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郵便番号と電話番号の簡単入力(東京都内の電話番号は超便利)

投稿日:2017年1月9日 更新日:

セルに郵便番号を入力する場合、7桁の番号を連続して入力しても、自動で3桁目の後ろに[-](ハイフン)を表示させることができます。

また、電話番号は先頭の[0]が表示されなくなりますが、これは書式を[文字列]に変更することで解決できます。

セルの書式設定の[表示形式]タブには、[電話番号(東京)]という選択肢があり、これを選択すると自動的に[(03)XXXX-XXXX]という形式になります。

Excel2010での解説ですが、ほかのバージョンでも同じ設定ができます。

セルの書式設定の[その他]

郵便番号の入力

以下のような表があって、7桁の郵便番号を連続して入力しています。

ダミーの住所録

入力し終わった後に、3桁目の後ろに[-](ハイフン)を入れるように指示があったとします。

関数を使うなど、いくつかの方法はありますが、[セルの書式設定]ダイアログボックスには、ワンクリックで表示形式を変更できる設定があります。

郵便番号を入力したセル範囲を選択します。

入力済みの郵便番号を範囲選択

[セルの書式設定]ダイアログボックスの表示

[ホーム]タブの[数値]グループにある[ダイアログボックス起動ツール]ボタンをクリックします。

[ホーム]タブの[ダイアログボックス起動ツール]ボタン

または、[ホーム]タブの[数値]グループにある[表示形式]の▼ボタンをクリックして、最後にある[その他の表示形式]をクリックします。

[ホーム]タブの[表示形式]の[その他の表示形式]

ショートカットキーは、[Ctrl]+[1]です。(テンキーの[1]は不可)

キーボード[Ctrl]+[1]

右クリックのショートカットメニューから[セルの書式設定]をクリックしても構いません。

ショートカットメニューから[セルの書式設定]

参考右クリックでの操作は、遅い場合があるかもしれません。

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[表示形式]タブの[その他]の[郵便番号]を選択

[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブを表示します。

そして、[その他]を選択して、[郵便番号]を選択します。

[サンプル]には、[-](ハイフン)が表示されていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

[セルの書式設定]の[表示形式]タブの[郵便番号]を選択

以下のように3桁目の後ろに[-](ハイフン)が表示された形式になります。

3桁目の後ろにハイフンを表示した郵便番号

あくまでも表示形式が変更されただけです。

セルを選択して、数式バーで確認するとわかります。

数式バーのセルの値

参考入力した後に表示形式を変更しても構いませんが、空白のセルを選択して先に書式設定をしていてもかまいません。

[-](ハイフン)を入力しなくても、自動で表示されます。

郵便番号は、郵便番号変換ウィザードを使用して住所から郵便番号、郵便番号から住所を自動で入力できます。

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また、郵便番号は、IMEの機能を使っても変換することができます。セルに日本語入力がオンの状態で郵便番号を入力して、[スペース]キーで変換することで表示できます。

IMEの郵便番号変換

IMEの郵便番号辞書を利用して、関数で郵便番号を表示することもできます。

郵便番号のセルに関数を入力

上記の関数については、以下で解説しています。

郵便番号と住所の表示

電話番号の入力

セルに電話番号を入力すると、先頭の[0]が消えてしまいます。

[0]を表示するためには、書式設定を[文字列]にします。

電話番号を入力するセルを範囲選択します。

電話番号を入力するセルを範囲選択

[ホーム]タブの[数値]グループにある[表示形式]の▼ボタンをクリックして、[文字列]を選択します。

既定は、[標準]になっています。

[ホーム]タブの[表示形式]から[文字列]を選択

または、どの方法でも構わないので、[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示します。

[表示形式]タブから[文字列]を選択します。

[セルの書式設定]の[表示形式]タブから[文字列]を選択

これで、先頭の[0]を表示できるようになります。

文字列は左寄せになります。

書式を文字列にした電話番号

右寄せにしたい場合は、[ホーム]タブの[配置]グループにある[文字列を右に揃える]をクリックします。

[ホーム]タブの[文字列を右に揃える]ボタン

セルの書式設定の[電話番号(東京)]を選択

東京都内の電話番号であれば、自動的に以下のような表示にすることができます。

東京の電話番号

東京の電話番号を入力したセルを範囲選択します。

電話番号を入力したセルを範囲選択

どの方法でも構わないので、[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示します。

そして、[表示形式]タブの[その他]を選択して、[電話番号(東京)]を選択します。

サンプルを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

[セルの書式設定]の[表示形式]タブの[その他]-[電話番号(東京)]を選択

以下のように表示されます。

これもあくまで表示が変わっただけです。

この表示形式も、先に書式設定をしておくと、入力するたびに自動的に変換されます。

表示形式を変更した電話番号

ユーザー定義の活用

[電話番号(東京)]のユーザー定義はどうなっているかというのは、[セルの書式設定]の[ユーザー定義]に切り替えてみるとわかります。

[<=99999999]####-####;(00) ####-####

[セルの書式設定]の[ユーザー定義]

このユーザー定義を活用して、以下のようにすると、[(3桁)3桁-4桁]の表示にできます。

[<=99999999]###-####;(000) ###-####

例えば、以下の電話番号を範囲選択して、[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示します。

東京以外の電話番号を範囲選択

[表示形式]タブの[ユーザー定義]を選択して、以下のように入力します。

[電話番号(東京)]のユーザー定義を編集するといいですね。

[セルの書式設定]の[ユーザー定義]

以下のように表示できます。

表示形式が変更された電話番号

参考電話番号を3桁-4桁-4桁で表示したい場合の方法は、以下の記事で解説しています。

[電話番号]をハイフンなしで入力できるようにユーザー定義で設定

ユーザー定義については、以下の記事でまとめています。

ユーザー定義の表示形式

以下は、Microsoftの解説です。

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