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郵便番号変換ウィザードアドインのインストールと設定方法

投稿日:2017年8月17日 更新日:

Excel2010用の郵便番号変換ウィザードは、Excel2013、Excel2016でもインストールして使用することができます。Excel2019でも動作確認しています。

郵便番号変換ウィザードを使用すると、郵便番号から住所の生成住所から郵便番号の生成をまとめて行うことができます。

郵便番号変換ウィザード

Excel2016で解説します。

注意ただ、Excel2016では、バージョンによっては動作しない場合があるかもしれません。

私の環境、Windows10、Office2016の現在の最新バージョン(1707 ビルド8326.2073)では動作しましたが、下位バージョンの(1705 ビルド 8201.2102)では動作しませんでした。

アドインの設定はできたのですが、郵便番号も住所も生成できない状態でした。

もし、郵便番号変換ウィザードが動作しないなどでお悩みの方は、Officeの更新プログラムのバージョンを確認して更新プログラムを最新にしてみてください。解決できるかもしれません。

Officeのバージョンの確認方法は以下の記事で解説しています。

Office(Word、Excel、PowerPointなど)のバージョンを確認する方法

Microsoft Officeも長い時間を経て、大きく様変わりしてきました。 トラブルを解決しようとするとき、あるいは、何かの操作を探すと ...

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Office2016に関しては、上記ページ内のOffice2016を参照してください。

Excelアドイン郵便番号変換ウィザードのダウンロード

以下のページを表示します。

Excel アドイン: 郵便番号変換ウィザード (Excel Zipcode 7 Japan) - CodePlex Archive(Microsoft)

注意[CodePlex アーカイブは、2021 年 7 月 1 日以降、閉鎖されます。]というメッセージが表示され後、しばらくは表示されていたのですが、現在は閉鎖されています。

IMEの郵便番号辞書を利用して、関数で郵便番号を表示することもできます。

郵便番号のセルに関数を入力

また、下記サイトで提供されている[WEBSERVICE関数]を使用すると、まとめて変換できます。使い方なども解説されています。

Excelにインターネットからデータを取り込むサイト | ExcelAPI

そして、[download archive]をクリックします。ダウンロードが開始されます。

Excel アドイン: 郵便番号変換ウィザード (Excel Zipcode 7 Japan) - CodePlex Archive

excelzipcode7japan.zipファイルがダウンロードできますが、展開しても[zipcode.xla」ファイルはありません。

以下の6個のフォルダーがあります。[releases]フォルダーを開きます。

6個のフォルダー

そして、その中にある[0]フォルダーを開くと2個のファイルがあります。以下のファイルをコピーして、[zipcode7.xla]という名前にリネームします。

コピーしてリネーム

すると、以下のアイコンと同じになります。この後の操作は同じです。

参考私の環境、Excel2019(Windows10)、Excel2016(Windows10)、Excel2010(Windows7)で動作しました。Excel2013(Windows10)では、[0]フォルダー内のもう1つのファイルをリネームしたもので動作しました。Excel2013は64bitだからかもしれません。0フォルダー内の2つのファイルは、32bit用と64bit用に分けてあるのかもしれないです。


ダウンロードフォルダー、または任意の場所に[zipcode7.xla]アドインが保存されます。(241KB)

zipcode7アドイン

ダウンロードしたアドインをコピーして、以下のフォルダーへ貼り付けします。

移動でもいいですが、念のためここではコピーして貼り付けします。

C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\Library

貼り付けようとすると、以下のメッセージウィンドウが表示されますので、[続行]をクリックします。

メッセージウィンドウ

以下のように保存されたと思います。

Libraryフォルダ

Excel2016でアドインの設定

Excel2016を起動して、[ファイル]タブをクリックして[オプション]をクリックします。

Backstageビュー

[Excelのオプション]が表示されます。[アドイン]をクリックします。

そうすると、[アクティブでないアプリケーションアドイン]の中に[郵便番号変換ウィザード]があることを確認します。

[管理]の▼ボタンをクリックして、[Excel アドイン]を選択します。

そして、[設定]ボタンをクリックします。

Excelのオプション

すると、下の[アドイン]ダイアログボックスが表示されますので、[郵便番号変換ウィザード]のチェックボックスをクリックしてオンします。

[OK]ボタンをクリックします。

アドインダイアログボックス

Excelを終了させて、再度、開きます。

[アドイン]タブが現れて、クリックすると[ウィザード]というのがあると思います。

これで完了です。

アドインタブ

ウィザードをクリックすると、[郵便番号変換]が表示されます。

これをクリックすると[郵便番号変換ウィザード]が表示されます。

郵便番号変換

郵便番号変換ウィザードの使い方

まず、郵便番号を入力したセルを範囲選択しておきます。

そして、[アドイン]タブの[郵便番号変換]をクリックします。

[郵便番号変換ウィザードステップ 1/3]では、[郵便番号から住所を生成する]を選択して[次へ]のボタンをクリックします。

郵便番号変換ウィザードステップ 1/3

[郵便番号変換ウィザードステップ 2/3]では、セル範囲を指定します。

[郵便番号データのセル範囲]には、選択していた範囲が表示されていると思います。

[住所を出力するセル範囲]には、セル[B1]からセル[B7]を指定します。

[住所を出力するセル範囲]のテキストボックス内でクリックして、セル[B1]からセル[B7]をドラッグするといいです。

[次へ]のボタンをクリックします。

郵便番号変換ウィザードステップ 2/3

[郵便番号変換ウィザードステップ 3/3]では、郵便番号変換中のエラーや警告メッセージの出力方法を指定します。

既定のまま[コメントに出力する]にして、[完了]ボタンをクリックします。

郵便番号変換ウィザードステップ 3/3

下のようになります。

変換できなかったセルには、コメントが表示されます。

郵便番号変換ウィザード:この郵便番号から住所への変換は、できませんでした。

郵便番号変換の結果

もちろん、住所から郵便番号に変換することもできます。

郵便番号変換ウィザードの使い方は、Excel2003でも解説しています。

使い方は変わっていませんので、参考になると思います。

郵便番号変換ウィザードの使い方

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参考郵便番号は、IMEの機能を使っても変換することができます。セルに日本語入力がオンの状態で郵便番号を入力して、[スペース]キーで変換することで表示できます。

IMEの郵便番号変換

Windows 10のIMEの郵便番号辞書は平成28年9月30日のデータとなっています。(2017/08/17現在)

もし、郵便番号変換ウィザードでコメントが表示されたら、IMEで表示して確認してみるといいかもしれませんね。

確認方法は以下の記事で解説しています。

IMEの郵便番号辞書の情報(いつのデータなのか)を確認するには

IMEには、郵便番号辞書が標準で組み込まれています。 とても便利ですし、重宝しています。 ですが、時々変換されないこともあって、いったいこの ...

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辞書の情報

また、納得がいかなければ、日本郵便の郵便番号データダウンロードで確認してみてください。

参考ちなみに[C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16]に保存されている[MSYUBIN7.DLL]のバージョンは、[16.0.8326.2073]になっています。

[MSYUBIN7.DLL]のバージョン

Windows10Office2013(64bit)をインストールしているPCでは、何も問題なく郵便番号変換ウィザードは動作しました。

ちなみに[zipcode7.xla]アドインは、以下の場所に保存されています。

[C:\Program Files\Microsoft Office\Office15\Library]

[C:\Program Files\Microsoft Office\Office15]に保存されている[MSYUBIN7.DLL]のバージョンは、[15.0.4569.1503]になっています。

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