Excel2003で、電子メールを使って簡単にワークシートを送信する方法です。
ブックを添付ファイルとして送信することもできます。
また、ブックを開かずに、送信したいブックを右クリックして、ショートカットメニューの[送る]から[メール受信者]をクリックして送る方法もあります。
参考Excel2007以降も添付ファイルとして送信することができます。
この記事の目次
[ファイル]メニューから[メールの宛先]をクリックして送信
まず、電子メールで送信したいブックを開いて、送信したいシートを表示しておきます。
[ファイル]メニューの[送信]から[メールの宛先]をクリックします。
1枚のシートだけではなく、1枚以上のワークシートにデータがある場合、以下のようなメッセージウィンドウが表示されます。
シートを1枚だけ使用している場合は、表示されません。
添付ファイルとして送信するか、現在のシートをメッセージの本文として送信するかを選択できます。
- 添付ファイルとして現在のブックを送信
- メッセージ本文として現在のシートだけを送信
ここでは、[メッセージ本文として現在のシートだけを送信]を選択して[OK]ボタンをクリックします。
[宛先]ボックスに相手のメールアドレスを入力して、[件名]も必要であれば修正します。
[このシートを送信する]ボタンをクリックします。
参考アドレス帳に登録してあるアドレスならば[宛先]をクリックするとアドレス帳が表示されますので、簡単にアドレスを入力できます。
標準ツールバーの[電子メール]ボタンをクリックしても同じです。
[添付ファイル]として送信
今度は、添付ファイルとしてブックを送信してみましょう。
[ファイル]メニューの[送信]から[メールの宛先(添付ファイル)]をクリックします。
現在のブックが添付されたメッセージウィンドウが表示されます。関連付けされているメーラーが起動します。
[宛先]ボックスにメールアドレスを入力して、[送信]ボタンをクリックします。
[件名]も修正できますし、本文にはメッセージを書き込むこともできます。
[チェック/コメント]ツールバーから送信
[チェック/コメント]ツールバーの[メールの宛先(添付ファイル)]ボタンをクリックしても、同じように送信できます。
メニューバー、ツールバーのどこでもいいですから、右クリックしてツールバー一覧を表示させます。
そして、[チェック/コメント]をクリックします。
[チェック/コメント]ツールバーが表示されますので[メールの宛先(添付ファイル)]ボタンをクリックします。
右クリックの[送る]メニューから送信
また、Excelブックを開かずに送信することもできます。
送信したいブックを右クリックして、ショートカットメニューの[送る]から[メール受信者]をクリックします。
[電子メールで送信]ウィンドウが表示されますので、[件名]と[本文]を見直して修正します。
そして、[宛先]ボックスにアドレスを入力して[送信]ボタンをクリックします。
参考WordやPowerPointなども、[ファイル]メニューからの送信は、ほぼ同じように利用できます。
また、右クリックの[送る]メニューからの送信方法は同じです。
Windows 10やWindows 11にもあります。
Wordでは、差し込み印刷機能を使って複数の人にメールを送ることができます。
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Excel2007以降で添付ファイルとして送信するには
Excel2007以降も添付ファイルとして送信することができます。
Excelで解説しますが、WordやPowerPointも同じ操作で実行できます。
Excel2007の場合
Excel2007の場合は、[Officeボタン]をクリックして[送信]をポイントして[電子メール]をクリックします。
ブックのコピーをPDF形式の添付ファイルとしてメッセージで送信します。
現在のブックが[添付ファイル]となっているメッセージウィンドウが表示されます。関連付けされているメーラーが起動します。
[件名]は、ブック名がそのまま表示されますので、必要であれば修正します。[宛先]を指定して[送信]ボタンをクリックします。
参考[送信]には、[PDF形式の添付ファイルとして電子メールで送信]と[XPS形式の添付ファイルとして電子メールを送信]というメニューもあります。
- PDF形式の添付ファイルとして電子メールで送信
このブックのコピーをPDF形式の添付ファイルとしてメッセージで送信します。 - XPS形式の添付ファイルとして電子メールを送信
このブックのコピーをXPS形式の添付ファイルとしてメッセージを送信します。
Excel2010の場合
Excel2010以降は、Backstageビューを表示して操作します。
[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューを表示します。
[保存と送信]をクリックして[電子メールで送信]から[添付ファイルとして送信]をクリックします。
このブックのコピーを電子メールに添付します
- 全員がこのブックのコピーを個別に受け取ります。
- 変更内容やフィードバックは手作業で組み込む必要があります。
現在のブックが[添付ファイル]となっているメッセージウィンドウが表示されます。関連付けされているメーラーが起動します。
[件名]は、ブック名がそのまま表示されますので、必要であれば修正します。[宛先]を指定して[送信]ボタンをクリックします。
Excel2010でもExcel2007と同じく[PDFとして送信]と[XPSとして送信]メニューがあります。
PDFとして送信
このブックのPDF版を電子メールに添付します
- ほとんどのコンピューターで、ドキュメントが同じように表示されます。
- フォント、書式、画像を維持します。
- このドキュメントの内容は簡単に変更されません。
XPSとして送信
このブックのXPS版を電子メールに添付します
- ほとんどのコンピューターで、ドキュメントが同じように表示されます。
- フォント、書式、画像を維持します。
- このドキュメントの内容は簡単に変更されません。
Excel2013以降の場合
Excel2013の場合は、[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューの[共有]をクリックします。
[電子]メールから[添付ファイルとして送信]をクリックします。
添付ファイルとして送信
校閲用のコピーを閲覧できるようになります
現在のブックが[添付ファイル]となっているメッセージウィンドウが表示されます。関連付けされているメーラーが起動します。
[件名]は、ブック名がそのまま表示されますので、必要であれば修正します。[宛先]を指定して[送信]ボタンをクリックします。
Excel2013以降も[PDFとして送信]と[XPSとして送信]があります。
PDFとして送信
- 全員がPDF形式の添付ファイルを受信します
- レイアウト、書式、フォント、画像がそのまま維持されます。
- このドキュメントの内容は簡単に変更できません
XPSとして送信
- 全員がPDF形式の添付ファイルを受信します
- レイアウト、書式、フォント、画像がそのまま維持されます。
- このドキュメントの内容は簡単に変更できません
参考Microsoft365のExcelでは、Backstageビューの[共有]をクリックすると、[共有]メッセージが表示されます。
従来と同じ方法で送信するには、[代わりにコピーを添付する]から[Excelブック]を選択します。
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