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複雑な複数の条件に合う合計を求めるにはDSUM関数

投稿日:2017年1月9日 更新日:

Excelで複雑な複数の条件を満たすデータの合計値を求める時に便利な関数があります。

複数の条件に合うものを抽出する方法では、[フィルターオプションの設定]でデータを抽出しましたが、

複数の条件に合うデータを抽出する方法(別シートへの書き出しも可能)

Excelのデータ抽出の方法はいろいろありますが、ここでは[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]を使って、複数の ...

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ここでは同じデータ表と同じ条件で合計を求める関数(DSUM関数)を紹介します。

DSUM関数の[関数の引数]ダイアログボックス

検索条件の確認

検索条件は以下のとおりです。

  • 納入月日が---「2014/12/12」より前
  • 得意先名が---「りんご」という文字を含む会社
  • 商品コードが---「4」で始まるコード

データ表

検索条件の設定

ここでは、検索条件を表の上へ設定します。

検索条件の見出しは表の見出しと同じにします。

検索条件には、アスタリスクなどのワイルドカードの使用ができます。

横並びの場合はAND条件、縦並びの場合はOR条件になります。

フィルターオプションの設定時と同じですね。

参考フィルターオプションの設定については、複数の条件に合うものを抽出する方法を参照してください。

検索条件の指定

DSUM関数の設定

セル[F3]にDSUM関数を入力します。

[関数の引数]ダイアログボックスのヒントには、以下のように記されています。

データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの合計を返します。

DSUM関数の[関数の引数]ダイアログボックス

[関数の引数]ダイアログボックスの[データベース]には、リスト範囲を指定します。

[フィールド]には、合計する列の項目名のセルを指定します。

[条件]には、条件が設定されている範囲を指定します。

必ず列ラベルを含んだ範囲にします。

関数の指定範囲

結果は下のようになります。

関数の結果

検索条件の追加

検索条件を追加してみます。

検索条件を[商品コード]が「4または5で始まる」という条件に変えてみます。

[納入月日]と[得意先名]は同じにします。

  • 納入月日が---「2014/12/12」より前
  • 得意先名が---「りんご」という文字を含む会社
  • 商品コードが---「4」または「5」で始まるコード

検索条件は、下のように入力します。

検索条件の追加

DSUM関数の条件を下のように[セルA2からセルC4]に変更します。

条件の範囲を変更

結果は下のようになります。

関数の結果

SUMIFS関数も複数の条件で合計を求めることができますが、DSUM関数は、より複雑な条件で合計を求めることができます。

AND条件やOR条件が簡単に指定できます。

複数条件の合計を求めるにはSUMIFS関数

複数の検索条件の値の合計を求める関数を紹介します。 1つの条件であれば、SUMIF関数で求めることができますが、2つ以上の条件を満たす合計値 ...

続きを見る

データベース関数

データベース関数には、他に以下のようなものがあります。

(関数の挿入ダイアログボックスのヒントより)

DCOUNT関数...[データベース,フィールド,条件]データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの中で数値が入力されているセルの個数を返します。

DCOUNTA関数...[データベース,フィールド,条件]条件を満たすレコードの中の空白でないセルの個数を返します。

DAVERAGE関数...[データベース,フィールド,条件]データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの平均値を返します。

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