックスを選択します。
注意[オブジェクトの選択]が有効になっていないと、以下の操作はできません。
チェックボックスを選択して、[Ctrl]キーと[D]キーを押します。
チェックボックスがコピーされ貼り付けられます。
貼り付けられたチェックボックスをセル[C3]の中央になるよう配置します。
[Alt]キーを使用すると微調整しやすいですね。
あとは、[Ctrl]キーと[D]キーを押してセル[C11]までチェックボックスを貼り付けます。
[Ctrl]+[D]は同間隔にコピー&ペーストする複製のショートカットキーです。
複製(動画)
斜めに貼り付けた場合の修正方法
もし、下のように斜めになってしまった場合は、オブジェクトをすべて選択して[左揃え]や[右揃え]ににするといいです。
上記では、[オブジェクトの選択]を有効にして操作しましたが、[オブジェクトの選択]が無効の状態でも[チェックボックス]のコピー&ペーストはできます。
その時は、斜めになるかと思いますので、以下の操作を行ってください。
クイックアクセスツールバーに登録した[オブジェクトの選択]ボタンをクリックしてチェックボックスを上から囲むようにドラッグして全部を選択します。
そして、[書式]タブの右端にある[配置]から[右揃え]をクリックします。
この場合は[右揃え]ですが、ケースに合わせて選択してください。
注意オブジェクトの選択ボタンを使用しない場合は、再度 クイックアクセスツールバーからクリックしてオフにしてください。
オフにしないと、セルの選択ができません。
リンクするセルの変更
この後、少し面倒ですが、貼り付けたチェックボックスの[リンクするセル]を変更していきます。
セル[C2]に配置したチェックボックスは、リンクするセルをセル[E3]にします。
C列の全てのチェックボックスの編集が済んだら、各チェックボックスがE列のセルの値とリンクしていることを確認してください。
COUNTIF関数、SUMIF関数の入力
後は、数式です。
チェックボックスがオンの個数を求めるため、COUNTIF関数を使用します。
セル[C13]に以下のように入力します。
=COUNTIF($E$2:$E$11,TRUE)
関数の引数ダイアログボックスを表示すると、下のようになります。
範囲セル[E2]からセル[E11]までのTRUEの数を返します。
価格合計を求めるには、SUMIF関数を使用します。
セル[C13]に、以下のように入力します。
=SUMIF($E$2:$E$11,TRUE,$B$2:$B$11)
この時合計範囲は、セル[B2]からセル[B11]までにします。
チェックボックスをオンにしたり、オフにしたりして、個数と合計が変化するかを確認してください。