グラフを作成するときは、グラフウィザードを使うと簡単に作成することができます。
4つのダイアログボックスが表示されるので、各ダイアログボックスで設定していくだけです。
グラフウィザードを表示
グラフにしたい範囲を選択します。データだけでなく、項目も含めて選択します。
下の表の場合、セル[B4]からセル[E8]を選択します。
標準ツールバーの[グラフウィザード]をクリックします。
グラフウィザードは4つの質問に答えていくだけです。
グラフウィザード-1/4-グラフの種類
[グラフウィザード-1/4-グラフの種類]ダイアログボックスが表示されます。
[グラフの種類]から、グラフの種類を選択します。
[形式]を選択します。
[サンプルを表示する]ボタンを押し続けると、でき上がりのグラフを確認することができます。
[次へ]のボタンをクリックします。
グラフウィザード-2/4-グラフの元データ
[グラフウィザード-2/4-グラフの元データ]ダイアログボックスが表示されます。
[データ範囲]を確認します。
[系列]で、基準にするのは(項目軸にするのは)表の行なのか、列なのか選択します。
系列で[列]を選択
系列で[列]を選択すると、表の縦並びの項目がグラフの項目軸になります。
系列で[行]を選択
系列で[行]を選択すると、表の横並びの項目がグラフの項目軸になります。
行と列については以下の記事を参考にしてください。
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ワークシートの行と列の覚え方
Excelのワークシートは行と列でなりたっています。 行番号は1行~65,536行までです。 列番号はA列~IV列までの256列です。 参考 ...
[系列]の行と列で悩まないでください。
わかりにくければ、[列]にチェックを入れたサンプル(ダイアログボックス内のグラフ)と、[行]にチェックを入れたサンプルで自分が表現したいグラフはどちらなのか確認してください。
グラフウィザードでは、表の行と列で項目の多いほうが項目軸に自動選択されます。同じ項目数なら、行が項目(系列)に選択されます。
[次へ]のボタンをクリックします。
グラフウィザード-3/4-グラフオプション
[グラフウィザード-3/4-グラフオプション]ダイアログボックスが表示されます。
[タイトルとラベル]タブで、グラフタイトルを入力します。
サンプルにもタイトルが表示されます。[次へ]をクリックします。
注意ウィザードで少しぐらい、間違えても気にしないでください。でき上がったあとから、いくらでも変更できますから。
グラフウィザード-4/4-グラフの作成場所
[グラフウィザード-4/4-グラフの作成場所]ダイアログボックスが表示されます。
[新しいシート]を選択すると、新しいシートに大きなグラフを作成します。
[オブジェクト]を選択すると、表と同じシートにオブジェクトとしてグラフを作成します。
▼ボタンをクリックして、ブックの中の他のシートも選択できます。
オブジェクトを選択して、[完了]ボタンをクリックします。
グラフを作成したあとでも、グラフを挿入する場所は変更することができます。
以下の記事も参考になると思います。
グラフの完成
下のように表と同じシートに標準グラフが作成されました。
グラフの大きさは、グラフの周りの■にマウスをポイントすると、マウスポインタの形が左のように変わりますのでそのときにドラッグします。
枠線上にきちんと合わせたい場合は、グラフエリアの中にマウスを置いてドラッグすると、左のような形になるので、このときに[Alt]キーを押しながらドラッグします。
グラフの削除
グラフを削除したい場合は、グラフエリアを選択した状態で[Delete]キーを押します。
また、標準グラフを簡単に作成する方法は、以下の記事を参考にしてください。
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【F11】キーまたは【Alt+F1】キーで簡単グラフ作成
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関連以下は、グラフに関する主な記事です。
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