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新規入力セルへ移動するマクロの作り方(相対参照で記録)

投稿日:2017年1月7日 更新日:

縦に長い表があって、新規入力するためにいつも下へスクロールして、入力された終わりのセルを探して、その下のセルをアクティブにして新規のデータを入力している。

そういう場合、ボタンを一回クリックして、いつも新規入力のセルへ移動できたら、効率的だと思いませんか?

こういう環境での新規入力セルへ移動するマクロの作り方です。

マクロって何だろう?って思っていらっしゃる方へ見ていただければ嬉しいです。

マクロボタンの作成

[マクロの記録]ダイアログボックスの表示

[開発]タブから[コード]グループにある[マクロの記録]をクリックします。

[開発]タブが表示されていない場合は、以下の記事を参照してください。

[開発]タブの表示とマクロのセキュリティ設定

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[マクロの記録]の[マクロ名]に[新規入力]と入力して、[OK]ボタンをクリックします。

[開発]タブの[マクロの記録]

参考[マクロの記録]コマンドは、[表示]タブの[マクロ]グループにもあります。

[表示]タブの[マクロの記録]

相対参照で記録

まず、セル[A2]をクリックします。

アクティブセルがセル[A2]になっていても、再度セル[A2]をクリックします。

次に[相対参照で記録]をクリックします。

相対参照については、ポップヒントを読んでくださいね。

[開発]タブの[相対参照で記録]

ポップヒントに記されている内容です。

相対参照で記録

マクロの記録で相対参照を使用します。

マクロは最初に選択したセルに相対参照で処理を行うように記録されます。

たとえばこのオプションをオンにして、カーソルをA3に移動するマクロをセルA1で記録した場合、このマクロをセルJ6で実行するとカーソルはJ8セルに移動されます。

このオプションをオフにしてマクロを記録した場合、このマクロをセルJ6で実行するとカーソルはA3に移動されます。

キーボードで操作

[相対参照で記録]がオンになっていることを確認して、[Ctrl]キーと[↓]キーを同時に押します。

キーボード[Ctrl]キーと[↓]キー

データの最終セルへ移動したと思います。

ここでまた[↓]キーを一回押します。

キーボード[↓]キー

参考[Ctrl ]+ [↓]は、データの最終行へ移動するショートカットキーです。

新規入力のセルは、最終行の一つ下のセルなので、[↓]を押します。

マクロの記録-ショートカットキーでセル移動

マクロの記録終了

[記録終了]ボタンをクリックします。

記録終了

マクロを記録します。

実行するコマンドが、後で再度実行できるようにマクロに保存されます。

[相対参照で記録]は再度クリックしてオフにしておきます。

[開発]タブの[記録終了]

マクロの実行

[開発]タブの[コード]グループにある[マクロ]をクリックして、[マクロ]ダイアログボックスを表示します。

[新規入力]を選択して、[実行]ボタンをクリックしてみてください。

アクティブセルがどこにあっても、新規入力のセルへ移動すると思います。

[マクロ]ダイアログボックスの[実行]ボタン

参考[表示]タブの[マクロ]グループにある[マクロ]をクリックしても[マクロ]ダイアログボックスを表示できます。

[表示]タブの[マクロ]グループにある[マクロ]

マクロの表示のショートカットキーは、[Alt]+[F8]です。

キーボード[Alt]+[F8]

マクロの編集

[マクロ]ダイアログボックスから[編集]ボタンをクリックすると、

[マクロ]ダイアログボックスの[編集]ボタン

記録したコードを見ることができます。

これがVBEです。

VBEは右上の閉じるボタンで閉じてください。

3行目に[ActiveCell.Offset(1,0).Range("A1").Select]

とありますが、ここの[Range("A1")]は、なくても同じ動作になります。

マクロの記録では、どうしてもこういう記述になるようです。

マクロの名前は、ここでは[新規入力]という名前になっていますが、ここで直接入力して変更することもできます。

記録マクロで記録したVBA

VBEの画面構成

マクロは、VBAで作成されています。VBAとは、Visual Bsic for Applicationsの略です。

VBAのコードを記述するのが、VBE(VisualBasic Editor)です。

VBEの画面構成は、以下のようになっています。

思わぬ操作でVBEの画面が変わってしまったというような場合は、[表示]メニューをクリックして表示/非表示ができます。

また、プログラムコードの意味を調べたいときは、コードの部分にカーソルを置いて[F1]キーを押すと、関連するヘルプが表示されます。

コードを修正したら、[ファイル]メニューをクリックして[終了してMicrosoft Excelへ戻る]をクリックします。

VBE画面構成

マクロボタンの作成

マクロが完成したので、ボタンに登録します。

[開発]タブの[コントロール]グループにある[挿入]から[ボタン]をクリックします。

適当な位置に(セル[F2]あたり)にドラッグしてボタンを作成します。

[開発]タブの[挿入]-[ボタン]

[マクロの登録]が開きますので、作成済みのマクロ[新規入力]を選択して[OK]ボタンをクリックします。

[マクロの登録]ダイアログボックス

下のようにマクロボタンが作成できます。

ボタンで右クリックして[テキストの編集]をクリックします。

作成したボタンのサイズやボタン名を変更する場合は、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。

ショートカットメニューの[テキストの編集]

名前を[新規入力]にします。

行数を増減して、ボタンをクリックして動作を確認してみてください。

ボタンの動作確認

参考マクロは、図形に登録することもできます。以下の記事では、図形に登録しています。

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ショートカットメニューの[コントロールの書式設定]

[コントロールの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。

[プロパティ]タブの[オブジェクトを印刷する]のチェックボックスで設定します。

[コントロールの書式設定]ダイアログボックス

マクロ有効ブックとして保存

[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューを開きます。そして、[保存と送信]タブから[ファイルの種類の変更]をクリックして[マクロ有効ブック]を選択します。

任意の名前を付けて、保存してください。

Backstageビューの[保存と送信]-[マクロ有効ブックス]を選択してファイルの保存

または、[F12]キーを押して、[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示します。

そして、[ファイルの種類]から[Excel マクロ有効ブック(*.xism)]を選択して保存しても同じです。

[名前を付けて保存]ダイアログボックス

マクロ有効ブックで保存したアイコンは下のようになります。

マクロ有効ブックのアイコン

マクロ有効ブックを開くと[セキュリティの警告]情報バーが表示される場合があります。[コンテンツの有効化]をクリックすると、使用できるようになります。

マクロはほかのブックで実行できるようにアドインにしたり、個人用マクロブックに保存することもできます。

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または、[表示]タブの[マクロ]グループにある[マクロ]をクリックします。

[マクロ]ダイアログボックスの[削除]ボタンをクリックします。

[マクロ]ダイアログボックスの[削除]

メッセージボックスが表示されますので、[はい]をクリックします。

メッセージウィンドウ

参考マクロはクイックアクセスツールバーや、リボンに登録することもできます。

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