複数の同じレイアウトの表の合計は串刺し計算が便利ですが、複数のブックやシートの表で、項目の数や位置が一致しない場合でも 1つのワークシートに集計することができます。
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複数シートのデータ集計
Excelでは、異なる複数のシートの合計を簡単に求めることができます。 3つの方法を紹介します。 集計シートの合計値を求めたい範囲を選択して ...
集計元のブックとワークシート
ブック[北海道]の[北海道]シートは下のようになっています。
表は、セル[C4]からセル[G16]です。項目名は、[ビール][焼酎][日本酒][合計]です。
ブック[山形]の[山形]シートは、下のようになっています。
表は、セル[B4]からセル[F16]です。項目名は、[焼酎][日本酒][ワイン][合計]です。
ブック[福岡]の[福岡]シートは、下のようになっています。
表は、セル[A6]からセル[E18]です。項目名は、[ビール][焼酎][ワイン][合計]です。
上の3つのシートをブック[全国集計]の[全国集計]シートに集計したいと思います。
上記3つのブックを開いておきます。
集計シートの作成
[全国集計]ブックの[全国集計]シートのセル[B4]をクリックします。
統合の設定
メニューバーの[データ]をクリックして、[統合]をクリックします。
[統合の設定]ダイアログボックスが表示されます。
集計方法が[合計]になっていることを確認します。
統合元範囲の[ダイアログボックス拡大/縮小]ボタンをクリックします。
タスクバーの[北海道]をクリックして、ブック[北海道]をアクティブにします。
ブック[北海道]の[北海道]シートの表(セル[C4]からセル[G16])を範囲選択します。
再度、[ダイアログボックス拡大/縮小]ボタンをクリックして ダイアログボックスを元に戻します。
[統合の設定]ダイアログボックスの[追加]ボタンをクリックします。
[統合元]に北海道の表の範囲が表示されました。
再度、[ダイアログボックス拡大/縮小]ボタンをクリックします。
タスクバーの[山形]をクリックして、ブック[山形]をアクティブにします。
ブック[山形]の[山形]シートの表(セル[B4]からセル[F16])を範囲選択します。
再度、[ダイアログボックス拡大/縮小]ボタンをクリックして ダイアログボックスを元に戻します。
[統合の設定]ダイアログボックスの[追加]ボタンをクリックします。
[統合元]に山形の表の範囲が表示されました。
再度、[ダイアログボックス拡大/縮小]ボタンをクリックします。
タスクバーの[福岡]をクリックして、ブック[福岡]をアクティブにします。
ブック[福岡]の[福岡]シートの表(セル[A6]からセル[E18])を選択します。
再度、[ダイアログボックス拡大/縮小]ボタンをクリックして ダイアログボックスを元に戻します。
[統合の設定]ダイアログボックスの[追加]ボタンをクリックします。
[統合元]に福岡の表の範囲が表示されました。
[統合の基準]の[上端行][左端行]にチェック
[統合の基準]の[上端行][左端行]にチェックを入れて、[OK]ボタンをクリックします。
[全国集計]シートに、下のようにデータが集計されました。
参考データの統合がうまく行かない場合は、表がリストとして認識されていないということがあります。空白行や空白列がある場合もうまく行きません。
また、項目名も統一しておかないと、集計されません。
以下は、福岡ブックの[焼酎]のセルに空白セルがあったために、同じ項目名なのに統合されていません。
統合するワークシートの項目名の数と並び順が一致している場合と、異なる場合の方法を解説しています。(Excel2016)
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