Excel2003では、メニューバーの[グラフ]からも、グラフの編集を行うことができます。
まず、グラフを選択します。グラフを選択した状態でなければ、グラフメニューは表示されません。
- グラフの種類
- 元のデータ
- グラフのオプション
- 場所
- データの追加
- 近似曲線の追加
- 3Dグラフ
グラフの種類で3-Dグラフを選択していると、[グラフ]メニューの[3-Dグラフ]が有効になります。
上記メニューの内容について記していきます。
参考Office2007以降、リボンが登場してユーザーインターフェースは大きく変わりました。
Excel2007以降でグラフを選択すると、グラフ専用のタブが現れ、グラフに関するコマンドが使用できるようになります。以下の画像はExcel2019 バージョン2108です。
グラフの種類
[グラフ]メニューから[グラフの種類]をクリックします。
[グラフの種類]ダイアログボックスが表示されます。
[標準]タブからグラフの種類を変更することができます。
[グラフ]ツールバーの[グラフの種類]より、細かい変更が可能です。
元のデータ
[グラフ]メニューから[元のデータ]をクリックします。
[元のデータ]ダイアログボックスが表示されます。
[データ範囲]タブで元データが点滅枠線で表示されますので、グラフのデータ範囲を確認できます。
ここで元データを追加したり、変更したりできます。
以下は、合計までデータを拡張してみました。
グラフオプション
[グラフ]メニューから[グラフオプション]をクリックします。
[グラフオプション]ダイアログボックスが表示されます。
[タイトルとラベル]タブからグラフタイトルの変更ができます。
他に、[軸]、[目盛線]、[凡例]、[データラベル]、[データテーブル]タブがあります。
各タブをクリックしてみてください。
場所
[グラフ]メニューから[場所]をクリックします。
[グラフの場所]ダイアログボックスが表示されます。
ここで、新しいシート(グラフシート)に変更できます。
グラフシートにしていた場合は、オブジェクト(表と同じシート)に変更できます。
参考以下の記事の中で、データを範囲選択して[F11]を押すと、グラフは新規のグラフシートに作成されますので、ここで[オブジェクト]に変更することが可能です。
また、[Alt]+[F1]ではオブジェクトとして挿入されるので、ここで[新しいシート]に変更することができます。
このショートカットキーは、Excelのバージョンに関係なく使用できます。
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データの追加
[グラフ]メニューから[データの追加]をクリックします。
[データの追加]ダイアログボックスが表示されます。
合計のセル範囲を選択すると、[範囲]のテキストボックスにセル範囲が表示されます。
[OK]ボタンをクリックすると、データが追加されます。
セル範囲をグラフにドラッグして追加
また、データを追加する方法としては、追加したいセル範囲を選択して、グラフにドラッグする方法が簡単です。
セル範囲の枠線上をポイントすると、マウスポインタが左のような形になります。
そのときにグラフ内にドラッグします。
グラフのデータ元を拡大
あるいは、グラフを選択すると、グラフ元のセル範囲が色枠で表示されます。
右下の■をポイントすると、斜め矢印の形に変わります。
そのときに、ドラッグしてセル範囲を広げます。
この方法では、データ範囲を縮小することもできます。
Excel2007以降も同じ操作ができます。
近似曲線の追加
[グラフ]メニューから[近似曲線の追加]をクリックします。
[近似曲線の追加]ダイアログボックスが表示されます。
今後の予想をグラフに表示できます。
[A店]の2ヵ月後の予想をグラフで表してみましょう。
[種類]タブから[線形近似]をクリックして、追加対象の系列に[A店]を選択します。
[オプション]タブをクリックして、[前方補外]を[2]区間にします。
[OK]ボタンをクリックします。
A店の2ヵ月後の予想が表示されます。
参考近似曲線については、Excel2016でも解説しています。
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3Dグラフ
グラフの種類で[3-Dグラフ]を選択していると、[グラフ]メニューから[3-Dグラフ]が選択できます。
3-Dグラフの細かい設定ができます。
関連以下は、グラフ関連の記事です。参考にしてくださいね。
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