Windows XP & Office 2003 Excel 2003

グラフメニューからグラフの編集

投稿日:2017年1月9日 更新日:

Excel2003では、メニューバーの[グラフ]からも、グラフの編集を行うことができます。

まず、グラフを選択します。グラフを選択した状態でなければ、グラフメニューは表示されません。

Excel2003の[グラフ]メニュー

[グラフ]メニューには、以下の内容が表示されます。

  • グラフの種類
  • 元のデータ
  • グラフのオプション
  • 場所
  • データの追加
  • 近似曲線の追加
  • 3Dグラフ

グラフの種類で3-Dグラフを選択していると、[グラフ]メニューの[3-Dグラフ]が有効になります。

[グラフ]メニューの[3-Dグラフ]

上記メニューの内容について記していきます。

参考Office2007以降、リボンが登場してユーザーインターフェースは大きく変わりました。

Excel2007以降でグラフを選択すると、グラフ専用のタブが現れ、グラフに関するコマンドが使用できるようになります。

以下の画像はExcel2013です。

また、おすすめグラフなどのコマンドもあり、より簡単に作成できるようになっています。

Excel2013の[グラフツール]タブ

[グラフの種類]でグラフの種類を変更

[グラフ]メニューから[グラフの種類]をクリックします。

[グラフ]メニューの[グラフの種類]

[グラフの種類]ダイアログボックスが表示されます。

[標準]タブからグラフの種類を変更することができます。

[グラフ]ツールバーの[グラフの種類]より、細かい変更が可能です。

[グラフの種類]ダイアログボックス

参考Excel2013以降では、[グラフツール]-[デザイン]タブの[種類]グループにあります。

Excel2013[グラフツール]-[デザイン]タブの[グラフの種類の変更]

[グラフの種類の変更]ダイアログボックスが表示されます。

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Excel2010は、[グラフツール]-[デザイン]タブの左端にあります。

Excel2010[グラフツール]-[デザイン]タブの[グラフの種類の変更]

[元のデータ]でグラフ元データの確認と修正

[グラフ]メニューから[元のデータ]をクリックします。

[グラフ]メニューから[元のデータ]

[元のデータ]ダイアログボックスが表示されます。

[データ範囲]タブで元データが点滅枠線で表示されますので、グラフのデータ範囲を確認できます。

ここで元データを追加したり、変更したりできます。

以下は、合計までデータを拡張してみました。

[元のデータ]ダイアログボックス

参考Excel2013以降でグラフ元のデータ範囲は、[グラフツール]-[デザイン]タブの[データ]グループにある[データの選択]をクリックします。

[グラフツール]-[デザイン]タブの[データの選択]

[データソースの選択]ダイアログボックスが表示されます。

[グラフデータの範囲]のダイアログボックス拡大/縮小ボタンをクリックして、データ範囲を修正できます。

[データソースの選択]ダイアログボックス

Excel2010は、[グラフツール]-[デザイン]タブの[データ]グループにあります。

Excel2010[グラフツール]-[デザイン]タブの[データの選択]

[グラフオプション]でグラフの各要素の編集

[グラフ]メニューから[グラフオプション]をクリックします。

[グラフ]メニューの[グラフオプション]

[グラフオプション]ダイアログボックスが表示されます。

[タイトルとラベル]タブからグラフタイトルの変更ができます。

他に[軸]、[目盛線]、[凡例]、[データラベル]、[データテーブル]タブがあります。

各タブをクリックしてみて設定内容を確認してみてください。

[グラフオプション]ダイアログボックス

参考この各要素については、グラフツールバーでも変更できるものもあります。

以下の記事にも、Excel2010やExcel2013以降のコマンドの位置についても記しています。

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[場所]でグラフの配置先を変更

[グラフ]メニューから[場所]をクリックします。

[グラフ]メニューの[場所]

[グラフの場所]ダイアログボックスが表示されます。

ここで、新しいシートに変更できます。シート名は、既定で[Graph1]となっていますが、名前は変更してかまいません。

グラフシートに作成していた場合は、オブジェクトとしてデータと同じシートや別シートに変更できます。

[グラフの場所]ダイアログボックス

参考以下の記事の中で、データを範囲選択してキーボードから[F11]を押すと、グラフは新規のグラフシートに作成されますので、ここで[オブジェクト]に変更することができます。

また、[Alt]+[F1]ではオブジェクトとして挿入されるので、ここで[新しいシート]に変更することができます。

このショートカットキーは、Excelのバージョンに関係なく使用できます。

キーボードからグラフを作成するには[F11]または[Alt+F1]で

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Excel2007以降は[グラフツール]-[デザイン]タブの[場所]グループにある[グラフの場所]をクリックすると、[グラフの移動]ダイアログボックスが表示されます。

ダイアログボックスのタイトルが[グラフの場所]から[グラフの移動]に変わっています。

以下の画像は、Excel2013です。

Excel2013[グラフツール]-[デザイン]の[グラフの場所]

グラフエリアを選択した状態で右クリックすると、ショートカットメニューにも[グラフの移動]コマンドがあります。

ショートカットメニューの[グラフの移動]

[データの追加]でグラフ元データに範囲を追加

[グラフ]メニューから[データの追加]をクリックします。

[グラフ]メニューの[データの追加]

[データの追加]ダイアログボックスが表示されます。

グラフに追加したいデータ範囲を選択してください。

グラフにラベルを表示する場合は、そのラベルを含むセルも選択してください。

合計のセル範囲を選択すると、[範囲]のテキストボックスにセル範囲が表示されます。

[OK]ボタンをクリックすると、データが追加されます。

[データの追加]ダイアログボックス

セル範囲をグラフにドラッグして追加

また、データを追加する方法としては、追加したいセル範囲を選択して、グラフにドラッグする方法が簡単です。

セル範囲の枠線上をポイントすると、マウスポインタが十字形のマウスポインター左のような形になります。

そのときにグラフ内にドラッグします。

セル範囲をグラフにドラッグ

グラフのデータ元を拡大

あるいは、グラフを選択すると、グラフ元のセル範囲が色枠で表示されます。

右下の■をポイントすると、斜め矢印の形に変わります。

そのときに、ドラッグしてセル範囲を広げます。

この方法では、データ範囲を縮小することもできます。

青色枠をドラッグ

参考Excel2007以降も同じ操作ができます。以下の画像はExcel2013です。

Excel2013のグラフ範囲をドラッグで拡張

Excel2013のグラフ範囲を拡張したグラフ

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[近似曲線の追加]で予想グラフを作成

[グラフ]メニューから[近似曲線の追加]をクリックします。

[グラフ]メニューの[近似曲線の追加]

[近似曲線の追加]ダイアログボックスが表示されます。

今後の予想をグラフに表示できます。

[A店]の2ヵ月後の予想をグラフで表してみましょう。

[種類]タブから[線形近似]をクリックして、追加対象の系列に[A店]を選択します。

[近似曲線の追加]ダイアログボックスの[種類]タブ

[オプション]タブをクリックして、[前方補外]を[2]区間にします。

[OK]ボタンをクリックします。

[近似曲線の追加]ダイアログボックスの[オプション]タブ

A店の2ヵ月後の予想が表示されます。

2か月後の予想グラフ完成(近似曲線)

参考近似曲線については、Excel2016でも解説しています。

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また、Excel2016以降では、ワンクリックで傾向を予測してグラフを表示することができます。

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[3Dグラフ]で3Dグラフの詳細設定

グラフの種類で[3-Dグラフ]を選択していると、[グラフ]メニューから[3-Dグラフ]が選択できます。

[グラフ]メニューの[3-Dグラフ]

[3-Dグラフ]をクリックすると、[3-Dグラフの設定]ダイアログボックスが表示されます。

3-Dグラフの細かい設定ができます。

[3-Dグラフの設定]ダイアログボックス

参考Excel2007以降は、グラフエリアを選択した状態で右クリックして、ショートカットメニューの[3D回転]クリックします。

画像は、Excel2013です。

ショートカットメニューの[3D回転]

[グラフエリアの書式設定]作業ウィンドウの[グラフのオプション]-[効果]で設定します。または、[プロットエリアの書式設定]作業ウィンドウの[効果]で行います。

[グラフエリアの書式設定]作業ウィンドウの[グラフのオプション]-[効果]

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