同じレイアウトの表であれば異なるシート間でも簡単に集計できます。
串刺し計算と呼ばれます。または、3D参照とも呼ばれます。
各シートの確認
1つのブックに以下の4枚のワークシートがあります。
シート名は、[北海道][山形][福岡][集計]シートとなっています。
[集計]シートに[北海道][山形][福岡]シートの同じセルの値をまとめて集計します。
[集計]シートの[合計]列には、合計を求める数式が入力されています。
参考上記のような同じ形式の表を作成する場合は、作業グループの設定を行うと効率的です。
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集計シートで範囲選択
まず、集計シートの合計を求めたい範囲を選択します。
セル[C5]から、セル[F16]を選択します。
オートSUMボタン
[標準]ツールバーの[オートSUM]ボタンをクリックします。
下のようになったと思います。
参考ショートカットキーを使うこともできます。[オートSUM]のショートカットキーは、[Alt]+[Shift]+[=]です。
一番左端のシートを選択してセルを選択
次にシート見出し[北海道]をクリックします。
集計したいセルを選択
セル[C5]をクリックします。
[Shift]キーを押したまま集計したい最後のシート見出しを選択
そして、[Shift]キーを押したまま、シート見出し[福岡]をクリックします。
数式バーの表示が変わりましたね。
オートSUMボタン
再度、[オートSUM]ボタンをクリックします。
あるいは、[Ctrl]キーと[Enter]キーを同時に押します。
[Enter]キーだけを押すと、セル[C5]のみの集計になりますので気を付けてください。
[集計]シートに[北海道]から[福岡]までの合計値が表示されました。
方向キーを押して、範囲選択を解除しておきましょう。
参考串刺し計算は、以下の記事でも解説しています。この記事以外の方法も解説しています。
Excel2007以降であれば、以下の記事のほうが分かりやすいと思います。
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