フラッシュフィルとは、入力されたデータの規則性をExcelが自動的に見つけて処理してくれる機能です。
Excel 2013の新機能です。
これまで、関数や区切り位置指定ウィザードで行っていた文字列の結合や抽出が、ボタン1つで可能になりました。
![[データ]タブの[フラッシュフィル]](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/flashfil0503.png)
複数のデータがあって並び方のパターンが統一されていれば、データを分離したり結合したりすることができます。
分離や結合のルールを1行のみ入力すれば、Excelがそのパターンを自動認識して処理してくれます。

フラッシュフィルにはいくつかの実行方法があります。
以下では、実際に試した例を紹介します。
3つのセルの値を接合した値を入力
E列にB列、C列、D列のセルの値を接合したい場合、セル[E2]に結合した値を入力します。
直接入力してもいいですし、セルの文字列をコピーして、貼り付けしても構いません。
表に隣接するセルで実行する必要があります。また、必ず1つの列の1つのセルを選択します。

フラッシュフィルの実行
確定した後、セル[E2]を選択した状態で[データ]タブの[データツール]グループにある[フラッシュフィル]をクリックします。
[フラッシュフィル]のポップヒントには以下のように記されています。
フラッシュフィル(Ctrl+E)
値を自動的に埋め込みます。結果として使いたいサンプルをいくつか入力したら、値を埋め込みたい列のセルをアクティブにした状態にしておきます。
![[データ]タブの[フラッシュフィル]](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/flashfil1032.png)
[フラッシュフィル]のボタンをクリックしただけで、一瞬でE列が隣のD列の最終行まで埋まります。
![[フラッシュフィル]のボタンをクリックした結果](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/flashfil3.png)
参考[フラッシュフィル]は[ホーム]タブの[編集]グループの[フィル]ボタンのメニューの中にもあります。
![[ホーム]タブの[フィル]-[フラッシュフィル]](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/1051flashfil202.png)
フラッシュフィルのショートカットキー
フラッシュフィルのショートカットキーは、[Ctrl]+[E]です。
![キーボード[Ctrl]+[E]](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2020/01/kibord-ctrl-e-e1723337878295.png)
フィルハンドルをダブルクリックしてフラッシュフィルを実行
多くの場合、先頭の 1 つのセルだけでフラッシュフィルを実行できます。
もしうまくいかない場合は、下のセルにも同じ規則で入力してからフィルハンドルをダブルクリックすると成功することがあります。
セル[E2]とセル[E3]に入力したあと、フィルハンドルをダブルクリックすると、

[オートフィルオプション]ボタンが表示されます。
クリックして[フラッシュフィル]をクリックします。
![[オートフィルオプション]の[フラッシュフィル](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/flashfil6-e1735481906489.png)
B列、C列、D列の結合された値が表示されました。

参考フラッシュフィルを実行しても一部のセルで意図しないルールで表示されることがあります。その場合は、そのセルで表示したい文字列を入力した後、再度実行すると他のセルもルールが修正され、うまく表示されることがあります。
フィルハンドルが表示されていない場合は、[Excelのオプション]の設定を確認してください。
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オートフィル機能が使用できない時は[Excelのオプション]で確認
フィルハンドルってご存知ですか?Excelのワークシートでアクティブセルの右下に現れる小さい四角の形のものです。 このフィルハンドルをドラッ ...
また、フィルハンドルのダブルクリックについては、以下の記事で解説しています。
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フィルハンドルをダブルクリックして隣接列の最終行まで一気に入力
オートフィルハンドルをダブルクリックすると、隣接する列の連続データの最終行まで一気にコピーできます。 ただし、途中に空白セルがある場合は、空 ...
フラッシュフィルオプション
入力後には[フラッシュフィルオプション]ボタンが現れます。
[フラッシュフィルオプション]をクリックした状態です。
ここで、元に戻したり、確定したりすることができます。

ステータスバーの表示
フラッシュフィルを実行すると、ステータスバーの左側に[フラッシュフィル空白セル]と[フラッシュフィルの変更されたセル]が表示されます。
フラッシュフィルの実行によって変更されたセルの数が自動で表示されます。
また、空白のセルがあれば、空白の数も表示されます。空白セルがなければ、表示されません。

もし、ステータスバーに表示されていなければ、ステータスバーで右クリックして[ステータスバーのユーザー設定]で[フラッシュフィル空白セル]と[フラッシュフィルの変更されたセル]のチェックがオンになっているかを確認してください。
![Excel2013の[ステータスバーのユーザー設定]](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/excel2013fill-003.png)
空白スペースで分けた氏名を姓と名に分割
下のように1つのセルに氏名を入力した表があります。
姓と名の間は空白スペースで分けています。

これを姓と名にセルを分ける場合もフラッシュフィルが便利です。
セル[B2]に[本田]と入力して確定した後、セル[B2]でフィルハンドルをダブルクリックして、[オートフィルオプション]で[フラッシュフィル]をクリックしています。
![[オートフィルオプション]の[フラッシュフィル]で空白で分けた氏名の姓を抜き出した表](https://hamachan.info/wp-hamachan/wp-content/uploads/2017/01/excel-flashfil51.png)
同じようにセル[C2]に[空太郎]と入力して確定した後、セル[C2]でフィルハンドルをダブルクリックして、[オートフィルオプション]で[フラッシュフィル]をクリックしています。
フラッシュフィルは、2列をまとめて行うことはできませんので、1列ずつ実行します。
![[オートフィルオプション]の[フラッシュフィル]で空白で分けた氏名の名を抜き出した表](https://hamachan.info/wp-hamachan/wp-content/uploads/2017/01/excel-flashfil52.png)
参考氏名を姓と名に分ける方法は、[区切り位置指定ウィザード]を使用する方法もあります。
フラッシュフィルが使用できないバージョンでは、以下の記事が参考になると思います。
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氏名を姓と名に分割できる[区切り位置指定ウィザード]の使い方
Excelで氏名セルを姓と名の別々のセルに分けるという作業をしなければならないことがあります。 以下に2つの表があります。 上の表の[氏名] ...
関数を使う方法は、以下の記事で解説しています。
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関数を使って氏名を[姓]と[名]に分割してふりがなを表示する方法
Excelで氏名の列を[姓]と[名]の列に分割したい場面はよくありますね。 分割方法はいくつかありますが、この記事では 関数で分割する方法と ...
セル内改行された文字列から文字を抜き出す
セル内改行されたセルの改行の位置で分割して抜き出すこともできます。
以下のようにセル内改行したセルがあります。
B列のセルに[県名]を抜き出すことができます。
![セル内改行されたセルの文字をフラッシュフィルで抜き出した表-県庁所在地のセルから[県名]を抜き出し](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/1051flashfil01.png)
ただし、フラッシュフィルは、1列のみに対して有効なので、2列を一括で分割することはできません。
セル内改行されたセルの文字を別々のセルへ分割したい場合は、1列ずつ行います。
![セル内改行されたセルの文字をフラッシュフィルで抜き出した表-県庁所在地のセルから[市]を抜き出し](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/1051flashfil02.png)
参考セル内改行については、以下の記事で解説しています。
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セルの中を2行表示にするには(セル内改行と改行の解除)
1つのセル内をどうしても2行に分けたい、つまりセル内で改行したい時がありますね。 その場合の方法です。 セル内で改行したい場合は、まずセルを ...
また、Power Queryを使用して分割することもできます。
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Power Queryで1つのセルを複数に分ける[列の分割]の使い方
1つのセルに複数のデータが混在していると、集計や並べ替えができず、データの活用が難しくなります。 いわゆるデータベースとして機能しない状態で ...
郵便番号から[-]を削除
郵便番号を[-]なしの数字だけにできるのか確認するため、セル[E2]にセル[A2]の郵便番号から数字のみを入力しました。
セル[E3]に先頭の1文字[8]を入力した時点で、以下のように最後のセルまでプレビューが表示されました。
セルに数字を入力すると、Excelのオートコンプリート機能が働き、下のセルまで自動的に候補が表示されることがあります。
必要に応じて、この機能はExcelのオプションでの設定でオフにできます。

[Enter]キーを押すと確定します。

Excelのオプションでの設定
[Excelのオプション]ダイアログボックスの[詳細設定]に[フラッシュフィルを自動的に行う]という項目があります。
オートコンプリートでのフラッシュフィルを実行したくない場合は、このチェックボックスをオフにします。
オートコンプリートとは、セルに先頭の何文字かを入力した時に、自動的に入力される機能です。
郵便番号から-を削除で解説しているような機能です。
![[Excelのオプション]ダイアログボックスの[詳細設定]-
[フラッシュフィルを自動的に行う]](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/1051flashfil203.png)
参考[Excelのオプション]ダイアログボックスを表示するには、[ファイル]タブをクリックして[オプション]をクリックしてもいいですが、
キーボードから[Alt]→[F]→[T]の順に押しても表示できます。
![キーボードから[Alt]→[F]→[T]](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/keybord-alt-f-t-e1723344407214.png)
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[Alt]または[F10]キーを使ってキーヒントを表示してリボンへアクセス
[Alt]キーや[F10]キーを使って、キー操作でタブを切り替えたり、目的のコマンドへ移動したりすることができます。 まず、[Alt]キーを ...
[パターンが見つかりませんでした]のメッセージウィンドウ
いろいろ試していると、以下のメッセージウィンドウが表示されることがあります。
これは、Excel がパターンを正しく認識できなかった場合に表示されるものです。
1つのセルでエラーが出た場合は、もう1つ下のセルまで入力するとうまくいくことがあります。
1つの列のデータは同じ規則で入力されていることが必要です。スペースや数字に半角と全角が混在していると、パターンを読み取れないようです。
また、実際、体験したことですが、書式設定済みの表ではフラッシュフィルでメッセージが表示されることがあります。その場合は、セル範囲をコピーして別シートに値のみ貼り付けするとうまくいきます。
選択範囲の周囲にあるすべてのデータを確認しましたが、値を埋め込むためのパターンが見つかりませんでした。
フラッシュフィルを使うには、結果として表示したいデータをサンプルとしていくつか入力し、フラッシュフィルを実行する列のセルをアクティブにした状態で、[フラッシュフィル]ボタンをもう一度クリックします。
![[パターンが見つかりませんでした]のメッセージウィンドウ](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2017/01/1051flashfil204-e1735483880401.png)
参考フラッシュフィルが使用できないバージョンで、文字列を結合してひとつの文字列にする方法は、以下の記事で解説しています。
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